小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

村議会議員に当選しました!!

2023年04月25日 | 小笠原村議会選挙
■小笠原村議会選挙2023、なんと当選しました!!
投票してくれた皆様、応援してくれた皆様、
そして共に選挙活動をしてくれた皆様、
本当にありがとうございます☆

投票数は264票!!
なんとトップ当選させて頂きました☆
自分が心底ビックリしています。

しかも、小笠原村議会で歴代トップらしく、
本当に沢山の島の方に期待されていることをヒシヒシと感じています。

そして、父島の同じく若手新人の平野悠介さんも当選し、
高齢化が進んでいた小笠原の議会に
新しい風を吹かせることが出来ると手応えを感じています。

4年後の選挙で新たに若手、そして女性が議員になってくれる事を願ってやみません。
それらを心底願っていた、清水良さんも当選し、一緒に活動できることがとても楽しみです♪
これだけの票を頂いた緊張もありますが、
これからにワクワクもいっぱいしています♡

今後ともよろしくお願いします!!


■投票日4/23の夜22時直前、当選の連絡が来ました。
開票立会人として、お願いしていた島の先輩からの画像でした。

「やった~~!」と喜ぶ間もなく、眼に入ったのがその投票数。
過去に見たこともない264票という数字を見て、
喜ぶ間もなく、その票の重みが伝わって来ました。
実際に嬉しいよりも、緊張が走りました。

住宅難の解決、最後まで暮らせる島、次世代育成、議会の最適化を謳って、
それを物凄く期待されている事が分かりました。

票を読んでみると、父島からも母島からも100票以上が入っているとみられ、
後ろ盾も推薦も応援も受けていない、
無名の新人の僕がこれだけの期待を受けているという事は、
すごく大きな意味を持っていると思います。
本当に頑張らなければいけないな、と感じました。

小笠原に住んでいない友人、知人からも沢山の応援とお祝いのメッセージを頂き、
沢山の力、励みになりました!
本当にありがとうございました!!



■気になっていた投票数です。
全体で64.82%
(父島62.65%、母島74.71%)

これは前回の村議会選挙、村長選挙よりも低くなっています。(参考
2021年 村長選挙 71.01%
2015年 村議会選挙 76.92%
2011年 村議会選挙 78.63%
内地の30%代の地域に比べればマシですが、
少しずつ議会への関心が薄れていることが分かります。

しかし、父島と母島の投票率のこの差は凄いと思います。
これは完全に僕のホームである母島だからと勝手に思っています。

次回はこれを全体にもっと底上げできるように、
議会の活性化、身近になる取り組みをもっと進めていきます。

何人もの方に
「いつも選挙には行かないんだけど、今回はあんたに頑張ってもらいたいから入れたからね!」
と声掛けを頂いていました。
期日前に入れたと言ってくれた人、当日に電話してくれた人、
色んな場面で報告を受けました。
もしかすると、それらがこの父母の投票率の差になっているかも知れません。

すごく嬉しいし、これからしっかりと頑張らなければと、
心底思いました。

そして、当落を決める部分では、たった数表が明暗を分けていたので、
島の選挙は凄くシビアだなと、初めて当事者として感じました。


■僕は今回、少し特殊な選挙活動をしていました。
スーツも着ないで普段着ですし、
街頭演説もしませんでした。
名前も本名でなく「ジャイアン」でした(笑)。

主な活動は個別にひとりひとり話して、街頭でビラを渡す。
合同演説会を企画し、Web配信する。
これだけでした。

それらもすべて、選挙を議会を身近になって欲しいからという狙いがあったからでした。
とにかく、議会や政治は暮らし、まち作りなのだと思うので、
ひたすらに身近に感じて関わってほしかったのです。

そして、選挙の時だけ大声で叫び、いい顔するというのがどうも好きではなくて、
狭い地域なのだから、これまでの活動が全部影響するものと今でも思っています。

もちろん、
先輩方にスーツを着なさい、とか、
街頭演説しなよ、とか、
ちゃんと本名で出なさい、とか
有難い事を言ってくれる人達がいました。

僕の事を想って、わざわざ言葉にしてくれたのです。
本当にありがとうございます。

ですが、今回はまずは自分の考えたスタンスでやってみて、
ダメだったら考えるという感じでやってみました。

そんなスタイルを受け入れてくれた声も沢山頂きました♪

普段着だから親近感が持てた、
ジャイアンはやっぱそのスタイルじゃなきゃね!
スーツに本名だと多分かなり気付かれないと思う、
合同演説会も配信も本当に新しくて素晴らしい!
形や見た目じゃなくて、大事なのは中身だからね!
etc.....
嬉しい声も沢山頂きました☆

