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小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

母島フラオハナ2024~次女、中学生最後のフラの祭典

2024年11月09日 | フラ
■今年の11/3、学芸会の翌日は、
なんと母島のフラの祭典フラオハナでした!

特に我が家にとっては特別なオハナでした。

高校のない母島は中学を卒業すると、
子供達は島を巣立って行くのです。
次女にとって中学生最後のフラオハナだったのです。

今年は次女達、中三女子6名の卒業フラ(来春には島を出ていくメンバー)だ
ったので、見ている方もウルウルでした☆

本当に毎週毎週、オハナが近くなってからはさらに頻回に、
中3は受験生なので勉強も頑張りながら、フラも頑張っていました。
そしてそれを指導してくれる先生の皆さん、
本当にありがとうございます!!

コロナ禍でも規模を調整しながらも、
何とか卒業フラは大事にしていきたいと、
毎年ずっと続けて実施してくれています。

この日の為に演奏や歌も練習してくれているし、
色んな準備や片付け、運営をしてくれているのです♪

出番前の舞台袖で準備しているこの子たちも、
多くは来春に巣立って行くのかと思うと感慨深いのです。


■島の小さな子供から、ベテランまで多くの年齢層でフラをしている女性が多く、しっかりとした一つの文化と思います。

フラはハワイから渡ってきているものですが、
島は元々外部からの流入をMIXさせながら文化を作って行くものと思っています。
異文化ではなく、島の文化になっていると思います。

曲名は最後に書いていますが、
本当に多彩で色んな形のフラを観る事が出来ました☆
みんな美しく、華やかで、輝いていました♪

子供達のフラもリコクラス、プアクラスと別れていて、
小さい子は可愛らしいし、
高学年、中学生になると成長が見られて、素敵だなぁ、カッコイイなと思います☆
結構お母さんたちもフラをやっている場合も多く、
子供の出番に自分の出番と大忙しのフラの祭典なのです♪


「世界中の子供達が」の一場面。
みんなで手を繋いで挙げるのが、とっても素敵です♪

大人クラスになると、カッコ良さ、美しさが増して、
子供の可愛さとはまた違う魅力に溢れています。

長女の21歳の年代も一時的に2名帰って来ていて、
6年前に送り出した島の子供の成長を感じる瞬間になっています♪


■終盤のフィナーレはやはり中3女子3名によるフラで、
今年は映画フラガールのテーマ曲「虹を」でした。

素敵な青い衣装に揃えた6人が華麗に舞います。


島のみんなもこの6人が来春卒業して島を出ていく事を知っていて、
この最後の卒業フラを味わっています。
観ていて涙ぐむ人もいます。

卒業フラの前に、
教えてくれた先生に感謝の言葉、レイを贈ります。
そして踊った後に、なんと次女が代表でスピーチしていました。


当日朝に決まったらしいですが、
次女が堂々と感謝の言葉を捧げていて、
ああ、これで巣立って行くんだなぁと感慨深かったです。

家に帰って来て、
思春期真っ只中の次女に
「どう?良かったっしょ⁉」
と嬉しそうに言われて、
本当に有難い経験をさせてもらっているなぁと、
じんわり感じていました。

島の皆さんが本当にあったかい♡


そんな時、涙涙だったのですが、
不思議なもので今回は長女がカナダから一時的に母島に戻って来ているので、
また姉妹で参加するフラオハナとなりました。

来年はきっと娘はどちらも島にいないと思っています。
この瞬間は当たり前なんかではなく、
多くの人の尽力と愛と真心、
そして一期一会のご縁も繋がる、
そんな奇跡のフラオハナでした♪

今年は終盤に大人による、パーカッションと歌だけの古典フラ「カヒコ」も披露されて、
やはり静粛な雰囲気が素晴らしかったです。

僕もフラをしていた頃はカヒコが大好きでした☆

踊り手だけでなく、カメラや映像を撮ってくれる人もいて、
そういう人々にも感謝です!
家族や踊りで忙しいメンバーにとっては、
記念になったり、記録になったり、色んな宝物になります♪



素晴らしい演奏や歌も良くて、
今回は長女も何曲か歌っていたし、
親子共演の人もいたり、
色んな人達が支えているのも素晴らしかったです。

まさに「オハナ(ハワイ語で家族という意味。血縁関係のみに括らない)」だと思うのです。

毎週の様に練習をして、踊りを磨いてきた皆さん、
その踊りを教えてくれた先生の皆さん、
そして演奏や歌で支えてくれた皆さん、
準備、運営、片付けなど多くのみんなのサポートが、
このフラの祭典を支えてくれていたとしみじみ感じています。
本当にありがとうございました!!

