小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

美しすぎる棚田 ジャティルウィ(2017バリ旅行記⑧)

2017年09月29日 | 旅行記 バリ
▪️今回のバリ旅行で一番感動した景色と言えば?
と聞かれたら、僕は迷わずジャティルウィの景色と言うでしょう。

景色ではなく、その複雑な水系の組織が世界遺産に指定されたバリのジャティルウィの棚田。
ジャティルウィはバリの中央部より北側の山岳地帯にあります。

有名なテガラランの棚田とは比較にならないほど、
広大で中心部から遠く離れているために観光客もさほど多すぎないジャティルウィ。

あのオバマ元米大統領もつい先日、観光に来ていたそうです。

残念ですが、
僕の拙い写真ではその迫力・感動の10%も伝えられません。

景色を見て感動して震えたのは本当に久しぶりだったのです。

思わず、その地で一泊することを決めてしまいました。
ここを事前に狙っていた妻の洞察力に脱帽し、
案内してくれたニョマンとアディさんに大感謝です♡

とりわけ、多くの日帰り観光客がいなくなり、
混雑する車がなくなる夕方と朝方の素晴らしさは言葉にできないほどです。

所々に作られたカカシが可愛く、
農耕用に飼われている小さな牛小屋が情緒的なのです。

少しの農業機械を見ることがありましたが、
基本的には牛と手作業で行っているようです☆

まるで日本なのではと見違える風景なのに、
大きなヤシの木やバナナが点在しているのです。


バリは赤道にも近く、3期作や3毛作が可能なので、
この広大な棚田もエリアで区切って、
順次田植えや稲刈り、代掻きなど作業をやっているようです。
だから、一気に稲刈りなどではなく、
手作業で成り立つようです。


▪️長女は連続5日のキャンプ参加だったので遠出ができたのですが、
彼女にこの風景を見せてあげたくて仕方がありませんでした。

夕方は小さなコウモリが空を飛び交い、
夜の帳が美しい広大な棚田を支配する中、
夕食を済ましました。

そして、翌朝は美しい朝焼けの中、
美しい棚田の背景にそびえ立つ大きなバトゥール山やアグン山が姿を現しました。

朝日がバトゥール山から昇ります。


谷間を覆う棚田は人工的なものなのですが、
その芸術的な美しさと、
自然の美しさは見事にマッチしていて感動的でした。


棚田を流れる水の影響か、
日中はすぐにガスってしまい、なかなか山を望むのは難しいらしいのですが、
朝日が降り注ぐ棚田の中で妻と次女とその景色の中をゆっくり散歩して、
農作業する人々に挨拶を交わして歩くというのは、
とてもありがたい体験でした。


バリの都市と違い、超郊外で山岳地帯でもあるジャティルウィは、
店の人も気さくで優しく、
次女の名前を覚えてはバナナのおかしなどを差し入れてくれたり、
可愛がってくれました。


バリ人というよりはジャワ島由来の方が多いそうですが、
棚田の作業に老若男女が参加しており、
とても雰囲気のいい場所でお気入りになりました♪

ぜひバリにお越しの際はとても遠いですが、
この美しい景色を泊まりで堪能してもらえればとおもいます。

発展ということ ~バリのゴミと交通問題(2017バリ旅行記⑦)

2017年09月15日 | 旅行記 バリ
■僕にとって人生初の発展途上国(偉そうであまり好きではない表現)を経験することになったバリ。
自分の初アジアはタイかベトナムかインドと思っていたので、
超観光地でもあるバリに行くことになった流れは不思議なものでした。

バリに半月滞在してみて、発展ということを考えさせられることが数多くありました。
それは「交通」「ゴミ問題」でした。


■バリに初めて着いた空港周辺でまず目に付いたのが、
その交通量の多さでした。
そして、その中でもバイクの多さでした。

ノーヘルに二人乗りは当たり前。
時には5人乗りという凄技を発揮している人も見かけました。
明らかに中学生以下と思われる子供が運転しているのも見かけました。
超荷物満載のバイクも!!

車の隙間はもちろん、
裏路地は多くのバイクが行き交っていました。

リドート地となった空港周辺、クタやウブドに電車や地下鉄はありません。
空港付近に海の上を走る高速道路が出来て、
空港からテンパザールに向けての渋滞が緩和されたとは言え、
リドート地は慢性的な渋滞が深刻だそうです。

ほんの数10年前までは高価な車やバイクに乗る人は少なく、
自転車や徒歩が主流だったそうです。

しかし、1日の庶民の収入が600円程度のバリにおいて、
観光業は軽く桁違いのお金が入って来ます。

ある程度貧富の差はあれど、
多くのバリの人が安価で使い勝手のいいバイクにシフトしたのは
想像に難しくありません。

道路整備やインフラが整うより
はるかに早いスピードでバリの交通事情は激変したようです。


■しかし、常に生活の主軸は神様のバリの人々。
スピードも出すし、挨拶や注意のクラクションは頻繁ですが、
根本的に相手に対して優しいと感じました。

信号も少なく、
絶対的に交通量が多い都市であっても、
割り込んだ人や人に対して、
怒るような態度をすることなく、
とても穏やかに進んでいるように見えました。
日本の都市では考えられない雰囲気です。

実際、バリでは人身事故、死亡事故も多いらしく、
住んでいるみんなが考え、
解決していくべき課題と感じました。

ちなみに無免許で警察に捕まった場合、
以前は50000ルピア(500円)程度のお金を渡せば、
見逃してもらっていたそうですが、
大統領が変わって、警察官に賄賂を渡した人も罰せられるようになり、
今は警察官への賄賂はダメになったそうです(本来、当たり前ですがw)。



■飛行機がまだ主流でなかった時代、
バリの中心地は現在のテンパザールやクタではなく、
お隣のジャワ島からの港がある北西部の港町だったそうです。

現在もその面影は残っており、
ウブドから山岳地域を越えて、
急に現れた栄えている地域を見た時は、
その歴史背景がもたらすの影響の大きさに震えたほどです。

船の時代から飛行機の時代となり、
歩きや自転車から車バイクの時代に。

バリの至る所にカラフルなバイクの燃料が売られています。

激変する交通の変化に伴い、
失ってしまったものと
得られるもの。

発展というものを求めて、
これから私たちがどこに向かっていくのか、
バリの変化は様々なものを訴えかけていました。


■そして、バリの滞在中都市でも田舎でも目に付いたのがゴミでした。
それはプラスチックゴミ。

なんとバリにプラスチックが大量に入ってきたのは、
ここ10年程度とのこと。

それまでは暮らしのほとんどが、
竹や木、葉を使ったものなので、
暮らしの中で出るゴミはそこいらへんに放っておけば土に帰りました。

また燃やしても、石油製品由来の毒性の煙は発生しませんでした。

しかし、急速に入り込んできたプラスチック製品のおかげで、
バリの周囲のゴミは土に分解されず、
ずっと残ってしまうのです。

これはウブドの中心にあるマーケットです。
多くの人とモノ、観光客で溢れた活気のある市場周辺です。

その真っ只中にはこんなゴミの山が!