本当にありがとうございます!
さすがに議会はスーツを着ますが(持ってないわけぢゃあないですよっ!w)、
なるべく対話する相手に威圧感を与えずに、
気さくに話しやすいように努めていこうと思っています。

便利屋もゴミ回収も介護ヘルパーも入港配達も
少しボリュームを減らしつつも、続けますので、
色んな場面で話しかけてください。
相談を下さい!!


■4/19に父島でシーズン初のウミガメの産卵跡を見つけました。
この時期はかなり早いと思います。

このウミカメの足跡を眺めながら、
一番最初に道を作って進む強さを感じました。
(同時に、せっかちさんとも思うのですがw)

僕もこの選挙の段階から、
過去に前例のない試みをして、
結果と手応えを感じています。

合同演説会は現職の議員さんも4名参加してくれて、
「すごく良かった!」
「ずっとやりたかった!」
「今後も選挙だけでなく、議会でもやろう!」
と言ってもらえて、すごく嬉しかったです。

実際に島民からも、本当に感謝の言葉を言われました♡

そして、演説と合同演説会のWeb配信。
これもすごい手応えでした♪
新しい時代の幕開けを感じました。

投票日までアーカイブは残して(現在は配信終了)、700人近くの視聴がありました。
仕事の昼休みに見たよ!
子供寝かせてからゆっくり見れた!
初めて村議会を身近に感じれた。これは革命だよ!
助かった!ありがとう!
立場上行きにくかったから、すごく助かった!(公務員など)
と、すごく称賛の声に溢れていました。

これも挑戦してみて、いい感触しかありませんでした。
父島夜の部の配信トラブルで、配信する側はテンパって、
演説は頭真っ白でしたが(笑)



■そして、投票日、確定の翌日のははじま丸に乗って、
当選証書が届きました。

父島だと、夜に受け取るみたいですが、
僕はホームである母島で受け取りたかったので、郵送をお願いしました。

良く慣れた母島支所で受け取った時は、
なんだかじんわりと嬉しかったです。

学生時代も紙と筒の卒業証書だったので、
このバインダータイプの証書は人生初です♪
議員、ピカピカの一年生として精一杯頑張ります!!


そして、証書を頂いた晩は、
島のお世話になっている方から、
お祝いの島寿司を頂きました♪

本当にありがとうございます!!
家族からもお祝いしていただき、嬉しかったです♪
めっちゃ美味しかったです☆


母島の投票日は父島から戻り、入港配達。
父島の投票日翌日はゴミ回収。

色んな場面で島の人に結果を聞かれたり、いきなり「おめでとう!」と言ってもらったり、
SNS,メールなどで沢山のお祝いのメッセージを頂きました。
本当に嬉しい気持ちいっぱい、
沢山の期待の想いに溢れていて、
しっかり頑張らなければと思います。
ありがとうございます!!

何度も行き来した父~母島間ではアカアシカツオドリの幼鳥が編隊を組んで飛んでいました。

一度に3羽も見かけたのは初めてだったので、
なんだか幸先が良いなと思っていました♪

投票結果が出るまで、
道端や沢山の人にエールや入れたよ!と言われていたのですが、
それでも落選するかも、きっと最下位だろうと勝手に思っていたのですが、
フタを開けてみれば264票という大きな期待を頂くことになりました。

土建屋さん達からも「ジャイアン頑張れよ!」と言われたり、
色んな組織の方からも応援を頂いたりしていて、
本当に想像以上に僕の動きを見てもらっているんだなと感じました。

しかし、この結果はあくまで若くて新人で、変わって欲しいという期待が大きかったからだと思います。
4年後に議員活動をしてみて、その後の選挙で真価が問われます。

決してこの結果に奢ることなく、
いつまでも困った人に寄り添いながら、
議会と村民の便利屋として活動していければと思っています。

そして、投票して終わりではなく、
これからも一緒に島の暮らしをさせるために関わって欲しいですし、
僕が何かおかしい事を言っていたり、していたらちゃんと指摘してほしいです。
敵や味方を作るのではなく、
みんなで島をよくするために作って行きたいのです。

その為に今後ともよろしくお願いします!