※画像はプライバシー保護の為に圧縮しています。


★フラオハナ2024
1  大切なもの 
2 世界中の子供達が 
3 カイマナヒラ   
4 ホイイカプーナナ 
5 イアリ イ ノオエ 
6 パイナップルプリンセス  
7 グリーンローズフラ
8 ケアロハ     
9 童神        
10 カラカウアヘイノア   
11 レイハリア     
12 カヴァイレフア   
13 アイア ラ オ ペレ        
14 虹を

アンコール
15アロハ・エ・コモ・マイ 

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感動の母島フラオハナ2022

2022年11月06日 | フラ
■11/3文化の日に開催された母島フラの祭典「HULA OHANA2022」。
オハナとはハワイ語で「家族」という意味です☆

普段から毎週フラの練習に通い、その成果を発表する場なのですが、
母島にとってとても重要な意味を成すのが「卒業フラ」「お別れフラ」だと僕は思っています。

今回も中学3年生のフラは感動モノでした。
自分の長女の卒業フラでもそこまで泣かなかっただろうと思うけど、
今回の卒業フラが本当に泣けました。

彼女は他よりは遅めの小3から始めたフラ。
だけど、独特のセンスとリズムで彼女でしか表現できないものを持っていると思います。
決してぶれない自分のリズムを持っている彼女(#^.^#)

高校のない母島では、
中学卒業はそのまま巣立ちを意味しています。

自分の娘の時は、生活の傍らで、
そのタイミングをお互いに計っているので分かるのですが、
人の子の場合は、いつも見守っているのに、
何故かあっという間に感じてしまいます。

今回も「えっ?もう卒業!?」と思ってしまい、
映画フラガールのテーマ「虹へ」が流れてきた瞬間に、
涙が勝手に溢れてきました。

彼女がたったひとりで堂々とみんなと踊る時、
そして踊り終えて先生やみんなに感謝の言葉を述べる時に、
自分の中3の頃では考えられなかった広い目線で生きていることに驚かされます。

それだけに意味のある卒業フラ。
コロナ禍のイベントの行えない初年度からも、
フラの運営の皆さんの、「卒業生のフラオハナを大事にしたい」という強い想いのお陰で、
こうして実施が続いてきました。

地域の子供を見守っている立場としても、
親としても、
そのスタンスに感謝の気持ちでいっぱいです♪
本当にどうもありがとうございます☆

■フラオハナは母島のバンドのメンバーが生演奏している場合が多いのですが、
今回の終盤の卒業フラの「虹へ」の演奏も歌も素晴らしかったです☆

島出身のMちゃんが美しい高温のヴォーカルを聞かせ、
美しいアコギのバッキング、
泣きのメロディーを奏でるウクレレ。

演奏だけでも感動してしまうほどのクオリティーです(#^.^#)

いつまでもあの瞬間の踊りと表情、
美しい花飾りに旋律が余韻で残っているのです♪


■フラオハナは卒業フラ以外にも、沢山の見所があります☆
子供達の年々成長するフラも見ていて素晴らしいです。

動きはまだぎこちないものの、小さくてエネルギー満タンの小さな体は、
素晴らしく可愛いフラを魅せてくれます。
小さな子供たちはリコという名のクラスになります。

親時代は準備やモチベーションなど、
子供自身のフォローに一生懸命でしたし、
子供のステージに嬉しかったものです♪

我が娘たちも大きくなり、
その域を抜けると、
子供達のこれからの成長が楽しみになります(#^.^#)


■リコを卒業するとプアという、
ひとつお姉さんのクラスに上がります。
小学校高学年がその境目になります。

この年代になると、
踊りにも意味があることが分かり、
より楽しめる深みが増していきます。

表現力も個人差があり、見ていてとても面白いです☆

大人になってからフラを始めた人と違い、
物心ついたころから当たり前にフラをしている子供たちが
体で覚えているフラの柔軟性は
大人になってからではなかなか代えがたいものがある気がします。

子供のフラはその柔らかさに、無限の可能性を感じます(#^.^#)

次女も驚くほど気持ちよさそうにフラを踊っていました♪
長女がフラが大好きで、とても気持ちよく踊っていたのですが、
それを思い出させる次女のフラの成長ぶりでした(#^.^#)


