小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

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小笠原村の海ゴミを処理してくれている、有明興業を訪問してきました!(ごみ処理レポ④)

2024年09月30日 | ゴミ問題
■リサイクル・クオリティ。
今回、島の海ゴミを処理してくれている有明興業さんを視察してきました!
有明興業は「リサイクルを考える」時代から、「リサイクルの品質」を選ぶ未来をテーマに、
私たちのゴミ類を処理してくれています。
東京都江東区の海岸沿いに工場があります。

海から直接、船で荷物を工場に降ろせるという立地の良さもあり、
1年で約13万トン(令和4年度実績)という想像もつかないボリュームの廃棄物を処理しているそうです。
なんと国内リサイクル率100%で処理しているとのことでした!
すごい!

主に関東一帯の資源ごみを引き受け、
八丈島にも事業所があり、
小笠原村の硫黄島からのゴミも処理してくれているそうです。
もう感謝、感激です!


■小笠原諸島からの廃棄物は令和5年度で約35トンの処理をしてもらっています。
集めたゴミは細かく破砕され、主に金属とプラスティック、その他に分けられます。

金属はマテリアルリサイクル(物から物へリサイクルされる事)され、
それ以外のプラスティック系は主にセメント製造や発電する為の熱源として、
サーマルリサイクル((廃プラスティックを固形燃料にしたり、焼却して熱エネルギーとして再利用する事)されるそうです。

特に驚いたのが、ゴミの種類によっては石炭の代わりとなる燃料のRPFに加工している工場もあることです。
(RPFとはRefuse derived paper&plastics densified Fuelの略で主にマテリアルリサイクルが困難な古紙及び廃プラスティック類を主原料とした高品位の固形燃料の事です。)

↑これが作られたRPFです

私たちはよく海岸清掃をする際に海ゴミを瓶、金属、プラ、危険物くらいに分けています。
処理工場側から注意してほしいとお願いされたのは、
火災の要因となりうるバッテリーや電池類、などは別にしてほしいとの事でした。

↑このようなバッテリー類が火災の原因となってしまうそうです。

処理をしているときに発火してしまう危険性があり、
破砕しないで分ければ、リサイクル資源として扱えるものなのだそうです。

それ以外はおおむね処理工程で仕分けできてしまうものなのだそうです。
現代の技術はすごいですね!

↑こちらが仕分けられた軽いプラスティック

■見学前の想像ではもっと無駄に、多くの廃棄物がゴミになっていると思っていたら、
まさかリサイクル率100%だとは驚きでした!(RPFはリサイクルとは言わないという考えもあります)

また江東区の一般ごみ、資源ごみも受け付けており、
ひっきりなしにトラックが出入りして、重機がフル稼働していました。
空き缶やペットボトル、瓶の処理も行っていました。
ここの処理部分は割と小笠原と似たようなものでした。

このような処理をしてくれる方々がいるから、
私たちの暮らしから出るゴミが山のように溢れていかず、
できる限り資源を無駄にしないでできているのです。

こうした視察を通して、私たちのゴミがどうなっているのかが、
初めて具体的に見えてきました!
本当にありがとうございます!
今後ともよろしくお願いします☆

有明興業プロモーションビデオ2013年版
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1 コメント

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マルテンサイト千年グローバル (鉄の道リスペクト)
2024-10-02 00:14:41
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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