小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

涙が溢れる料理と活き活きした人々~町田再訪問編

2024年02月21日 | 議員活動
「僕は料理で涙が溢れたのは人生で初めてです。
 味はもちろん、盛り付けの美しさ、彩り、
 これだけの地元野菜をそろえる地力、
 作り手の真心が詰まっていることに感動しました!」

久しぶりに町田にやってきて、
特に印象に残っていたのが、
人生初の料理で涙を流すという経験でした。

こんなご縁を繋いでくれた秋田しづかさんに心より感謝いたします。

料理そのものも、
それに携わる人たちの雰囲気、
場の素敵さに感激してしまいました。

そんな町田の感動の物語。


■今回の議員内地出張のメインは硫黄島行政視察でしたが、
それ以外に空いた日程や休日があったので、
そこを利用してまたまた町田を訪問しました。

メインはワールドウィングスというジム訪問と、
町田市議会議員の秋田しづかさんに逢いに行くというものでしたが、
あまりに素晴らしい出逢いの連続が待っていたので、
ここに記しておこうと思います。

町田には古くから伝わる小野路という風情のある地域があり、
そこに「ヨリドコ小野路宿」という病院が運営している
訪問看護ステーション併設のコミュニティがあります。

そこで美味しい食事や竹林整備や竹細工体験など、
みんなで作る地域の心と体の拠り所となっていて、
そこの「とまりぎ」というカフェで感動の料理に出会いました。

そこで頂いた地元野菜たっぷりの食事で、
メニューは日替わりで一つだけなのですが、
その素晴らしさに冒頭の感動の言葉、涙に繋がりました。

美味しいデザートもあったのですが、
その写真は撮り忘れました(笑)。

とにかくそちらで料理している小川由紀さんの人柄も最高で、
料理から伝わる心にひたすらシビれてしまいました♡

僕自身、初対面で面識もない方の料理に、
ここまで感動したのも初めてなので、
自分自身でも心底驚いています♪
それほどに素晴しい料理だったのです♥

小野路宿ヨリドコの食事処とまりぎ、オススメです!
紹介してくれたしづかさん、
店主の小川由紀さん、本当にありがとうございました✨
かならずまた来たいと思います♡


■そのヨリドコでは奥の方で竹細工にハマっている方を紹介してもらい、
竹の素晴らしさ、竹の可能性について熱く想いを聞かせて頂きました。

4年前に竹と出逢い、その素晴らしさに魅了されたそうです。
話を聞いていて、僕もうんうん頷く言葉ばかり!!
ゆきのさん、最高過ぎます♡

僕自身も大して器用ではないのですが、
以前から竹の利用についてはとても興味がありました。

父島の漁協で働いていたころ、
漁師さんに
「俺らは退化してるんだよ。
 昔の年寄りは、カゴとか道具はみんな手作りで作ってしまう。
 今の俺らはプラスティック製を買って、使っているが、
 作ることはできない。年寄りはすげぇんだよ」
と話していた記憶があり、
本当にすごいなぁと感じています。

母島のロース記念館に島のタコノキを使った工芸品が展示されていて、
実際に今も島の方が手作りで作っています。

沖縄などでもシュロ(クバ)で様々な道具が作られていて、
何度も感動させられた記憶があります。

どうか各土地の伝統工芸というものをもっと大事にしていきたいと願うばかりです♪


■他には前からずっと訪問したかったワールドウイングスというジムを訪問してきました!
こちらは独自に開発された器具を使い、
体をメンテしながらより健全な状態にしていくというもの(だと思っています)。

かねてから島の方から、健康寿命を延ばすためにこの器具と運動を導入してほしいとリクエストがあり、
過去に何度か訪問の計画を立てていたのですが、
僕の発熱やタイミングが合わず、ようやく実現しました♪

島の方から、加齢でなかなか歩くのが不安定になって悩んでいたが、
このジムを経験したら、サクッと歩けるようになり、驚いたという話を聞いていました。

今回、こちらのジムのトレーナーの方に丁寧な説明を受けて、
しづかさんと一緒に体験をしてみました。

独特の身体を捻る動きも取り入れて、
なんと手や足を置く場所のボックスの中に、
その加減を調整する秘密の仕組みが入っているとのこと。(#^.^#)

体の固くなっている可動域が広がり、
トレーニング前には前屈で指が地面につかなかったのが、
あっさりつくようになっていて、驚きました!!
こんなにも早く効果が表れるとは!