比較的に新しいものに見えるので、毎日市場から出ているゴミの一部なのかもしれません。

仮に一部だとしたら、毎日すごい量のプラゴミが出ていることになります。

私たちは燃えるもの、燃えないもの、リサイクルものは当たり前に
分別することに慣れていますが、
一気に変化している渦中のバリではその分別が追いついていないのです。

一般家庭が燃やす以外に、
都市部ではゴミ回収業者もおり、
朝早く暗い時間に回収して動いているのですが、
その後はスウンという村に運ばれ、
そのまま山済みにされるそうです。
近く通ったときに悪臭が漂っていました。


これは早朝4時のウブドの市場。
昼間の観光向けの市場とはまるで違う雰囲気です!

昼間は観光向け、早朝は3時過ぎくらいから地元向けの市場になるようです。
昼間と違い、物売りの声かけは微塵もなく、
道路は片側3列のバイクの列が果てしなく続いています。

買う方も売る方も緊張感があり、
これは観光の僕があまりお邪魔しては行けない領域だと感じました。
地元のみんながその日の買い物に一生懸命なのです。

■バリで1日に平均4778㎥のゴミが回収されているそうです。
1メートル四角のゴミが4778個並んだ数が毎日運ばれ、
埋め立てでなく集積されている。
大潮の満水時にはそのゴミは波と共に海に流れている…
そんな現実が実際にあるのです。

世界的な観光地であるバリの裏の姿です。
この部分に目をつぶってはいけないと思うのです。

観光で滞在しているその時でも、
レジ袋をもらわない、ゴミを分別できるときはするなど、
できることはあります。

観光はその土地にお邪魔して楽しませてもらっている行為です。
謙虚な心を忘れずに過ごしていきたいと思います。


■小笠原に暮らしていても、毎日山盛りに出される
ゴミステーションを見ても感じることがあります。

海岸に漂着するゴミを回収して考え、
縄に絡まったクジラや、テグスに絡まった鳥をレスキューしても考え、
今日深刻化している海洋マイクロプラスティックの問題も深刻です。

便利さが持っている暗い影というものを、
まざまざと見せつけられている今日。

プラスチックが導入されて日が浅い地域では
こんなにもはっきりと変化が見て取れます。

今の先進国が行ってきた発展の形というものが、
持続可能でないことがはっきりしている今、
持続可能な環境問題を解決するリーダーを育成するというコンセプトの
娘たちが参加したグリーンスクールがバリにあるという意味が
あるような気がするのです。

しかし、バリには宗教と階級の問題があり、
ヤシの木より高い建物は建ててはいけないそうです。
(高い建物を作ると高い階級の人の上に立つことになるからNG)

そうは言ってもクタや空港近くには、
大きなホテルが乱立していますが、
そんな中でも経営者は現場に出てはいけない、
労働者はある規定の人数バリの人を雇わなければいけないなど、
色々といい意味で機能している制度もあるようです。

発展というものをダイレクトに感じて、
真の発展というものを作り上げていく時代なのだなと感じることができました☆

僕自身もゴミ問題は島に暮らしていても感じ、
対応できる問題です。
海岸に行った際に漂流ゴミを拾うことはしていますが、
それ以上にできることをもっと模索していこうと思います。

グリーンキャンプに参加してーJungle&Surf Camp編(2017バリ旅行記⑥)

2017年09月08日 | 旅行記 バリ
■次女の時と違い、人見知りも場所見知りも全くしない長女の送りは、
何一つ心配しない気軽なものでした(笑)。

いや、うるさ過ぎて人に迷惑をかけないかが一番の心配でした☆

英語が大好きで、
人が大好きで、
下手をすると火星人ともコミュニケーションが取れる自信のある長女(笑)。

日本を発つ前から、
キャンプ終了のお迎えをするまで、
何一つ、彼女に関しては心配していなかったのは、
ひとえに彼女の人柄でしょう(笑)!

送りに行ってからの5日間は、遠出して山岳地帯や西部、バトゥールにも足を延ばしていました。
そして、特に心配しないでお迎えに向かいました。

予想
・絶対別れを惜しんで泣きじゃくっている
・誰よりもパッキングが遅くて最後に残っている
・来て良かったと心底思っている
…この予想は見事にすべて的中しました(笑)!


そんな、お迎え時にはみんなで最後のミーティングをしていて、
長女は話を理解し、英語で発言していました!!
凄いな~!

■彼女の参加したキャンプは4泊5日のジャングル&サーフキャンプ。
次女同様、
ココヤシ登りや、
チョコレート作り、
泥レスリングもやったようですが、
廃タイヤによるアクセサリー作り、
その他にサーフィンやジャングル探検も盛り込んだ濃密な5日間。


しかも5日間、同じ14名の少人数で過ごす濃密な日々は
何事にも代え難い経験になったことでしょう。

長女を置いて、
私たちはバリの山岳部や西部を周っていたので、
彼女の様子は時々アップされるインスタやFacebookで覗いていました。

ずっとやりたかったサーフィンもやれて最高だったようです(*^_^*)♪

投稿された写真を見ても、
関係者に聞いても、
同じ参加者に聞いても、
本人に聞いても、
まあ、なんと楽しそうな様子でしょう(笑)。

異国の地で多国籍な中に飛び込んでも、
言葉の壁はまるでなかったかのように、
長女は圧倒的な存在感で爆発しておりました♡


最終日は仲良くなった友達と文字通り、涙涙のお別れです。
「まだ帰りたくない!」
「ずっとここに居たい!」
といいながら一人残ってパッキングをする長女。(←やっぱり!)