ひとまず、選挙が終わってホッとしていますが、
どんどん色んな予定やら連絡が入って来ています!!

自分らしさを失わず、
ライフスタイルを変えることなく、
楽しく、無理なく活動するのが、
自分自身の為にもなりますし、
次に新しく挑戦する人の為にもなると思っています。

どうぞよろしくお願いします!!

小笠原村議会議員 宮城ジャイアンのホームページ






選挙活動終了☆4/23投票日!!

2023年04月22日 | 小笠原村議会選挙
■短いようで長い選挙活動が終わりました!!
合同演説会に参加して、母島に帰って来た22日は母島の繰り上げ投票日。
ははじま丸から降りて、そのまま入港配達を終えて、家に帰ったらヘロヘロでした(#^.^#)

そして、4/23は父島の投票日。

子供の頃、人生で議員に立候補するなんて思ってもいなかったので、
なんだか不思議な感じです。

18日告示から怒涛の5日間でしたが、
やれる事、やりたかった事はほぼできたので悔いはありません。

妻が長旅から帰って来てから、この2週間で3回も父島と母島を行ったり来たり。
それはほぼ合同演説会を実施する、配信するという新しい試みの為でした。

やってみて、現時点でも合同演説会だけでもYoutubeで650回再生されていて、
個別の演説も同じ約650再生。

父島でも母島でもあちこちで「配信見たよ~!」「頑張って~」と声掛けを頂き、
本当にWeb配信という新しい形に挑戦してみて良かったと思いました。

中立な立場での小笠原SGKチャンネル

実施できるか、法に触れないか色々心配でしたが(東京都選挙管理委員会、警察にも確認しました)、
結果、子連れで会場に来れない方、
今まで演説を聞きたくても仕事や都合で来れなかった人にも
選挙に関われる大きな一歩になったと思いました♪

村議会候補 宮城ジャイアンの特設ページ


■そして村議会選挙始まって以来という合同演説会。
候補者同士にとっても、有権者の皆さんにとても充実したひと時でした。

立候補者全員にお誘いの声をかけて、
結果7名の立候補者の皆さんが参加してくれました。
本当にありがとうございました!!

人の演説をちゃんと聞くのも新鮮だし、
質疑応答のすべてが真価が問われるし、とても興味深い。

そして、街頭演説と違って、一方方向だけの発信でなく、
きちんと反応や手応えがリアルに返ってくるので、
立候補者としてもやり易かったです。

実際に集まった立候補者以外の人数は
母島の昼の部で12名、夜の部で6名。
父島の夜の部で14名、昼の部で6名でした。

人口父母合わせて2500人の人口でこの人数が多いか少ないか分かりませんが、
どちらもこの演説会を企画しなければ、こうして演説を聞く機会も、質疑を交わす機会もなかったと思うと、
すごくやって良かったし、手応えも感じました♪

立候補者の皆さんからも、ずっと前からこの合同演説会をやりたかった、
今回、こうして企画してくれてありがとう!と言ってもらえて、
すごく嬉しかったです☆

本来、一つの選挙において、立候補者同士は敵対するという場面が見られる中、
村の議会を、選挙をより身近にしていきたい、
多くの人に届けたいという想いが一つになったのがすごく嬉しかったのです。

立候補の時に色んな意見を言われたのですが、
「選挙は戦いだから」「勝つんだ」
と言われることがあるのですが、
そこに前から違和感がありました。

せっかく島を良くしようと立候補した者同士、
頑張って立候補しているのだから、
お互いは言わば同志。
当選や議席に入るのは有権者が選ぶものであって、
候補者同士が邪魔をしたり争うのは何か違う気がしていました。

僕は企画も調整も配信もしていて、
他の候補者から「ちゃんと自分の事やれてるの?大丈夫?」と温かい声掛けを頂いて、
すごく嬉しかったのですが、
これは僕自身が選挙に出なくても前からやってることでしたし、
僕がやりたい事だったので何も問題ありませんでした♪