何より、体がすっきりしていて気持ちよく、
これは今後も何度か来てみたい!と思わされました。

実際にジムでトレーニングをしている方に話を聞いてみると、
ジムに来る前はマッサージとか色々通って、
なんとか日常を暮らせるようにしていたけど、
このジムに通うようになったら、そんなのはいらなくなり、
日常もすごく動けるようになって、最高だ!とのことでした(#^.^#)

プロ野球選手のイチロー選手や、
色んなプロスポーツ選手も愛用している器具のようです。

トレーナーの加藤さん曰く、
世の中の8割くらいの人が、こうした機械を使わず、
歩いたり、走ったり、ストレッチしたり自分でやっているけれど、
こうした機械を使うことで、効率的に身体をケアできて、
より健康な状態に持って行けるのだとか。

今回は初心者向きのマシンを経験させてもらい、
90分があっという間に過ぎて行っちゃいました。

これは島にあってもいいのでは?と思わされちゃいました☆
若いスポーツ世代のトレーニング、
シニア層の健康寿命を延ばすのにとても効果を感じました!

そして、こんな素敵な事務が近所にあるしづかさんが、
羨ましくなってしまいました。

トレーナーの加藤さん、どうもありがとうございました‼



■そして、しづかさんに案内してもらったのが、
みんなの居場所「陽だまりカフェ」です。

ここのオーナーの足立さん、
僕たちが訪問した時は、
昼に行うイベントの料理の仕込みの真っ最中でした。

テキパキとナイスな太巻きを作りながら、
色んなお話をしてくれました。

ここは足立さんの自宅の1階のスペースを利用して、
福祉制度の限界を住民でカバーすべく、
徒歩圏内の人々の多世代が繋がる場として、
ご夫婦で「集いの場づくり」として挑戦している場所だそうです。

具体的には認知症の方が自分たちで調理などを行い、
軽食や飲み物を提供しつつ、みんなで集まって活き活きと過ごしているようです。
まさにコミュニティーカフェ!!

いくつになっても、認知症になっても、
生きがいや役割を持つと人は人のためにも力を発揮する、
自分の好きなこと、得意なことを生かして参加して楽しむなど、
とてもワクワクした取り組みを実践している場でした。

地域の包括の仕事もなさっている足立さん、
テキパキと料理をしながら、笑顔で色んな話をしている様、
そしてどんどん色んな人が集まってきていて、
場が本当に活き活きしていて、
島にもこういう場があったらいいなぁと思うほどでした!!


■BLG(Barrier Life Gathering)
認知症と共に生きる人が、地域社会で、仲間と一緒に、役割を持って暮らすための拠点。

そんな拠点を日本に100個作りたいと町田を拠点に前田隆行さんが2019年に、
100BLGという活動を始めたそうです。

認知症に限らずですが、人生の先輩方の生きる知恵、経験、知識というのは素晴らしく、
もっともっと地域で活かされてほしいと思ってきました。

僕自身、介護の仕事をしていても、そう思うことの連続です。
託幼老所の可能性を模索したこともありました。

今回、母島の終末期の問題を解決すべく、
悠翔会の方にお話を伺ったりしてきて、
母島に看取りができる小規模なグループホームがあればいいのになと
思っているのですが、
その中でのヒントもこの町田の陽だまりカフェで得られた気がします。

行政任せばかりではなく、
民間もコラボしてどんどん動いていければと思うのです。


■他にもごみ処理の施設や、
小野路の古民家を利用したお店や展示など、
しづかさんに色々案内していただきました。

そこで出逢う人々がみんないい笑顔で活き活きしていて、
しづかさんが関わってきている人や場の素晴らしさを感じました。

それはただ明るく楽観的なのではなく、
人生の色んな山と谷を乗り越えて得られる、
とびっきりの笑顔とスタンスなのだなとしみじみと感じる町田の出逢いでした。

僕より1年先輩の新人議員さんで、
小笠原村よりももっと大人数の自治体だし、議会も大きいです。
その中でマイノリティに苦しんでいる様子もありましたが、
どうかその庶民の素朴な目線や気持ちを代表して、
頑張ってほしいと思いました。

奇遇にもなんと同世代であることも発覚し、
なんだかこれからもお互いに切磋琢磨して、
頑張っていきたい!そう思える町田視察となりました。


どうもありがとうございました!!