夜遅くまでパッキングすらせず喋りまくっていたらしい(笑)。

お迎えと帰りの玄関に西日が射しこみ、美しい光が射す中、

ようやくグリーンキャンプとのお別れの時がやってきました。

凪穂の行動がいちいち面白くて、大笑いをしながら
仲良くなった先生たちとも別れを告げて、
一路、ウブドへ向かいます。

その時の車内で長女は泣きながら私達に心からの感謝の言葉を言ってきました。
大人に言わされるでもなく、自分から言ってきた謙虚な感謝の言葉。

親としてもとても嬉しく、
ああ、このキャンプに参加させて本当に良かったと思いました♪

彼女をひとつ大きくしてくれたと同時に、
親としての私達も成長させてもらったと感じました。


■去年からニュージランドのホームステイ、
今年はバリでキャンプ。
そして日常が母島の生活。

夏休みは大した旅行もせず、
ただひたすら友達と遊んでばかりいた僕の小学校、中学校時代。
僕の中学時代には想像すらできなかったことを経験しまくっている娘たち。

長女が母島を経つ2年後、どういう進路を選ぶのでしょうか。
僕は高校に行くのがすべてとは思ってないし、
見学しなかった学校を選んでもいいと思うし、
外国の学校を選んでもいいと思うし、
無難に父島の小笠原高校を選んでもいいと思っています。
学校に行かず、働いて、旅をするのもいいと思います。
ただ、家からは巣立つことはしなければいけないと思っています。
そして自分で生きていく力を身に付けなければいけません。

その先、どうなるか分かりませんが、
彼女が色んな選択肢を自由に選べる様に、
自分らしく生きていける様に、
自分の力で生きていける様に、
私たちは親として色んな経験やきっかけを作ってやれればと思っています。

少なくとも今の長女はこのままどこに羽ばたいて行っても、
まあ大丈夫なんじゃないかと思っています(笑)。

それは、彼女の持つ、一流の生きていくセンスが輝いているからです(頭脳ではないっw)♪




グリーンキャンプに参加してー5Day kids Camp編(2017バリ旅行記⑤)

2017年09月03日 | 旅行記 バリ
■グリーンスクール主催の5日間のキャンプにそれぞれ参加した娘たち。
過去の記事にも書きましたが、
長女は終了後、泣きながら感謝の気持ちを伝えてくれるほど、いいものだったようです。
次女も終了後はまた行きたいというほどでした♪


小2の次女は5日間の日帰り「5day kids camp(小学生対象)」に参加。
中2の長女は4泊5日の「Jungle&Surf camp(中高生対象)」に参加しました。

あれから月日は経ち、子供たちの心の中に色々と消化されてきたことでしょう。
少数の日本人が参加していたとはいえ、
多くは言葉の通じない集団の中に飛び込み、
それぞれが文化も背景も違う子供たちが織り成す関係…
とっても楽しく、面白く、悔しく、最後は寂しかったでしょう。

■次女の初日はもの凄い緊張感でした。
これまでに見たこともないほど、です。

それもそのはず、
彼女は長女と違い、場所見知りに人見知りの性格。

朝から言葉は少ないし、
歩いてグリーンキャンプに行くときは足取りも重く、表情も固いままでした。

受付を済まして、集団の中に入っても誰とも会話することなく、
表情を強張らせたままでした。
姉が近づき、おせっかいをやくと泣き出しそうな始末…

「大丈夫だろうか…!?」

親としてもものすごく心配した初日でした。

美しい花に彩られた玄関を後にします。

送りの9時から迎えの16時まで、こんなに娘を心配したのは久々です。
明日から行きたくないとごねるかも…
泣きながら辛かったと叫ぶかも…

様々な心配が脳裏をかすめます。


■そんな中、日中の用事を済まし、いざ迎えに行くと…
すんごい笑顔で他の子と遊んでるぢゃあありませんか(笑)!

なんと日本語の通じるお友達を数人発見し、
仲良しになったようでした。

やれやれ、親の心配は杞憂だったようです。
子どもの可能性はやっぱりすごいようです♪
早速「はやく明日にならないかな~♡」という始末(笑)。
ああ、良かった(*^_^*)

小2の次女にとっては日帰りでも異国の地で多国籍な集団に入るだけで超冒険です!
日本人同士でも、仲良しが出来て乗り切れるのであればそれで良かったと思えました♡

初日のお土産に素敵な食べ物を持って帰って来ました♪


中身はもち米で炊かれた美味しいおにぎりみたいなもの♪☆


そして、ココヤシの葉で可愛いお魚のおもちゃを作ってきたのです!

このお魚をぶらぶらさせながら、
宿までいい顔して歩いて帰りました♡


数日経てば、初日の緊張はどこへやら、
朝の送り後は大好きな先生と手を繋いでさっさと行ってしまいます(笑)。

初日からヤシの木クライミングに始まり、
自分たちでボートを作り、ラフティングをしたり、
草木染めで素敵な布バックを作って来たり…

色んなことを毎日体験して帰ってきます☆


自然素材でドリームキャッチャーを作ってきた日もありました。


近くのワルン(小さな食堂)で食事をしていたら、周囲の散歩で出逢うなんて日もありました☆


泥レスリングをして泥だらけで帰って来るなんて日もありました♡


その日はグリーンスクールの生徒村に泊まっていたのでちらっと覗き見することもできました♪

最終日はいつもの宿からでなく、
生徒村から歩いてグリーンスクールの中を通り、グリーンキャンプへ。


思いっきり頑張ったキャンプの最終日はちょっぴり発熱して心配でしたが、
ラストはカカオから作るチョコレート作り!

なんとか最後まで頑張りました!


仲良くなったお友達と連絡を交換し、別れます。


■長女の5泊の泊まりキャンプと違い、
毎日帰って来て逢えるので、
その日の様子を直接聞くことが出来てそれはそれで良かったです♪

最終的にはあんなに緊張していたのに、
終わってみればまた行きたいとまで言う結果となりました♡


グリーンスクールから歩いて通える安宿にはプールがあり、
毎日帰ってきたら飛び込んで日が暮れるまで遊んでいました☆
一緒にキャンプに子供を通わせていたフランスの家族もいて、
子ども同士、言葉は通じなくとも、随分と仲良しになっていました♪(お互い、英語が得意でない)

そして長女も次女もキャンプを終えて、急にゴミの行く末やゴミの分別について興味を示すようになりました。
バリのゴミ問題については後日、記事に書こうと思ってますが、
こうしたキャンプを経て、人間が及ぼすごみの影響に関心持ってもらえるのはとても嬉しいことです。


キャンプ中の食事はこのように自分たちの圃場で採れる野菜を中心に、
ほとんどゴミの出ないオーガニックなベジタリアンな食事だったようです。

近くの食堂ではスタッフと話すこともできて、
とても勇ましく、頼もしい意気込みで語ってくれて、
すごく参加させて安心できるものでした。

本当にありがとうございました!