■街頭演説も最初からやるつもりがありませんでした。
前出したように、あまりに一方通行で、名前ばかり連呼している街頭演説にいつも疑問でした。

僕自身、子供を寝かしている時に拡声器で大音量で演説するのに、とても嫌な経験がありましたし、
そもそも選挙の時だけ大声でいい事を言って、演説するスタンスが好きではありませんでした。

この狭い島においては、選挙活動は常日頃の生活を関りであり、
僕自身も20年の小笠原生活でやって来たことだと思っているので、
あまり選挙期間の街頭演説には意味がないと今でも考えています。

選挙期間に敢えて対話して、色んな場面で島の事を話すのはとても大事な時間なので、
僕はその時間に力を注ぎました。

街頭演説やスピーカーカーで周るのに比べて、
遥かに少ない人数だし、どれだけ投票数に効果があるか分かりませんが、
僕自身に確かな手応えがあります。

この選挙期間にどれだけ温かい声掛けを頂いたか、わかりません。
今日の夜遅くまで当落は分かりませんが、
どっちに転んでも僕は満足です(#^.^#)

落選したって、島の問題に向き合い、活動するのは変わりません。
土俵が少し違うだけです。

ただ、地域に及ぶ結果はかなり違くなると思います。
島の住居難や次世代不足、終活問題は僕が当選したら、
もっともっと事態をいい方に進めれる気がしています。


■沢山の温かい声掛けももちろんですが、
この選挙において、ポスター張りや、立候補の届け出をしてくれた友人・知人の皆さんに深く感謝します。
本当にありがとうございました。

前々から僕の立候補を勧めてくれていて、
何かあったら力になるとずっと言ってくれていて、
今回、すごく助けて頂きました。

結果でお返しできるかはまだ分かりませんが、
この関りが本当に嬉しかったです♪

家族も沢山支えてくれました。
本当に感謝です☆


選挙期間でもペンキ画家のSHOGENくんの講演会を実施したり、

父島と母島の壁画が作られていくのを眺めていたり、
小港でプチアースデイをしたり、
ウェザーで夕陽を見たり、

ははじま丸の上でずっとおしゃべりしたり、
島ならではの余白を楽しめるいい時間でした(#^.^#)


朝のランニングで父島のガジュ下を発見したり、
大好きな漁師さんや、知人に会って話しできたり、
なんだかすべてが美しいジグソーパズルのように良くできている2週間でした。

父島の夜の部の合同演説会で、音声が配信できないカメラトラブルがあり、
何とか解消してからすぐが僕の演説の順番で、
頭が真っ白で何を話したから覚えてないのも、
父島、昼の部の質疑応答で、暮らしの困りごとを必死に訴えていくれた方に
応えている時に自然と涙が溢れてきてしまったのも、
すべていい経験でした。

ここでは語りつくせないほど、
色んな素晴らしい出逢いと出来事があった選挙期間。

こうして無事に投票日を迎えることが出来て、
本当に良かったです。

あとは4/23の夜遅くに開票結果が出ると思います。
もうドキドキです。

当選したら、もうやることに頑張ります!
無事に前回以上の投票率になることを祈ってます!


4/23追伸 無事に当選しました!
264票の沢山の票を頂きました!
本当に有難うございました☆

投票率は残念ながら64.82%(父島:62.65%、母島:74.71%)。
母島ではかなり高い投票率を出せましたが、父島では前回以下の結果となりました。
また改めて報告します!






小笠原村議会選挙2023に立候補しました!

2023年04月18日 | 小笠原村議会選挙
■おはようございます!
ようやく告示日となり、4月チャレンジの報告ができるようになりました。

タイトルにもある通り、
小笠原村議会選挙2023に宮城ジャイアンとして立候補します!!


詳しくは特設HPを作ったのでそちらを見てほしいのと、
その内容を動画で撮影しましたので、映像でもご覧になって欲しいです。

小笠原村議会選挙 特設ホームページ




■そして、今回の村議会選挙は父島と母島で
立候補者有志で合同演説会を開催できる運びになりました☆

18日告示、23日投票(母島は22日投票)という、
あまりに短い選挙期間。
島民の皆さんにぜひ選挙に身近に知って欲しいという事で、
今回、合同演説会を企画しました☆

全ての立候補者が集うわけではありませんが、
父島母島の立候補者が多く集う演説会です。
そして、それをYoutubeでLive配信しますし、
投票日までアーカイブを残します。

小笠原村議会選挙 初⁉の試みです!