こちらが今回のセットリストになります☆

■子供たちの出番の多い前半を越えると、大人のフラの出番が多くなります。
色んな人生を生きてきている大人は、それだけで味わいのあるフラでの表現があります。
年を重ねた意味のある表現があります☆

生きていて、色んな事がありますが、
そのすべてを微笑で包み込むフラの強さにいつも震えます。

普段島で接している表情とはまるで違う、
フラをしている人たちの表情。

手先や足運びの表現、
色んな事が心を通過していきます。

奥さんや、普段他愛もない話をしている人が、
この瞬間に言葉ではない体と表情と、踊りで表現している、それってすごく深いのです。

子供から大人まで、
沢山のフラを見ていて、
この瞬間、この場所がとても神聖な空間になっていて、
小笠原のフラっていいなぁってヒシヒシと感じていました♡


■今回は去年とカメラ機材が変わっていて、春先にポートレートの仕事を頂いた時に
オリンパスの過去のフラッグシップ機OMD EM1 markⅡになりました。

やはり暗い場面で撮ることが多いので、
顔ブレすることも多かったのですが、
今回はイメージしていた素敵なみんなの表情を撮ることが出来ました(^^♪

ブログやSNSでは顔出ししない様に画素を押さえたり、後ろ向きな構図が多いのですが、
バシッと美しくカッコよく撮れたものは、
ステキなフラを見せてもらったお礼にサークルに写真を送っています。

道端で会った時に「写真ありがとう!」「すごく素敵に撮ってくれてた♡」
と嬉しい声をかけてもらえて、素直に嬉しいです(#^.^#)
どうもありがとうございます☆


■お花が終わった後は、会場を片付けるのですが、
ダンサーたちは岸壁で打ち上げをします。

そこは色んな曲を流しながら、
思い思いにみんなが好きな曲を自由に踊るのが延々と続くのですが、
すごく気楽で楽しそうな雰囲気が漂っています(#^.^#)

もう何年も打ち上げには行ってませんが、
きっと変わらずにそんな雰囲気なんだろうと想像しています☆

次女が打ち上げを終えて、
嬉しそうな声で帰宅してきて、なんだか嬉しかったです♪

そんな感動の母島フラオハナ2022でした(#^.^#)


●母島HULA OHANA 2022 セットリスト
1  小笠原島 
2 ホイイカプーナナ    
3 カヴァイレフア    
4 グリーンローズフラ
5 大切なもの
6 カラカウアヘイノア
   🌿休憩🌿
7 イポレイモミ
8 アロハエコモマイ
9 プアリリレフア
10 レモン林
11 カワイオカレナ
12 ボニンアイランド
13 ボニンの島
14 虹を
15 Tutuki(アンコール)全員


★過去の母島フラオハナ記事

コロナ禍で無事終了!母島フラオハナ2021

長女、母島生活最後のフラオハナ2018

母島フラオハナ2017~フラを踊るということ
※最後の脇浜開催!

母島フラオハナ2016
※この年まで僕も男フラで参加してました(^^♪








コロナ禍で無事に終了!! 母島フラオハナ2021

2021年11月06日 | フラ
■11月3日。
例年だとこの文化の日、
小笠原協会の交流会や、父島の大神山神社例大祭で相撲などに盛り上がってる頃ですが、
コロナ禍で軒並み中止の中、
母島ではフラの祭典、フラオハナが実施されました。


内地での感染者が毎日50人以下の状況となり、
島内でも発生していないとはいえ、
このコロナ禍で屋外でも人を集める久々のイベントとなりました。
(2020年12月のクリスマスイベント以来かな?)

規模や体制、広報など、
運営側も本当に試行錯誤だったと思います。
無事に終えることが出来て本当に良かったです。
どうもありがとうございました♪

去年は初のコロナ禍でオハナ自体中止となり、
中3の卒業フラとして、こじんまりと船客待合所横で実施していましたが、
今回は関係者のオハナを実施したい思いと行動で
母島小中学校の中庭で実施することが出来たようです♪

うちの次女も6年生で参加することが出来ました(^_-)-☆
本当にありがとうございました!