旅先の達成感 ~トイレと食べ方(2017バリ旅行記④)

2017年08月28日 | 旅行記 バリ
■別の土地を旅してる際、達成して嬉しかったことってありませんか?
無事に目的地に辿り着いたとき、
今日の宿が見つかったとき、
現地の人と仲良くなったとき、
無事に自宅に帰ってこれたとき…
人それぞれ、あると思います。

僕は現地の人と同じ土地で、同じような習慣で過ごせた時に
とても嬉しく思う瞬間があります。

今回のバリ旅行で、
僕はとってのそれが「トイレ」と「食事」でした。

※ちなみに掲載に値する綺麗なトイレのみ載せています(笑)☆

■インドネシアのバリのトイレ。
空港やリゾート地は普通の様式のトイレで、
そのほとんどにトイレットペーパーがあり、日本と変わらない使い方で用を足せます。
紙は近くのゴミ箱へという場合もありました。

しかし、不思議なシャワーホースが付いていました。
僕はそれは初め、掃除用なのかなぁと思っていました。

こちらはグリーンスクールの生徒村のエコトイレ。

用を足した後は水洗ではなく、おがくずを数回かけておしまいです。
紙は近くのくずかごへ。

しかし、バリの田舎に行くにつれて
トイレの様子が少しずつ変わってきて、
和式の様にしゃがんで用を足す形になり。
※ちなみに用を足すときの姿勢は日本と逆で、壁に背を向けます。


しまいにはなんとトイレットペーパーそのものがなくなり、
代わりに便器横に貯水層と手桶が置かれる様になってきました!

要はバリをはじめ、インドネシアではトイレで紙を使わず、
水と手でお尻を洗うのです!
そして、その後は拭くことなく、
そのまま下着やズボンを履いて、自然乾燥するのです。

バリのどのトイレにもある小さなシャワーはお尻を洗うためだったのです!
シャワーがない場合は必ず貯水槽がありました。

そう言えば、バリのトイレでは使う前から便座がびっしょりなことが多くありました。
これもその為だったのです!!


■紙でお尻を拭くことに慣れている国の人は、
水で洗ってそのまま下着を履くことに抵抗がある人がほとんどらしいです。

逆に水洗いする国の人は、紙で拭くととても清潔に思えないらしく、
とてももどかしいと聞きます。
インドネシアやインドで左手を「不浄の手」として、
食事や握手に使わないのはそのためだそうです。

僕自身も例外でなく、
水洗い、さらにそのままで自然乾燥に抵抗がありました。
しかし、これはいつか挑戦しなければと思ってもいました(笑)。

旅の前半は紙を使い、日本と変わらないやり方を続けていました。
後半バリのど田舎を旅するようになり、
紙すらないトイレが頻繁になり、
ついに挑戦してみました。

すると、どうでしょう‼︎?
意外に気持ち良く、
そしてとても達成感があり、なんだかすごく嬉しかったのです!

どうしてもっとはやく挑戦しなかったのだろうと思うほど、
快感になってしまいました(笑)。

手で洗うのも本当に綺麗になった気がしたし、
洗った後の自然乾燥も僕は気になりませんでした。
現地の食事も便の硬さに関係していて、
洗いやすかったというのもあるかも知れません。

挑戦してみようと思っている方、
ぜひオススメです♪


■もうひとつは現地の食事でのこと。

僕は旅の時、なるべくその土地の人が普通に食べているものを
その土地の人と同じ食べている方法で食べるようにしています。

今回は「手で食べる」ということに初挑戦してみました。

バリの場合、そのほとんでスプーンやフォークが添えられてきます。
しかし、現地の人は未だに手で食べる習慣の人が残っているそうです。

沖縄から我が家と同じくグリーンキャンプに子供を参加させていた
Hさんの勧めもあり、
これも挑戦してみることにしました。
(子供達は元々実践していましたがw)

なるほど。
スプーンに比べて、一回に口に運べる量が少なくなりました。
そしてなんだか気持ち良く、
とても満足する丁寧に食べれてことができました♪
お皿を綺麗に平らげることができました☆

しかし、注意があります!
辛い香辛料料理が多いバリ料理、
手で食べた後にトイレで苦しい思いをする場合があります(笑)♪

ちなみに今回のバリ旅行、
現地のワルン(小さな現地人向けの食堂)や氷を経験しましたが、
家族4人、誰一人お腹を壊しませんでした(笑)。


■以前、高校時の担任の恩師が話してくれたことがあります。
それはその先生自身がカナダの大きな川をカヤックで下って旅していた時のこと。

川を下って一週間ごとに集落があったそうです。
その集落で現地の人はアザラシの油(シールオイル)の料理や、
カリブーの料理を出される場合が多いそうです。

それらはとても強い匂いを放っていて、
正直、かなり辛いものがあったそうです。

しかし、それを頑張って食べると、
現地の人はとても喜び、その後とても仲良くなれたというのです。

やはり、自分たちと同じものを受け入れてくれたという安堵感なのでしょう。
僕が島の郷土料理、アオウミガメの料理を食べてもらえると嬉しいように、
その土地の食事と人というのは密接に関係していると思うのです。

こんなエピソードがあります。
その先生がカナダの旅の途中、深刻な体調不良に見舞われた時、
現地の人はボウルいっぱいのアザラシの油の塊(シールオイル)を持ってきたそうです。

正常な時であれば絶対食べきれるものではない、
強い匂いを放つシールオイル。

しかし、その時はものすごく美味しいものに見えらたしく、
一口食べて、ものすごく美味しく感じて、
一気に食べ終えてしまったというのです。

そして、その後、体調は一気に回復したそうです。

現地の人がその風土の中で生み出した、
様々な生活の知恵。

僕はその知恵にたまらなく惹かれていることに、
気付かされました☆

手作りの地図(2017バリ旅行記③)