父島母島両方の立候補者が揃って演説、対話する
とても楽しみな機会です♪

ぜひ会場へお越しください!
会場へ来れない方はぜひ配信を観てみてください☆

4月20日(木)11:30-12:30 母島 村民会館 体育室
4月20日(木)19:00-20:30 母島 小中学校 体育館
4月21日(金)19:00-20:30 父島 福祉センター 多目的ホール
4月22日(土)9:00-11:00 父島 小笠原小中学校 体育館

今回の村議会選挙の中立な立場での自主チャンネルで配信します!



■言いたい事、伝えたいことはHPや映像にアップしましたし、
これから父島に渡って、対話や選挙活動を行おうと思っています。

どうも街頭演説というのは、
昔からあまり好きではなくて、
僕は今のところやらないつもりです。

道端で会ったりしたらお話してビラを渡す、
そのくらいの緩い活動で行きたいと思っています。

前回の2019年の村議会選挙は議席8席に対して、
立候補が8で無投票選挙になりました。

今回は立候補者が10人で選挙になる、ということで、
しかも僕以外にも40代の父島の若手が出たということで、
すごく良かったと思っています。
東京新聞の記事

自分自身が当選するかどうかは分かりませんが、
精一杯、島民にとって選挙が身近になり、
議会が気軽になるように頑張って行きたいと思っています☆

ちなみに2021年の村長選挙は71%の投票率でした。

みなさまの大切な一票、
応援をよろしくお願いします!!


■高齢化が進む小笠原村議会。
現職は60代が1名、あとは70~80代の議員になります。

僕はこれまでに色んな活動を通して、
地域のみんながハッピーに過ごせることを願って、
色んな活動をしてきました。

しかし、深刻な住居難、
次世代不足、議会への無関心など、
色々と問題がはっきりと見えてきて、
ようやく自分自身で議会に挑戦してみようと思いました。

初めての事なので不慣れな点もあると思いますが、
できる限り頑張って行こうと思っています。

議会に新しい風を吹かせて、
より身近にしていこうと思っています。

どうぞ、応援よろしくお願いします!

喜びの種を蒔く

2023年04月17日 | 母島 日常 日記
■明日発表できることになる4月チャレンジ。
その準備やら対話に追われているのですが、
ようやく準備のほとんどが終わってホッとした昨日の朝。

4日前に種を蒔いたローゼルが発芽していました。

種蒔きはこれまでに何度も何度もしていますが、
あんな小さな種からたった数日で、
その何倍モノの双葉が出てくる不思議に毎回感動します。

そして、じんわりと嬉しい気持ちになります。
それは別に畑の作物だけの話だけではありません。

日常の暮らしの中で、
子供達に対してであったり、
人に対してであったり、
物事に対してであったり、
色んな所に種を蒔いている気がします。

ふと気が付くと、
その種が芽を吹き、育ち、花を咲かせ、実をつけていたりするのに気付かされます。
それで一番嬉しいのが喜びの種なのかもしれません。


■先日、ようやく妻が長旅から帰って来たので、
数か月ぶりに父島に行ってきました。

色んな人と話す中で、
これまで生きてきた月日の点と点が線で繋がる感覚が幾つもありました。

あの時、蒔いた種がこうして実っていたとは♪

一番身近なアウェイでもある父島で、
クリエイティヴに活躍している友人や知人の話を聞いていて、
一生懸命暮らしている仲間の話を聞いて、
心の底から力がみなぎって来ました。

喜びの力です。

たまたま行きと帰りの船の予定が一緒の友人もいて、
ゆっくりと色んな話をしました。
歳はとても離れているけれど、
そんな差は微塵も関係なくて、
人の人生というドラマに触れるのが僕は大好きです。

だから僕は旅が好きなんだろうなと思います。
沢山話してくれたみんな、どうもありがとう♡


■父島に行く少し前は、母島の若い二人の披露宴がありました。
幸せと笑いに満ち溢れていたその場に、僕も居合わせてもらって、本当に幸せでした☆

有難い事に、僕も新郎新婦紹介という大役をさせてもらって、
みんなほど面白い話もできなくて悔しかったのですが、
良く知るふたりやそれを取り巻くみんなの笑顔が見れて、
ここでは喜びの種を沢山頂いた気がします♪

本当におめでとう!


