小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ルビーローゼルの可能性♪

2018年09月21日 | ルビーローゼル
■ぼちぼちローゼル達も実りの時期を迎えてきました♪

今年は例年よりも少し遅めな印象です。

出荷は10月に入ってからかも知れません。

これはもう約10年のお付き合いになる母島ローゼル。
今年は木が低めですが、もうしっかりと実を肥大させてきています♡


■さてさて、最近特に面白いのが去年の春前に沖縄で譲ってもらったルビーローゼル。

これは赤葉で実ではなく、葉を利用する変わり者のローゼル品種です。

妻の熱心な研究により、
ジャムやお茶どころか、塩漬けにも利用できることが分かって来ました♪

お茶も香りが高く、
なんか赤シソのような存在ですね(*^_^*)

他の品種のローゼルは、
小笠原の気候では1月くらいに枯れるのですが、
このルビーローゼルは冬に葉を落とした後、また芽吹くのです!!

通年利用できるローゼルとしてにわかに期待されています(*^_^*)



■他には愛知のローゼリアン・今井さんから頂いたレッド・ローゼル、パープルローゼルも実っています♪

こちらは早生なのか、すでに収穫できる感じです。

実は小ぶりな細葉ローゼルですが、
火を通しても繊維が残らず使いやすいそうです♡

母島栽培1年目、まだまだ初期にマイマイ被害が深刻な新参者です。
これが種取りを続けることで、この土地に合って強くなるから自家採取は面白いのです♪


同時に栽培していたバリ・ローゼルはマイマイに全滅させられました。
母島ローゼルはやられても1割程度なので、その違いがなんだか興味深いですね。


■今は色々と秋の作付けで忙しい日々を送っています。


はやく帰ればこんなにも美しい夕焼けを家族と見れるのですが、
今は少し我慢して畑を頑張っています。

でも一日の最後に毎日違う美しい夕陽や夕焼けを眺めるのは至福のひと時。
もう少しでそれも楽しめる時期になるかな~


■人気の島らっきょ、島にんにくもぼちぼち植え付けの時期です。

今期は前期の種球根が多く取れたので、
ようやく自己循環が始まった感じです。

色々手探りでやっているのですが、
本来は葉っぱが枯れる7月上旬に球根を掘り上げるのがベストかな?
少し時期を間違うと台風の雨などで地中で腐ってしまうので難しい所です。

もっと安定して自家採取が出来る様になって、
もう少し多く毎年栽培できるといいなと考えています。


そんな季節の今、
母島のフィールドではカツオドリたちが次々と巣立っています♪

まだ毛色が薄く、わずかに産毛が残る若鳥を周囲で見かける事が出来ます。
彼らはこれから南へと渡り、
こちらに戻ってくるのは早くても6年後だとか。
元気で過ごすんだよ~~!!

さあ、今週末はカヌー大会!!
今年も次女とキッズ賞を狙って頑張ります♪

ルビーローゼルという存在

2018年05月26日 | ルビーローゼル
■去年から栽培を始めた沖縄品種のローゼル。
唯一、年越しして今も畑に残っているローゼルが「ルビーローゼル」です。

これは珍しい品種で、実ではなく葉を利用するローゼルです。
去年行った2月の沖縄で出逢った方に種を譲って頂きました。
ジャムやお茶に普通に利用できます♪

今までのローゼルは春に種を蒔き、
秋に収穫すると枯れていましたが、
ルビーローゼルは冬に葉を落としますが、
枯れることなく、春には新たに芽吹き、また枝を伸ばし始めました。

「沖縄と同じ亜熱帯の小笠原なら多年草よ」と言われたとおりでした!

中には実を付けている株もあり、とても異質なローゼルとして畑に存在しています。

秋しか使えなかったローゼルも、
ルビーローゼルの存在で、使える期間がかなり広くなりました!
今年はルビーローゼルを色々試してみたいですね♪

栽培はひょろっと細く高く伸びて倒れたので、
腰くらいの高さで摘芯し、
ほどいい樹形にするのがベストと思います。

数年かけてルビーローゼルの栽培方法も確立していければと思っています!