中里小学校「小笠原」出前授業

2024年02月15日 | 母島 日常 日記
「絶対に小笠原に行って、ジャイアンに会いに行くよ!!」
「うお~移住してぇ!」
「三軒茶屋もいいところいっぱいあるんだよ!!」
資格今回、世田谷区三軒茶屋にある中里小学校4年生に授業をしてほしい!とリクエストを頂き、ゲストティーチャーとして昨日の午前中フルで授業を行ってきました。

2クラスで42名の生徒、2コマずつで計4時間の授業です。
4年生だけで母島小中学校全生徒の人数を超えてしまう人数。

しかも内地の都会の学校。
授業の前はどんなことになるのかドキドキでした。

担任の先生からは「割と初対面だと大人しいと思います」とのことだったので、楽しく小笠原を紹介できるか心配でしたし、
僕自身が4時間も集中力が続くか自信がありませんでしたが、
終わってみればそれは杞憂に終わりました♪

2クラスとも授業を終えてみたら、冒頭のような嬉しい言葉の連続、記念撮影の時なんていっぱい近くに絡んでくれて、
見えなくなるまで手を振ってくれて、
すごくいい時間でした☆
と同時に学校の先生のすごさを垣間見ました。

■授業の内容は小笠原の紹介(概要、自然、暮らし)、
質疑応答、
あとは気になるテーマ9パネルからみんなに選んでもらって、
輪になってフリートーク。

やっぱり海やクジラのことが気になるし、
なぜかオジサン(魚の種類)をみんな知ってるし(笑)、
ごみ問題、環境保全、ネコ問題にとても関心がありました。

僕も消防団やアイボでこれまでになんども学校で授業をしたことはあるのですが、
島の子供も三軒茶屋の子供も何ら変わりなく、
元気いっぱい、素直で好奇心旺盛なかわいい子供たちばかりでした。

最後に小笠原だからすごいんじゃなくて、
みんなの地元にもすごいところいっぱいあるでしょ?と問いかけ、
キャロットタワーや三軒茶屋の名前の由来になった茶屋が今も1件残っているなど、
子供たちが誇れる地元の宝物を教えてもらいました♪

■一方、三軒茶屋にはなんと子供嫌いの大人が複数人いて、
公園で遊んでいると怒鳴ってくる人がいるからほんと残念と嘆いていて、
こんな子供たちの声を大人はどう拾っていけるのか等、色んな問いかけにもなりました。

子供たちは先生に「卒業旅行は小笠原にしてね!!」と懇願し、
いつか小笠原に遊びに行くよ!ジャイアンに会いに行くよ!と言ってくれて、
なんだか沢山パワーを頂いちゃいました☆

こうした活動が島との交流、観光、そして議会にいい相乗効果になればいいなぁと思っています。
こんな授業の機会を与えてくださった小島さん、
どうもありがとうございました!!

まずは知ることから~小笠原でガザの映画上映会!!

2024年02月11日 | 戦争と貧困
■ガザ上映会(母島)が終了しました。
「こんなにも理不尽に人の尊厳を、
 子供の命までも失っている、
 現在進行形の状況をリアルに知って、
 溢れる想い、辛い気持ちで胸がいっぱいでした。
 ぜひ多くの人に知ってもらいたい。」
島の若きホープ、宮澤かれんが企画して実現した小笠原でのガザ映画の上映会。
冒頭が僕の感想です。
この映画を観るまでガザの現実の厳しさをよく理解していませんでした。
どんな機会からでもいいので、まずは知ることから始めなければと思いました。

主催の宮澤かれんの報告はこちら

住民の5%を集めた父島の翌日は母島での開催でした。
1/27(土)父島 3本立て 動員111人。
1/28(日)母島 2本立て 動員74人。
なんと人口比でいうなら父島を超える多くの島人が映画を観に来てくれました!

僕は大したことはできないけれど、準備や運営に関わらせてもらい、
涙が出る程嬉しい島の若者のアクションで素晴らしい学びの機会を頂きました。

かれんの呼びかけで、学校や島の中学生、卒業生なども準備や運営に関わってくれて、かれんの人徳をヒシヒシと感じました。
本当にお疲れ様でした☆

昼の部、夜の部と2回映画を観て、
ガザにも行き、今も支援、伝える活動をしてきている並木麻衣さん、
ガザに行った経験で平和実現を目標に様々な映画事業をしている関根健次さんのお話を聞いて、
本当に知らない事ばかりで、
このイベントに関わらせてもらって本当に有難かったと思いました。

12月の議会でも停戦を訴える決議に関わったし、
前々からうっすらと知ってはいましたが、
こんなにも丁寧にガザの現状とこれまでを知る機会はありませんでした。

去年11月にかれんが「ガザの事を知りたい!」を思って観た映画なのです。
映画を観て島での上映会を決意し動いた事に本当に感謝です。どうもありがとう!