2017年08月26日 | 旅行記 バリ
▪️ここに大きな紙に書かれた地図があります。
茶色いキャンバスに、細かく描かれた手書きの地図。

これは今回バリに家族旅行する際に、
母島の友人が手渡してくれた手作りの「ウブド地図」なのです。

友人はバリの文化や芸術の中心地でもあるウブドに長期滞在した経験があり、
インターネットやガイド本の膨大な写真と情報とは違い、
僕や家族の好みを吟味した上でセレクトしてくれた最高の地図でした♪


▪️何て細かく心情やそこに住む人たちが見えてくる様な地図なのでしょう。
美しい景色のポイント、
大好きなおばちゃんがいるお店、
無愛想だけど、声をかけると途端に笑顔になるお店、
世界一気に入っているワルン(地元向けの小さな食堂)など…

所々、修正液で手直しもされており、
色んな思いを込めてその土地で過ごし、
我が家を色々考えて描いてくれたのが伝わってきます。

僕はそれが本当に嬉しかったのです!



▪️その地図をプレゼントしてくれた友人は、
旅の情報としてどの本を買ったらいいか?と聞いたら、
「ロンリープラネットがいいよ」
と勧めてくれました。

早速中古で購入し、見てみます。
なるほど、本当に面白い。

近年の日本語版は更新されておらず(英語版は更新されています!)、
情報としては古いこともありましたが、
「地球の歩きかた」や他のガイド本と決定的に違う所があります。

それは、圧倒的に写真が少なく、
文字とイラストで構成されていて、
広告はなく、お金をもらって掲載している情報がないという利点。

「ここは行くべきでない」などギョッとするようなコメントもありました(笑)。
また、バリ島全域の現地情報に溢れていて、
大型ホテルというよりは格安の宿やワルンの情報、
環境や歴史、文化も詳しく書かれていて、
バリ島を自由に歩きたいバックパッカーや、
何度もバリ島に足を運ぼうかなと思っている人にとっては、
最高の道しるべになると思います。

つまり、旅人が旅人の目線で描いた、
旅人のための本であるということです。

この情報過多の時代、
スマホやパソコンがあれば、
ありとあらゆる情報を得ることができます。
外国の風景はもちろん、
道路をヴァーチャルに進んで景色を先行して見れてしまう現代、
文字ばかりで感想を中心に書かれた本で、
なんと想像力が掻き立てられたことか!

友人の手作りの地図もそうですが、
今の時代になってみて失ってしまったものの大きさに気付かせてもらう出来事でした。
どうもありがとう!

ロンリープラネットに、
現地に詳しい友人の地図、
ぜひ旅行するときは利用してみるのもいいかも知れませんよ☆

グリーンスクール見学ツアー(2017バリ旅行記②)

2017年08月23日 | 旅行記 バリ
▪️今回のバリ旅行の大きな目的の一つ、
グリーンスクールの見学。

グリーンスクールはウブドから車で30分かからない程度の距離にあって、
シバンカジャ村という村のジャングルの中にあります。


娘二人をそれぞれ5日間のキャンプに参加させる前に、
半日のグリーンスクールの見学ツアーに参加しました。
※グリーンスクールの公式ページはこちら


目を見張るほどの美しい竹の建造物の数々。
成長がはやく環境に優しいという理由から、ほとんど全ての建造物に竹が使われています。

台風が来ないバリだからこその建築ですが、
そのデザイン性の素晴らしさは
世界中から毎日見学者が訪れるというのも頷けます。

この学校の教育哲学でもある「自然との調和」、
「世界へ能動的に関わること」を設計に反映させているそうです。
2008年に開校し、現在の生徒数は400人程度とのこと。

英語が堪能でないので、ガイドさんが色々話してくれているのですが、
きちんと理解できなかったのがとても悔しかったです。

詳しくはグリーンスクールに親子で滞在している岡さんのHPが分かりやすいと思います。

■これは受付周辺です。

バイオガスや運営やコンセプト、建築の流れが展示してあります。
(英語のみ!分からなくて悔しい!)


色んな土産物も売っています。
これらの売上金の半分はインドの子供達の支援に使われるそうです。


結構敷地は広大なので、所々にMAPが置かれています。


これは学生や来客等が食べるオーガニックレストランだそうです。
学生が夏休みの為、お休みだったのが悔しい♪


ここはヨガなど小さなイベントに使われる建物だそうです。


横の川のせせらぎがの音が落ち着きます♪


外観はこんな感じです。

近くには小さな広場があります。

ここはグリーンキャンプでも良く使われていました♪

▪️こちらがグリーンスクールの中学校の建物。
これらの建物は80%が竹でできていて、
残りの20%はコンクリートだそうです。

長女はこんなところで勉強出来たら、
絶対真面目にやるというまったくもって信頼性の低い発言をしていましたが、
僕から見てもこの環境は羨ましいです♪

所々、鉄のボルトを使っている箇所もありましたが、
ほとんどが竹の釘や楔を使っています。


中を進むと小学校の棟も見えてきました。

これは5年生の教室だそうです。


▪️高校はさらに巨大な建物でした 。

台風が来ないバリならではの建築です。
これをこのまま沖縄や小笠原に持ってきたら、
台風でとばされてしまいそうです。


階段も下駄箱もみんな見事にバンブー!



長い竹がぶら下がっていて、
色んな音を奏でる空間。

竹の筒の中に何本も弦が貼られて、
不思議な音色を奏でる場所です。。


グラウンドです。
ブランコがありました♡
奥に講堂が見えます。


これが大きな講堂です。
卒業式や講演、など様々な催しに使われているみたいです。

私たちが見学した7月末は丁度夏休み期間なので、
生徒たちが留守、ということで様々な補修が行われていました。

ハンモックや竹の船、色んな遊具のある保育園があります。

みんな唖然とする美しさですね~!

▪️グリーンスクール内にはバリの保護鳥でもあるカンムリシロムクの施設もありました。
ジャラック・プティと言われています。

バリ島固有のムクドリの一種です。
その他多くの鳥も飼育されていました。

他には犬はもちろん、
牛やアヒルも飼われていました。


これは堆肥を作っている所。
落ち葉や牛糞を利用しています。

所々に畑や田んぼもあり、
学生たちが栽培しているそうです。


もちろん所々にこうしてお花のお供えがありました。
1日3回交換されているのです!