■こちらは今収穫が続いている「島らっきょ」。
時々JAに出荷しています。

沖縄の小さならっきょですが、
香り高く、旨味が最高の品種です。

葉っぱも美味しく、薬味として利用できます。
我が家は刻んで醤油につけて、ちょっとごま油を入れて、ごはんにかけると、
箸が止まらなくなります♡

先日出荷していたら、「葉っぱはいらない!」とバッサリ切られてまいました。
葉の美味しさや有効性についてもお伝えしたのですが、
食物を無駄なく全部使う、というよりは慣れたことしたいようでした。

人参も大根も葉の美味しさや栄養価の高さを知っているだけに、
このエピソードはとても悲しかったです…


■他にはトマトもちょっと栽培しています。
色んな品種のトマトの収穫もぼちぼち収穫終盤です!

左からサンマルツァーノ、中央がぷちぷよ、右がフルティカです。


サンマルツァーノは加工用のトマトで、
ケチャップやミートソースに最適なトマトです♪
自家採取でここ3年くらい続いています(*^_^*)

なかなかの存在感!



こちらはフルティカという中玉トマトの品種。
あっという間に鳥さんが突きにくるので、
割と早めに収穫します。



こちらは小指の先位のサイズのマイクロトマト。
去年のこぼれダネでいっぱい生えてくるツワモノです♪

トマトも当たり前な農薬、化学肥料、ホルモン剤を使用せず栽培しています。
が、大した量は生産していないので、
トマトの出荷は考えていません。基本、トマトは自家用なのです。


■GWにはOGASAWARA 50 COLORSというイベントがあり、
子供たちと参加してきました!



小笠原の色んな名前が付いた50種類の絵の具で、
みんなおもいおもいの絵を描きます。

選ばれた絵は、今年の返還50周年の広報に使われるそうです。


島の大人と子供の多くが参加していました♪

絵が大好きな長女が書いた作品がこれです。

島の夕陽が丘の情景を描いたそうです。
上手!!

ドラえもんとゴマちゃんしか書けない僕からすると、
異次元の巧さです(笑)。

ルビーローゼルのはじめての種取り

2017年12月26日 | ルビーローゼル
■今年はとにかく新しく来た沖縄ローゼル2種との出会いがワクワクしました♪
主に葉っぱを利用し、お茶もジャムもできるルビーローゼル

他のローゼルと違い、
小笠原の気候では多年草と言われました。
が、ちゃんと種取り時期は同じの様です。


以前にも書きましたが、
種を絶やさないために様々なアプローチで種取りをしています。

ルビーローゼルは、
鞘がしっかりしていて、
ガクとの間に隙間があまりないらしく、
水が溜まりにくい構造の様で、
畑で茶色枯れるまで待っていてもあまりカビが入らないようです。


割といい種が順調に取れました♪


母島のローゼル(左)とルビーローゼル(右)の種の大きさを比較するとこんなに違います!


同様にうちなーローゼルも種取りを行っています。

その土地で種取りを続けると、
作物自身がその土地や気候にマッチしてくると言います。
実際に僕自身もその手応えがあります。

種取りは買うよりははるかに手間も気配りもかかりますが、
作物の育ちがそれに応えてくれるのと、
種が無事に取れると何よりも嬉しいですし、
外部に依存せずに、確かな持続可能な部分なので、
とても大切にしています。


■少し前のことになりますが、
今年のハローウィンではローゼルのロシアンクッキーを作ってみました。


生地にローゼルを練りこむと
ローゼルのアントシアニンの変色があると聞いていたので、
上にたっぷりとのせて焼いてみました。


焼くのはうちの天火ちゃん。
ガスコンロの上にそのまま乗せるタイプのオーブンです。
うちには電子レンジも普通のオーブンレンジもないので、
天火は超活用しています☆


焼いた後の仕上がりはこんな感じです。
生地にはオートミールや全粒粉を入れたので、
なかなか美味しく焼けたと思います♡


■そして母島の冬はザトウクジラがやってくる季節ですが、
渡り鳥も沢山やってきます。
普段見ない鳥をみれるのだから、ワクワクするし、
小さな体で大海原をずっと渡って飛んできたかと思うと、
思わず胸がギュッとする気持ちになります。


このかわいこちゃんは「アメリカウズラシギ」。
普通にいるムナグロ達とはどこか違和感があり、
専門家や鳥好きに聞いたら、とても珍しいシギであることが分かりました。

なんだか当たりを弾いたみたいに嬉しかったです♡

ルビーローゼル収穫!!

2017年11月08日 | ルビーローゼル
■今年の2月に行った沖縄やんばるでの縁。
そこで新しいローゼルの品種に出会う事が出来ました。

今回はそのルビーローゼルの種を譲ってくれた方に連絡を取り、使い方を習いました♡
なんと葉を主に利用する品種だそうです!
どっひゃ~!!