その日、僕は新郎新婦を披露宴後に自宅に送り、
着替えを待つという時間がありました。
「ちょっと5~10分だから待ってて~」
ということで、
前浜の脇にちょこんと座って、
ただ景色を眺めていました。

いつもなら、この後の予定や、
4月チャレンジのことなど考えたり、メモしたりするのですが、
さすがにくたびれていたらしく、
ただ、ぼーっと景色を眺めていました。

ふと河口に目をやると、
オナガガモが羽繕いをしたり、エサを食べたりしています。
遠くの道路には、ただ道行く車や、歩く人の島の日常があります。

時間にすればたった5分ちょっとの時間だったのだと思いますが、
そのぼ~っとする時間が、僕にとっては最高の癒しのギフトでした♪

元々そんなにボーっとするのは得意なのではないのですが、
最近は4月チャレンジの準備などもあり、
ずっと忙しくてボーっとする暇はなかったのです。



■そして昨日は念願のトークショーを企画しました。
ショーゲン君のトークショー!

去年の9月に父島からのオンラインで拝見して、
心底面白かったので、今回母島に壁画ワークショップイベントに来るに便乗して、講演会を開催しました。

アフリカのタンザニアにあるブンジュ村の教え、
それは古き縄文時代の日本の教えではないか?といいます。

これはアフリカでも特異な村の様です。
小さな子供が大人にシンプルで深い哲学を教えてくれるのです。

ショウゲンくんの分かりやすい言葉に、
心の芯に響くものがあって、
会場に来たみなさんにもいっぱい響いていたみたいです。

感謝の気持ちを伝えることで、
色んなミラクルが生まれる話。

ショウゲンくんがアフリカから日本に戻ってきて、
北海道でイベントで壁画をした時に使っていた日本ペイントのペンキ。

あまりに色も良くて、その足で品川の本社に感謝を伝えに行ったら、
世界的にシェアを誇る日本ペイントが初のスポンサー契約を結んでくれたそうです。

その話を子供達にしたら、その子供が動きました。
使いやすいバスケットボールがあって、その会社にお礼を言いに行ったら、
新しいボールをくれて、無償でコーチを紹介してくれて、もうすぐその子供は日本のプロなのだそうです。

心にゆとりをもって、
心の喜びのグラスが水に溢れ、
その溢れた水を人にお裾分けすると、
どんどん世界は平和になっていく…
そんな嬉しいひと時でした。

ここでも喜びの種を受け取り、
喜びの種を蒔けた気がしました♡
ショーゲン君、どうもありがとうございました♪

ちょうどシロハラミズナギドリを保護したので、
ショウゲンくんに放鳥してもらいました☆

雨で19日に延期になっちゃったけど、
子供達が描く壁画も超楽しみです(#^.^#)


■せっかくなので、まだまだ父島のエピソードをひとつ。
父島は色んな人と話すことが目的だったので、
時間はバラバラでさっぱり予測できません。

夕方に遅れて訪問した友人宅。

ゆる~く会って話そうとは言ってたけど、
どこでとか、時間とかは曖昧なままでした。

僕が訪問したら、家族は丁度夕ご飯を食べ終えたところで、
「ジャイアンご飯は?ちょうどお腹いっぱいで一人分パスタ余ってるの!」
と嬉しい言葉に甘えて、超美味しいパスタをご馳走していただきました♪

到着して5分で食べられる、その奇跡♡
そのパスタのできるまでのドラマも最高に面白い!