▪️学生の寮も食堂も立派な竹建築!!

一般の見学ツアーでは案内されませんが、
今回は生徒村に宿泊する機会に恵まれたので、
拝見させて頂きました。

これは女子寮です。


美しいカーテンみたいなものは蚊帳なのです☆

学生の寮の食堂はこちら。


私たちが行った時期は夏休みだったので学生はおらず、
宿泊者向けの食材が置かれていました。

基本的にベジダブル料理だそうです。


食材は主にクルクルファームという、グリーンスクールが経営している
有機農業のものが使われています。


ローゼルもしっかりと植えられて、
ローゼルティーなども売られていました。

アースオーブンも数カ所に作られていました。


グリーンキャンプ入り口付近には細かなコテージ風の建物がありました。

▪️トイレはもちろんコンポストトイレ。

大と小に分かれていて、
大をした後はおがくずをかけて処理します。


最後は川を渡す大きな橋!!
竹だけでできたこの橋は子供が100人同時に跳ねても大丈夫な強度を持ち、
50年は持つと言われているそうです。

説明が英語なので、なかなか細かく理解できないのが
とても悔しかったです。
次回はもっと勉強して来たいと思います。

▪️1泊だけですが、グリーンスクールの生徒村にも宿泊しました。
私たちが泊まったのは生徒の関係者などが泊まる用のゲストハウス。
こちらも見事なバンブー建築です☆

お姫様のベットのようなカーテンですが、
これは蚊帳代わりなのです(笑)。

バリは驚くほどなぜか蚊が少ないので、
あまり困りませんでしたが、
この美しいベットに娘たちは虜になっておりました(笑)。


近くの川にはプール場みたいに作ってあるところがあり、
小さな滝もありました!


もちろん、みんな滝に打たれます(笑)!

結構痛かったです♡


バックパッカーの旅 (2017バリ旅行記①)

2017年08月22日 | 旅行記 バリ
▪️家族では初めての海外旅行になった今回のバリ。
ツアー旅行をできるわけもなく、
チケットも宿も旅程も自分たちで決めるのはもちろん、
その日泊まる宿はその日に決めるスタイル、
まさにバックパッカーな旅となりました。

小心者の僕は、一人の場合はともかく、
家族で旅行をする場合はある程度予定を決めて動かないと
不安なタイプ。

しかし、予定を決めて旅するよりも
予定を決めずその時のご縁と流れに任せる自由な旅をしたい妻のお陰で、
極めてスリリングで楽しい旅行をすることができました(笑)。

実際、約半月の滞在でバリではハイシーズンであるにもかかわらず、
不思議と1度も空いてる宿がなくて困ったことはなく、
どこも家族で1泊5千円以下の素敵な宿を見つけることができました。
バリの神様に護られているのかな♡と思い、感謝です☆

これはホームステイの宿の玄関口です。

▪️その中でもお気に入りは「ホームステイ」と言われる、
バリの一般家庭の空いたお部屋(別棟)を借りて滞在する宿です。

バリの一般家庭はどこも小さなお寺であり、
神様を祭った場所(必ずアグン山を向いている)、
誕生から亡くなる時の儀式に使う場所、
台所棟、
祭り時に親族が止まる宿泊用の棟があります。


バリで言うホームステイというのは、
その宿泊用の棟に泊めてもらるというもの。

どこも必ず朝食が付いていて、
現地の食事を食べることができます。

そんなホームステイの他に、
ホテル型やグリーンスクールの生徒村など、
色んな宿に泊まりましたが、
僕はバリの一般家庭にお邪魔するホームステイが一番気に入りました☆


▪️そして今回、長女はバックパックを手に入れました。

お店の人と相談して40リットルのバックパックを選びました。
これからの将来、彼女が自分で旅に出ても使っていけるように、
ちゃんとした山用の品物を選び、
本人にチョイスしてもらいました。

彼女は去年、ニュージーランドに2週間のホームステイに行く際、
キャリー付きのスーツケースを購入しました。

両親が進めるバックパックよりも、
周りがみんな持っている憧れもあり、
強い希望があったので、
これも経験かなと思い、購入しました。

それで、内地に渡った去年、
自分たちが歩くルート全てにエスカレーターやエレベーターがあるわけでもなく、
なかなか苦労しているように見えました。

いつもすごいな〜思うのですが、
小柄な女性が大きなスーツケースをもって歩いているのを見かけると、
とても力持ちだなぁと思います。

今回、長女はバックパックを背負ってみて、
重さが直接のし掛かって大変なものの、
足元の地形に左右されず、
気の向くままにどこでも動けるバックパックを気に入ってくれたようです。

バックパックで旅をしてきた僕ら夫婦にとって、
スーツケースを経て、
身を以てバックパックの魅力に気付いてくれたことが嬉しかったのです☆

日本に帰国して、
電車の中で両肩に食い込む荷物の重さにくたびれていた長女に
「あ、バックパッカーだ!カッコイイね」
と囁かれて、ムフフと笑った顔を見たことは内緒です♪

娘たちのグリーンキャンプ終了!!(バリ2017現地報告③)

2017年08月11日 | 旅行記 バリ
■涙を流しながら、
「おとうさん、おかあさん、M(次女)、グリーンキャンプに行かせてくれてありがとう」
と長女に言われました。

5日間のグリーンキャンプを終え、
ウブドに向かう車の中で、彼女のその様を見て、
親として行かせて良かったなぁと心底思いました。

毎日迎えに行った60名参加の次女のデイキャンプと違い、
4泊5日泊まり込んで13名の少数で濃密な日々を過ごした長女がどんな顔をしているか、とても楽しみでした。

迎えに行ったときは、
別れる友人と別れを惜しんで泣いて抱き合っていて、
ああいい出逢いをしたんだなぁと思えて嬉しかったです。

しまいには
「まだ帰りたくない」
「ずっとここに居たい」
と言うほど、気に入っていたようです♪

小2の次女が参加した5日間のキッズデイキャンプ、
中2の長女が参加した5日間のジャングル&サーフキャンプ。

日本を離れた異国のバリで、
多国籍なメンバーの中で経験した多くのこと。
きっと彼女たちにとってはもちろん、
親でもある僕にとっても貴重で大切な経験となりました。


■3日前に無事に帰国し、今は飛騨高山に来ています。
最終日のクタでトライした、
人生初のサーフィンが最高に楽しかったのですが、
今はその全身筋肉痛に苦しんでいます(笑)。