■コロナ禍で夏は島内でもコロナ感染者が発生し、
例年に比べてなかなか練習も難しいという状況ということもあり、
曲数も規模もコンパクトにしての実施だったようです。

●母島オハナ曲順
11月3日 17時半開始

1 アオウミガメの旅(リコ)
2 世界中の子供達(リコ)
3 パーリーシェルズ(リコ)
4 グリーンローズフラ(プア)
5 丸木舟(大人)
6 カラカウアヘイノア(プア)
  休憩
7 ホイイカプーナナ(大人)
8 パイナップルプリンセス(中学生)
9 海の声(大人)
10 小さな竹の橋(大人)
11 カヴァイレフア(中3)

アンコール
12 カイマナヒラ(全員)



■フラオハナで一番のハイライトはやはり、来春卒業する中学生の卒業フラだと思います。
2018年のオハナで長女の時に僕は保護者として初体験しましたが、
本当に心に迫る瞬間でした。

長女は心底フラが大好きで、
いつもとても楽しそうに踊っていたので、卒業と思うと色んな感情がこみ上げてきます。
涙涙の卒業フラでした。

今回は二人の中学生が踊りました。
まさに島内コロナ発生ということもあり、
例年に比べて練習時間が全然作れなかったみたいですが、
めちゃくちゃ頑張って身に着けたようです。
(指導してくれる先生方、本当に有難うございます)

先生方から素敵なレイの贈りものがあり、
卒業生側からも先生にギフトを渡し、抱き合います。

地域で他の家の子供も見送る心情の母島なだけに、
感動のひと時でした♪


■小笠原のフラは戦後にハワイでフラを学んだ方が島に持ち込み、
今や多くの世代が踊る1大文化となっています。

様々な装飾がハワイと同じものが育つ亜熱帯気候なので、
無理なく文化として浸透してきた感があります。

ハワイのような精神性、宗教性は感じられませんが、
みんな楽しく日々練習し、
こうした場で発表できる、
その家族や仲間もみんなの成果を見ることが出来る、
そんな素敵なイベントになってきています。

可愛い保育園~5年生までのリコ、
成長して見ごたえのある6年生~中3のプア、
大人の迫力と美しさのマカナ、
どれもそれぞれ魅力いっぱいのフラです♪

僕自身もフラは経験ありますが、
2019年にハワイ島に行って学んだ経験からさらに深いものになりました。
その時、ハワイのネイティヴにフラを習う経験をさせてもらったのですが、
その踊りの美しさ、精神性、意味という部分に、
やはり本場の深みが幾重にも織り込まれていて、圧巻でした。

メリー・モナークという1964年から続くハワイ島最大のフラの祭典で
指導もオープニングにも踊っている指導者と家族に直接習う経験をさせてもらいました。

島のフラも、そうした深い部分に繋がっていく事があるのかなぁと考えさせられました。
現代は無宗教が主流になってきています。



■母島フラオハナは僕が母島に来た2009年頃は、
船客待合所で実施していましたが、
どんどん踊り手も増え、観客も増え、バンドも増え、
次第に脇浜で実施するようになりました。

僕も男フラで参加していた2017年フラオハナまでが脇浜開催でした。

小笠原返還50周年の2018年フラオハナ(長女の中3卒業フラ)から、
母島オハナは規模を縮小し、学校中庭で行うようになってきました。

学校中庭の最大のメリットは、
集落の中心にあり、通いが容易であること、
設営と撤収が楽ちんということがあると思います。

脇浜開催の時は風にも天候にも左右され、
音響やテント、電源の用意など搬入する機材の数は膨大です。
しかし、それだけの頑張りで作られる熱量と一体感は格別です♡

運営側の労力を考えると、
楽ちんで気楽な学校中庭の開催はとてもコスパがいいです。
部外者を快く受け入れにくいコロナ禍では重要かもしれません。

脇浜の時は青年会や他も屋台を出し、
飲食しながら楽しむお祭り感が満載でした(#^.^#)

どちらを選んでいくか、なかなか面白い考察だと思います☆

今回は元々、小規模のオハナを想定していたらしく、
音響も照明も必要最低限の用意となったそうです。

写真を撮りたい側としたら、
暗いし、動くしでぶれてばかりでなかなか難しかったです(涙)。

そんな事よりも、
まずは企画してくれて、さらに開催までこぎつけてくれた関係者の皆さんにリスペクトです!



■こんなコロナ禍で無事に開催し、終了できたのは大きな意味に繋がったと思います。
関係者の皆さん、本当にありがとうございました!!

驚くほど内地の感染者も減ってきています。
変異株が変異しすぎて自滅してきているとも言われていますが、どうなんでしょう?
これから少しずつイベントも復活するのかな?

色んな意味でワクワクしてきました♪
島の無形文化財の南洋踊りはまだ続けていますので、
これからも色んな文化を楽しんでいきたいと思います。

どうもありがとうございました!!