■映画を観終わり、並木さんの講演を聞いて、
あまりの現実に言葉を失い、気持ちが重くなりました。

ガザが名古屋市程度の大きさと人口であること、
2007年から封鎖され、物資も人も自由に外と行き来できないこと、
200万人の人が限られた土地と物資で暮らしているので、
飢餓、貧困、病気、精神的な重圧などに悩まされている事、
ガザにある大学はすべて破壊され、小中学校も避難所になていて、子供達が学ぶ機会も奪われている事、
若者が未来に絶望し、イスラエル側に投石をして撃たれて、亡くなったり、手足を失う日々が今も続いている事、
そんな中でも3年おき位に戦争が勃発し、特に去年の10月からのハマス討伐の為の攻撃があまりにむごい事、
この3か月で2万2千人が亡くなり、そのうち5千人を超す子供が亡くなっていること…

それに向けた歴史背景も少しだけ学ぶと、
同じ夢を持ち、当たり前の日常を夢見ている人々の暮らしが
こんなにも蹂躙されている事に言葉を失いました。


■現在進行形の
ロシア・ウクライナでも、
チベット、モンゴル、ウイグルでも、
東ティモールでも、
知れば知るほど、人の愚かさ、恐ろしさが伝わって来ます。

と同時に、
どこでも同じ人間の普通の営みがあって、
戦争、ジェノサイドに巻き込まれたりしているのは
一般の市民・子供達だという辛い現実を
どうにかしていけないものかと感じさせられました。

今、自分にできる事はお金の支援や、
こうして人に伝える事だけだけれど、
もっともっと人の根源に関わるこの問題に
向き合って動いていきたいと思いました。

■僕が所属している小笠原村議会は12月の小笠原村議会定例会で、
清水良一議員からとても大切な発議があり、
全会一致で可決されました。

平和都市宣言をしている小笠原村の村議会からの平和へのメッセージです。

●パレスチナ自治区ガザにおける平和の早期実現を求める決議

「平和都市宣言をしている小笠原村は、世界中の人々が、恒久平和を誓い、
 平和を分かち合えることを願っている。
 パレスチナ自治区ガザにおける戦闘において、
 多くの人々が傷つき亡くなり犠牲となっている現状は、決して看過できるものではない。
 小笠原村議会は、平和的解決による「人道的即時停戦」のための努力を強く求める。

 以上決議する。
                           令和5年12月14日
                             小笠原村議会」

僕は村議会議員としても、イチ個人としても、
清水議員のこの提案に賛同し、調整に関わらせて頂きました。

戦争はいつも罪のない一般市民や子供達が命を落とすことに深い憤りを感じています。
あまりに悲しいニュースが日々流れてきます。

小笠原は激戦の地、硫黄島があります。
今も1万のご遺骨が眠ったままです。

父島にも母島に戦跡が残り、
大砲跡はあるし、
今も畑からは弾薬が出てきます。

もう二度と戦争なんて馬鹿な真似は
起こさせたくないと思っています。

どうか、少しでも戦争が無くなることを祈っています。


■今回、次女もガザの事を自主的に学び、積極的に関わり、
家に帰ってからもガザの事を話していました。
学校でも先生がガザの事を教えてくれていたそうです。

長女も当日、色々準備や運営を手伝ってくれて、
未来にも微かな手応えを感じました。
本当にお疲れ様でした!!

チームで支えてくれた皆さん!
映画を作ってくれた皆さん、
並木さん、関根さん、
大金額を抱えても企画、主催してくれたかれん
どうもありがとうございました!!

そして大切なのはこれからどうするか!?だと思います!

参考URL ガザ地区とは?