日本に帰ってきて、レストランで日本語のメニューがあることに感激したり、
バリの田舎と違い、道行く人に挨拶しても虚しかったり、
日本の看板の分かりやすさに感心したり、
どこに行っても普通に日本語で会話できる事がこんなにも有り難いと思えたり、
ごく普通に当たり前だったことが、
とても有り難いものなのだと痛感させられます。


色んなことを経験できた今回のバリ旅行、母島に帰るまで旅は続きますが、
国内はとりあえず安心します。

■人生初トライのサーフィンは、
やりたくても今更恥ずかしくて島ではやれなかったので、
今回のバリで初挑戦しました。

初心者の僕に最高の愛とユーモアで根気よくサーフィンを教えてくれた、
コモド島出身のフレディが、何度も最高の笑顔で
「君が波に乗れると、俺もほんと嬉しいよ!ありがとう!!(←インドネシア語+英語)」
と言ってくれて、すごくリラックスして乗れたし、
とても楽しくフィナーレを飾れました。

初心者にはとても難しいコンディションだったらしいですが、
一応、板の上には乗れるようになりました(板)。

本当に多くの人のお陰で最高のバリ滞在を過ごすことができました。
バリ島出身で現地でドライバーもガイドも相談も引き受けてくれた友人、
バリで様々なハプニングが発生したときに、
いっぱいフォローしてくれた現地のみんな、
語学が堪能でない我が家に合わせて、
とても親切に接してくれた方々、
どうもありがとうございました!

そして、母島で留守中の畑や家畜を世話してくれている友人、
仕事を1ヶ月も抜ける穴をフォローしてくれる同僚、
手書きで目一杯の愛を込めた地図を描いてくれた友人、
内地での滞在を快く引き受けてくれる友人達、
その他多くのみなさん、
本当にありがとうございました♪


バリの田舎が好き!! (バリ2017現地報告②)

2017年08月05日 | 旅行記 バリ
■バリに来て約1週間、毎日が濃密な日々を過ごさせてもらっています。
寺院や波乗り、ヒンドゥーや独自の文化など、
一大観光地でもあるバリは多くの人が愛してやまない場所と思うのですが、
僕が初めてバリに来てみて気に入ったところは二つあります。
といってもバリの田舎にしか滞在していないのですが(笑)。

気に入ったところは、
人と信仰です☆

8月1日から5日間のデイキャンプに参加している次女は、
毎朝と夕方に宿からグリーンスクールまで歩いて往復しています。

その道のりは片道15分程度で多くの人に出逢います。
僕はこの歩く道のりが大好きになってしまいました♪

出勤する人、店を商う人、
子守している人、孫とぼーっとしているおじいちゃん、
無邪気に遊ぶ子供.....

一見どう見てもよそ者の私たちは、
小さな村の中では目立ち、
ジロジロと見られます。

そこで目を合わせて
朝なら「パギ~」と言うと、
皆クシャッとしたいい笑顔でパギーと返してくれます♪
その声と表情の穏やかさはたまらなく穏やかなのです。

普段住んでいる母島もすれ違えば挨拶する島なので、
なんだか異国の地で見知らぬ人と笑顔で挨拶を交わせるということは、
懐かしく嬉しい気持ちですっかり気にいってしまいました☆

グリーンスクールのあるど田舎のシバンカジャ村でも、
バイクの数はとても多いのですが、
バイクの人たちもすれ違いに挨拶を返してくれます。

なんだか時間の流れも、人々の心のゆとりも、
日本のそれとは別次元にゆったりとしていて、
とても心地良いのです。


■何がそうさせているのか必死で考えます(笑)。
真冬の今ですら暖かいこの気候のせいなのか、
台風が来ない安心感なのか(バリは台風がこないそうです)、
ヒンドゥー教の影響なのか、
歴史のせいなのか分かりません。

私たち自身もこの旅の中で、
毎日宿を探したり、まったり過ごしたりバックパッカーな旅をしているのですが、
沢山現地の人にお世話になって過ごしています。


宿には我が家の子供たちと丁度年齢の近い姉弟がいて、
とっても素朴で可愛いのです。

僕のつたない英語で小笠原を説明するのですが、
お互いインドネシア語やバリ語、英語、日本語を織り交ぜて、
ずっとケラケラ笑っています(笑)。

店番をする中学生のしっかりものの女の子、
超恥ずかしがり屋の小学校低学年の男の子、
優しいおやじさん、
気が利いて優しくて面白いおばちゃん!

とにかくバリに来て一番気に入ったのが、
現地の人々とその雰囲気でした。

みんな素朴でとても優しいのです。


■そして、次に気に入ったというか、すごいなと思ったのは信仰です。
インドネシアのほとんどはイスラム教なのだそうですが、
バリ島だけはバリヒンドゥー教という特殊な宗教がほとんどを占めています。
1日3回のお祈りがあり、
その前には家の周囲の掃き清め、
お花のお供えを毎回作って供えます。

どうしようもないほど語学力がない僕なので間違いが多々あると思いますが、1週間過ごしていて、
バリの人々の信仰深さにはとても感銘を受けました。

僕であれば毎日毎日準備する、
やらなければいけないことに面倒さを覚えてしまいそうですが、
とても厳かで神聖な行為に感じました。

これが信仰なんだなと、
とても尊敬できる部分です。

日本は仏教を主に様々な宗教が織り混ざり、
アミニズム(自然崇拝)が根底にありつつも、
はっきりと信仰を感じる場面は少ないと僕は思っています。


日々の日常の中で神様を意識して暮らすというのが
どういうことか、
リスペクトの気持ちいっぱいに残りの1週間のバリを過ごしていこうと思います。


■あとバリはそこいら中に繋がれていない犬と鶏がいます。

狂犬病がまだ残っている地域なので、
注意は必要ですが、
自由に過ごしている犬や鶏たちを見ていると、
なんだかとても穏やかな気持ちになってきます。

自分は檻の中でヤギと鶏を飼っています。

家畜とペットが暮らしの中で、
こうも自由にのんびり暮らしていると、
色んな親子の生き物のドラマを垣間見ることもできて、
すごく色彩豊かに見えてきます。

少し自分の動物観が変わってきました(笑)。

■今回来ているこの8月の時期は乾季で、
南半球のバリでは季節が日本とは逆で冬になります。

とても湿気が低くて、
これが熱帯なのかと思うほど快適に程良く涼しいです。

しかし雨期のある夏は母島のように暑く湿気を帯びている日々だそうで、
暑いのが大好きな僕はそっちの時期も気になります。

そんな時期は涼しい外に休憩所みたいなヤグラがあり、
家の中は暑いのでみんな涼しくなるまで外で過ごしているそうです。

蚊がとても少ないのが謎のままです。
不思議と全然気にならないのです!!