長女、母島生活最後のフラオハナ2018

2018年11月18日 | フラ
■11月4日、母島のフラの祭典、フラオハナ2018が挙行されました。

高校のない母島中3の長女達にとって、母島生活最後のフラオハナ。
今回は特別に感触深いものがありました。

今年は小笠原返還50周年ということで、イベントが目白押し状態で、
フラオハナ開催自体、当初から危ぶまれていました。

しかし、この中3の女子3人の卒業フラをなんとか実現させてあげたいという、
関係者の皆さんの愛溢れる調整のお蔭で実現しました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです♪

中3の最後のフラの後の先生との抱擁で胸がいっぱいになります。

■長女は小学校に入る前からフラが大好きでずっと踊って育ってきました。
踊りを見ていても、彼女がフラの事が大好きなのが伝わってきます。

中3オンリーの自由選曲では楽しいパイナップルプリンセスで楽しく踊ってました☆

その場面場面で、自分自身に、相手に、自然に捧げるフラ。

今回は自分たちを育ててくれたこの母島のすべてに向けて感謝を込めていたのではないでしょうか。

終盤に踊ったメレオハナ。

踊る前にサプライズで3人の母親からのメッセージが読み上げられ、
すっかり目を腫らした状態に。

こんなにも気持ちのこもったフラは、もう言葉になりません。


毎年毎年、この卒業フラは見送る側でもウルウルきてしまうのに、
まさかもう自分の娘の卒業フラの時期になるとは、
あまりにも意外にその時期の迫る速さに驚くばかりです。

本当にどうもありがとうございました!

踊った後はフラの先生たちとハグし合います。

ほんと有難い時間を過ごさせてもらいました!


■いつもは脇浜のステージで行われるフラオハナ。
今年は返還50周年でイベントも多く、様々な事情から学校の中庭での開催となりました。

空間は狭いですが、なかなか好きな雰囲気です♪

しかも当日は朝から雨模様。
何度も青空になるものの、リハ中も土砂降りのコンディション。

どうなるかと心配した本番は、なんと1摘も降らない奇跡♡
天候にも味方してもらえた奇跡の夜となりました♪

この日は次女も少し体調が悪かったのですが、
なんとか最後まで頑張れました!!


ハワイから父島に伝えられたフラは、
母島にも伝わります。

お蔭で母島でもフラは年齢を問わず、とても盛んです!!


僕自身も男フラをやっていました。
色々な事情があり、僕は男フラを終えることになったのですが、
フラをしてみて、色んな目線で感じ考える事が出来ました。
とても貴重な経験だったと思います。

これから島を巣立っていくフラ好きな長女は、きっと色んな場面で踊って行く事でしょう♡


今回の髪飾りは特に素敵でした♪



■学芸会翌日というとても忙しい中、
フラオハナ開催の為に沢山関わってくれた皆様、
温かく卒業して行く子供たちを見守ってくれる皆様、
素敵な演奏と歌を披露してくれたミュージシャンの皆様、
全身全霊を込めて踊ってくれたダンサーの皆さん、
本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!

1.Walking along the Beach
2.小笠原島
3.メケアロハヌイ
4.ボニンアイランズ
5.グリーンローズ
6.ホイカプーナナ
7.カラカウアヘイノア
8.父島(プアナニ)
9.丸木舟
10.イアリィ
11.パイナップルプリンセス
12.ハイビスカスの花
13.メレオハナ
14.アオウミガメの旅
15.マイロヒロヒオエ









母島フラオハナ2017~フラを踊るということ

2017年11月01日 | フラ
■先日の28日に行われた母島のフラの祭典、フラオハナ。

荒天で会場を設営し、リハまで進めていたのですが、
泣く泣く1週間後に延期したのですが、
お蔭で素晴らしい上弦の月夜の下で開催する事が出来ました!!


■オープニングは全員でTutukiを踊ってからは
可愛い子供たち(リコ・クラス)のフラから始まります。

自分の娘たちが成長してきた道をまた多くの小さな子供たちが歩んできます。
ホントに可愛い♡

次女も随分と柔らかく、自然としなやかに踊れるようになってきました♪

次は高学年~中学生のプアクラス。
長女は見てて心底フラが好きなんだなぁと思います(^_^)v

終始、笑顔で本当に気持ち良く踊ります♪
「Nちゃんのフラは見ていて、ほんとに幸せな気持ちになる♡
 上手だし、いい顔をしていたね!」
等と言ってもらえていました。
良かったね♪