10年間、栽培していて、葉の利用はできると聞いていて、いつかとは思っていましたが、
まさか葉を主に使うローゼルの品種があるとは驚きでした!

そりゃあ実(ガク)があんまり肥大しないわけですね(笑)。
今はガクの長さが2.5cm、幅が1.7cm位の可愛い実を付けています。

栽培の面からすると、こちらのローゼルは多年草で、
沖縄や小笠原の気候では2~3年くらいは元気にしているそうです。
これは年間を通してフレッシュローゼルを味わえる、強力な存在の登場となりました♡

種を分けて下さったMさん、本当にありがとうございます♪


■というわけで、早速そのルビーローゼルの葉茎もろもろを収穫し、
意気揚々と加工にチャレンジ!!


まずはお気軽なお茶からチャレンジです!

ハサミで急須に入るようにして、
熱湯を注ぎます。


うちの母島ローゼルに比べると、
割とゆっくりとした速度で美しい紅が広がっていきました。

そして、ルビーローゼルは香りがとても豊かです♡

早速、コップに注いで、フレッシュなルビーローゼルを味わいます。

こ、これは!
まさにローゼルの味!!
「すご~い!ローゼルだね~!」
と、子供たちとわいわい盛り上がりました(笑)。

母島のローゼルに比べると、味の濃さは若干薄いですが(分量の問題かも。今回も適当♡)、
この香りと酸味は間違いなくローゼルのそれです☆

今回はお茶にしましたが、
同様に葉でジャムも作れるとの事。
次回、挑戦したいと思います☆

こうして、急須の場合は葉はもちろん、茎や実(ガク)も関係なく入れてOKですが、
そのまま食べる利用をする場合は、茎や固い部分は取り除いて加工した方がいいそうです。

新しい楽しみが増えました♡


■ローゼルとは関係ありませんが、
いつもローゼルの収穫期は母島小中学校の学芸会の時期でもあります☆

毎年思うことですが、本当にみんなすごい頑張っていて、
人数が少ないから、みんなあんなにセリフを覚えていて、
とっても可愛くて、見ていて感動の連続でした♡

次女ちゃんは小学1・2年生の劇「おとぼけ村」のお茶屋さんで可愛く演じていました♪

彼女は学校生活でたぶん一番好きな学芸会。
毎日家で自分以外のセリフまですべて覚えるほど練習しまくっていました。
学芸会が終わった今でも家で練習しているほどです(笑)。


長女さんはニュースキャスター役で、しっかりと凛々しい役を演じ切りました。
毎年、中学生の劇はオリジナルでメッセージ性の強いものが多いです。
今回もアンドロイドもよる人の愛がテーマでした。

親的には「出番が少な目だったね」と話したら、
「私は小学生の頃にいっぱい主役をやったからね♡」と言ってました。

そうそう、杜子春やモモで立派に演じていたっけ。
他の学年の劇も、いちいち面白くて、可愛くて、ずっと目が舞台に釘漬けの一日でした。


よくぞここまでと思う程クオリティーが高かったです♪
3週間でここまで頑張った子供達、本当にお疲れ様☆

そして、その子供たちを引っ張ってきた先生方、本当にありがとうございました!
個人的には台本作りから練習~本番にかけて
子供の著しい成長を間近に見れる教員が少し羨ましいと思う1日でした♡

みんなお疲れ様!ありがとう♪

私達PTAも世界中の衣装を着て、
みんなで「風になりたい」を演じました!

今年は例年と違い、あくまで子供たちを笑顔にするためにやりたい人達が集まってやったということが良かったです♪
小さい子が走り回るほのぼのとした中、
たった2回の練習で冒頭の寸劇も含め、
素晴らしく楽しい場になったと思います。

僕は黒い布で全身を包み「シリアから来た謎の男」に扮して、
ドラムを担当しました♪

一番苦手な16分の刻みを続けるというものでしたが、
今回に向けて毎日練習したお蔭で、
苦手をなんぼか克服することができました!

本番は演奏的にテンポがはやくなってしまったり、
細かいミスは山の様にあるのですが、
とにかく演奏していて楽しかったし、
子どもも大人もみんながとても喜んでいてくれて良かったです♡

フラに誕生日に学芸会にローゼルに、
怒涛の様に日々は過ぎていきますが、
毎日楽しいです♪