■そしてたまらなく美味しい料理。

これはナシチャンプル。
程良く聞いた香辛料に野菜とお肉、魚。
日本の米(ジャポニカ米)と違い、
パラパラとしたインディカ米も美味しくて大好きです☆

宿で朝食に出る素朴なナシゴレン(炒飯みたいなもの)が
僕は大好きです♪


長女が愛するミーゴレン(焼きうどんみたいなもの)、
これから食べたい魚料理、
楽しみがいっぱいです。

今日で滞在は中間地点。
次女のキャンプ最終日の朝に彼女は少し咳と発熱。
そんな中、キャンプ最終日を頑張って乗り切りました!

今日からついにバリ文化の中心地、ウブドに来ました。
静かで優しい人ばかりの田舎とはまるで別世界。
もの凄い数の観光客と車、バイク。
すれ違う人の挨拶のない雑踏.....
これからのバリも楽しみです。

色んな出逢いと事件を繰り返し、
あと1週間のバリ滞在を思いっきり楽しみたいと思います♪


※グリーンスクールから徒歩10分圏内にあるTEGAR Guest House。
家族4人、朝食付きで3千円☆
プールにベット、温水シャワー、
優しくて可愛い子供とご夫婦が売店と家具屋さん付きで宿をやっています。
オススメです!!


バリ グリーンスクール見学ツアー参加!(バリ2017現地報告①)

2017年08月04日 | 旅行記 バリ
■いよいよ今回の旅行の目的のひとつ、インドネシア・バリ島にあるグリーンスクールを見学しに行ってきました!

グリーンスクールというのはバリ文化の中心地であるウブドから40分ほど離れたジャングルの中にあります。

設立者は、ジョンとシンシアのハーディー夫妻。環境問題に強い危機意識を持った二人は「教育こそが未来を変える」と確信し、私財を投じて学校建設に乗り出したそうです。

設立を決めてから色んな活動を通じて多くの支持者を集め、2008年に開校。当初は100人を切る生徒数だったそうですが、現在は400名ほどいるようです。

精力的な活動は世界的にも有名になり、今ではここに入学したくて移住してくる生徒や家族がいるそうです。

僕たちもそうですが、毎日多くの見学者がグリーンスクールを訪れています(生徒たちには見学者が極力影響がないようにセキュリティも含め、色々配慮されていました)。

竹の建築デザインもあまりに素晴らしく、
世界中から見に来る人が後を絶たないようです。

■こらからの持続可能な環境を考え行動するリーダーシップを教育する考えと知り、ドキドキワクワクしながら家族で初めての海外旅行となりました(笑)。

まず、僕は英語ができません!
妻は僕よりはできますが、自信はないようです。
中2の長女は英語が大好きで、去年ニュージーランドにホームステイに行っているので、一番の頼りです☆
小2の次女は頑張っています!!

そんな構成でグリーンスクールの見学、その後それぞれ5日間のキャンプに娘たちは飛び込んでいくのだからすごいですね~(笑)。

一応、この記事を書いている段階で次女のキッズキャンプは明日が最終日。
詳しくは後日書きますが、多国籍の子供たちの中、ココヤシクライミング、ラフティング、泥相撲など毎日思いっきり楽しんできています。


■見学の方でまず目を引いたのは80%竹を利用しているという建築物の美しさです!

残りの20%はコンクリートだそうですが、
何度見てもうっとりするほどのエレガントな竹の建造物がそこいら住にあります。
っていうか、グリーンスクール内の全てがその建造物なのです。
竹同士は縄や竹の釘で繋げてあります(所々ボルトの部分もあります)。

これは高校の校舎。


上に上がる階段と下駄箱まで竹です!


川を渡す大きな橋も全部竹!!
子供達以上に大人が感激していました。
まったくきしむことなく、100人の子供が一気にジャンプしても平気で50年は持つと言われているそうです。

このとがった建物が大きな橋の入り口です。

そしてこれが中学校の教室。

長女が「ここなら絶対に勉強する!!」と断言するほど、
気に入りようです(←信頼度ゼロw)

スクールの食堂横にはアースオーブン(土釜)が当たり前にあったり、


トイレは水洗でなく、堆肥化するエコトイレです。


また学生が育てている田圃や畑も随所にあります☆


インドネシアで伝統的な遊び、泥相撲のコロシアム(!?)もあります。


個人的にはオーガニックなクッキーや
当たり前にローゼルがあって嬉しかったです☆

■インドネシアに来てからずいぶんとゴミ問題が発展途上なんだと感じました。
そこいらじゅうにゴミがあり、
まるで分別していないのです。

普通にそこいらで燃やしてもいるのです。

しかし、それはここ最近(十数年前)までは暮らしのほとんどが土に還るものでできていて、そこいらに捨てていても何の問題もなかったものが、急速にプラスティック製品が入ってきて、混乱したまま対応が追いつかず、今に至るようです。


グリーンスクール内では環境に配慮した分別ゴミ回収、
なるべくプラスティックを使わない配慮がされており、
この中で育った子供たちが次世代を作っていってくれると信じています。
自分に英語力が足りず、その分別したゴミの行き先を聞けないのがとても悔しかったです!

2000年、初めて行った沖縄では当時ゴミは分別されておらず、
まだ野焼きでした。
しかし、2007年に訪れたときは八重山で分別ゴミの回収が始まっていました。

まだまだ山に普通にゴミを捨てる習慣は普通に残っていて驚きましたが、少しずつ変わって改善されていることを感じることができました。

ふだん、ゴミの少ない小笠原に暮らしていても、
海ゴミの深刻さは目に見えて明らかです。

グリーンスクール見学を通して更に見えてきた
発展途上国と先進国のゴミの問題。
決して他人事ではないので、
自分たちも含めて、考え行動していこうと思います。

グリーンスクール等については島に帰ったら(8月下旬)、色々まとめようと思ってます☆乞うご期待!