島の子は子どもの頃から普通にフラを始めます。
自然とはじめて育つフラは、
大人になってはじめたフラのそれとは違い、
何とも言えない自然なしなやかさがあります。(色気はもちろん大人の勝ち!!w)

子どもの中に自然と入るフラの動き。
それはきっと彼女たちにとっても、
ごく自然で、
当たり前の宝物な気がします。


それからは大人のクラスに入ります。
今の母島の女子フラは初級、中級、上級と3クラスに分かれています!
年々、踊り手も増えていて、
フラが本当に愛されているなぁと思います♪


今年は1週間前に準備とリハ、
打ち上げのようなボブさん会(笑)をやってせいか、
みんながいい感じに肩の力が抜けていて、とてもいい表情でした♪


■そのボブ会の時に僕はみんなに聞いて回りました。

「フラをしていて、一番気持ちのいい瞬間っていつ?」

僕はフラをしていて一番気持ちのいい瞬間は、
共に踊るみんなが集中しているのが伝わってきて、
そしてそれを踊っている瞬間が一番気持ちがいいです♪

女性たちに聞いてみて、みんなの答えが全部違っていて、
とても面白かったです。

・本番で風や空気、島の自然を感じている瞬間
・本番でよしこれはキマッたって思った時
・家で練習していて、すごく集中できてノって来る時!
・気持ちがモヤモヤしているとき、家でフラを練習するととても集中できる、その時。
・今私最高と思えている時
・フラオハナの打ち上げで自由に踊っている時...etc

みんなそれぞれですが、
本当にフラが好きなんだなあと伝わってきました♡

いきなりの質問に答えてくれてありがとう(^_^)v


■男フラも前半、後半と1曲ずつ踊ったのですが、
まだお願いしていた写真も整理できていないので、
それは次回(笑)!

今年もすんごく楽しく踊れました♡


高校生も父島からきて、
素敵な踊りを見せてくれました☆

普段高校生のいない母島。
高校生の堂々とした踊りに、みんな大喝采♪
踊りながらのハプニングもきっちり対応し、見事で美しい舞いを魅せてくれました(^_^)v


今年は女子フラもカヒコという古典フラを踊り、
僕はそれがすごくカッコ良かったです!!

パーカッションと言葉だけで踊る古典フラ(カヒコ)。
現代フラと言われるアウアナにはない不思議な力強さと、神聖さがあります。
僕は踊るも見るもカヒコが大好きです♡


そして後半、春に島を離れる中3女子の踊りでは、
長女が大号泣。
その親も、周りもみんな温かい笑顔で泣いていました。

親もステージの傍らで見守り、
最後に涙で抱き合います。
ああ、母島のオハナ=家族何だなぁと感じた瞬間でした☆
来年は自分の娘の番かと思うと、
とても複雑な気持ちです。


そんなこんなであっという間に終演の時間です。
自分が出演すると、なかなかゆっくり見ることはできないのですが、
それでも子供たちの成長、
フラを続けたが故の成長をみんな感じます。

これから島を離れる子供たちを見守る複雑な気持ち…
今この瞬間を楽しみたい純粋な気持ち、
我が子のフラの成長を見守る親の気持ち、
気になるあの子の美しいフラを見守る気持ち(笑)、
みんなの色んな気持ちが交錯している空間は、
やっぱりなんだかどこか温かくて、
気持ちがいいものです♡

僕自身も今回は特に風を感じ、
月を感じ、
なんだか自然とフラが繋がってとてもいい気持ちでした。

本来は大自然の神様に祈りを捧げるフラという風俗。
僕は少しだけ踊っていて、その存在を感じれた気がします。
フラをやっていて、本当によかったと思う瞬間でした。



今回は荒天に泣かされ、
ドタバタな1週間でしたが、無事に終える事が出来て本当に良かったです♪
関係者の皆様、本当にお疲れ様でした!ありがとうございました☆


●曲リスト
1 Tutuki(全員)
2 おどろうフラOH!
3 ホイイカプーナナ
4 Ke Ao Nani
5 グリーンローズフラ
6 アゲ♂アゲ♀EVERY☆騎士★フラ
7 アフリリ
8 レイロケラニ
9 カイマナヒラ
10 Koke'e
11 パーリーシェルズ
12 ☆
13 海の声
14 アイアラオペレ
15 サワラ
16 ☆
17 カウルヴェヒオケカイ
18 南の島へ
19 プアリリレフア
20 ☆
21 風が吹く場所
22 カヴァイオカレナ
23 アオウミガメの旅(全員)
~アンコール
24 Tahiti(全員)
※☆は曲名不明!調べます!