映画『ガザ 素顔の日常』予告編

母島のPTA活動-ホエールウォッチング

2024年02月04日 | 母島 日常 日記
今日は母島小中学校PTA校外部によるイベント、ホエールウォッチングでした♪

普段は島の子供も保護者も、
日常的に丘からいっぱい見ているザトウクジラ達。
PTAの保護者の漁師さんが船を出してくれて、
子供達は勿論、先生や保護者をホエールウォッチングに連れて行ってくれました(^_-)-☆
小笠原ならではのPTA活動だと思います(#^.^#)
本当にありがとうございます♪

子供達もクジラのその存在感を間近で感じて、
その圧倒的な様を味わえる機会があるのが
とても大切な気がするのです。

漁船が走っていて、
小学生「ねえジャイアン、この下の白いの何?」
と指を指します。
僕が「お!これクジラだよ!!真下にクジラいる!!」
小学生「へぇ~こんなに白く見えるんだねぇ」
ザトウクジラの胸ビレの裏側の白い部分が見えたのです。
漁師さんが船を止めたら、
すぐ横で大きな2頭の潮吹き(ブロウ)が。

「おおお~~~!!」とみんなの歓声。

なんと船の上までザトウクジラの歌声が聞こえてきました!

船上での子供達の鋭くもトンチンカンな会話がたまらなく愛おしい♡

夏の北極海で採餌し、
冬は小笠原や沖縄、ハワイで繁殖をするザトウクジラ達。
何千キロも回遊をするクジラ達にとって、
この地球の大きさは僕たちの感覚と同じなのだろうか?
ふとそんな疑問が湧いてきます。

北極から南極までの渡りをするキョクアジサシやハシボソミズナギドリ、
ヨットやカヌーで地球を周ったり、
飛行機で地球上で一番の速さで移動するヒトの感覚。

子供の頃に近所の行動圏が世界のすべてと感じていたけど、
大人になるとなんて小さな空間を広大に思っていた感覚、
みんなはありませんか?


■僕にとって、普段はカヌーやSUPでクジラと対峙していることが多く、
接近に気を付けてはいますが
その圧倒的な存在感にいつも身震いをしています。

こちらは木の葉の様なものだと思っています。
大自然にお邪魔している感MAXです。

しかし、こちらがクジラより大きな漁船等に乗って対峙すると、
その存在感が少し違って感じられます。
言うなれば、少し恐怖感や畏敬の念が少し薄くなっている、そんな気がするのです。

SUPだと自分自身たった一人です。
カヌーだと舵取りをする事が多いのですが、
他メンバーの命を預かっているので、緊張感の種類が全然違います。

そして、エンジン付きと違って速さも、大きさも違うので、
クジラに対する印象もだいぶ違うなと感じました。
漁船だと安心して1眼カメラを持てる点も違います。

北海道で車の中と外でヒグマと対峙するのと、
自転車に乗ってヒグマと対峙する感覚に近いのかも知れません。

より安全な側に立つと、どこか麻痺してしまう部分がある気がするというのでしょうか。
僕は野生の存在が恐ろしく感じる経験が、
僕にとってはとても大切なのだと思っています。

わざわざ身を危険にさらす必要はないのですが、
時々、大自然を感じる場に身を置いて、
自分の小ささ、力のなさを味わう、
そんな時間がとても大事なのです。

そうすることで、僕は自然に対して謙虚になれる、
大事な感覚を再確認して、アップデートできる。
そんな気がしています。

暮らしの空間からすぐにこんな事を味わえる、
母島に暮らせていることにとても感謝です!


■そしてなんと2日前の2/2、久し振りのシャチの出現のニュースが届きました!!
大好きなオルカですよ♡キラーホエールです!!
小笠原ホエールウォッチング協会の報告によると、
聟島列島嫁島の西沖、水深2000mを越える地点での目撃との事です。
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子供の頃からずっと大好きだったシャチ。
数年前に初めて生の野生のシャチをカナダのジョンストン海峡で見ることが出来ました!
全世界の海に生息するシャチは、小笠原の海にも時々出現します。
僕はまだ小笠原の海でシャチを見たことが無いので、
いつかあの高さのあるオスの背びれを小笠原の海で見かけるのが夢の一つです(#^.^#)

2016年かもうちょい前(調べてすぐでてきませんでした)にも母島でセミクジラ出現というニュースもありました。
小笠原ではあとコビレゴンドウも生きたのを見てないですし、ニタリクジラもみたいですね~
世界で言うなら、イッカク、ホッキョククジラ、ヒモハクジラ、シロナガスクジラと、
まだまだ見てみたい鯨類は沢山います♪

夢は膨らむばかりです!