本当に本当にどうもありがとう☆
ここでも喜びの種を頂いちゃいました。

ショウゲンくんの言う心の中の喜びのグラスが溢れまくっています(#^.^#)

これは島オクラの種です。


モロヘイヤもジャンジャン発芽しています♪

■母島は先日、入学式だったのですが、
そこでも素敵な喜びの種まきが実っていました♡

これは学校の向かいにある介護施設のカンヒザクラ。

今年はこの時期にしっかりと葉桜になっていたので、
施設のレジェンド達が入学式や卒業式に合わせて、
花紙でサクラの花を作ってくれたのです(#^.^#)

結構、その前を通る観光客も写真を撮ったりしていています。
入学生たちもその前で写真を撮ったりしていて、
嬉しくなっちゃいます。

人の為にその時にできることをする。
その心意気が僕は大好きなのです。

僕もそこで週に1度は介護ヘルパーとして働くので、
とても嬉しいアクションなのです☆

こうして色んな種を蒔いて、
沢山のギフトを頂いています。

それは僕にとっては
お金やモノよりも、嬉しくて、
心に響くものです♪

明日発表の4月チャレンジ。
僕にとってはどう転がってもギフトでしかありません☆
お楽しみに(#^.^#)



出逢いと別れの島の春

2023年04月04日 | 母島 日常 日記
■ははじま丸は母島の沖港を出て、沖に向かいます。
そのははじま丸に並走するように、見送り船の漁船が走ります。

父島では毎便の様に見送り船が有名ですが、
母島ではここぞという時にだけ、見送り船が出ます。

「いってらっしゃ~い!」
「元気でね~~!!」
「いってきま~す!!」
「ありがと~~~!」
そんな叫び声が船のエンジン音にも負けずに聞こえてきます。

僕はその先でSUPの上で手を振ります。
見送り船から友人が写真を撮ってくれました(^^♪
ありがとう☆

僕にできる精一杯の見送りがSUP見送りです。
令和4年度はPTA会長ですが、
それは全然関係なく、
見送りたい人がいる時で、海況と都合が許せばやります。

事前にははじま丸、見送り船の船長に確認はしてありますが、
やはりまっすぐに大きな船が向かって来るのはドキドキします。
こちらは木の葉のようなSUPボードです。

ははじま丸と見送り船の漁船に挟まれる形で、
ははじま丸のみんなを見送ります。

僕の中ではお世話になった先生ももちろんですが、
卒業して本土の高校に向かう島っ子に向けて、思いっきり叫びました。
この卒業までの言葉にならないほどの島でのドラマを知っているだけに、
無事にこうして巣立ちを迎えれたことが、
本当に本当に嬉しかったです。

卒業式でも彼が涙を流しながら、島のみなさん、
そして親に感謝を語っている時、
僕はカメラを構えていたのですが、
涙でファインダーが見れなくなりました。

そんな巣立ちだっただけに、
精一杯の見送りをしたかったのです。

見送った直後はははじま丸と見送り船の引き波が双方からSUPに迫ってきましたが、
乗り越え、その後は波に乗れて、落ちずに済みました(笑)。

漁船の見送り船の漁師も
「ちゃんとジャイアンの見せ場を作ったからな!!」
と言ってもらえて感謝♪

数日後、ははじま丸の船長にも会って話したら
「流石でしたね~(笑)」と言ってもらいました☆
どちらも事前の確認が重要です☆


■遠く離れていく2隻を見ていたら、
なんとミナミハンドウイルカが近くにやって来ました。

クジラもバンバン跳ねています。
見送り船の目の前で、
ずっと何度もアクションを繰り返しています。

海の中に入れば、
ザトウクジラの歌声が鳴り響き、
目の前をミナミハンドウイルカが楽しそうに近寄って来ました♡

SUPではハシナガイルカにはよく遭遇するのですが、
一緒に海中で遊んでくれるハンドウイルカにこの海域でSUPで会うのは珍しいです。

その後にはハシナガイルカまで登場してきて、
まるで島を離れるみんなを見送ってるようでした♪



■そんな母島の春は、出逢いと別れの季節です。
3月に卒業生、進学、赴任した先生の異動などお別れのオンパレードです。
そして4月は新しく赴任する先生や公務員、新規採用や移動で新しい出逢いが沢山です。

寂しくもワクワクもするこの春。

恒例の学校の見送り式で島を離れる生徒や先生のスピーチ。

首にはお別れのレイがかけられています。

1年間で一番レイが多いのも、この3月の出港日。

先生と生徒もお互いに声を掛け合って、別れを惜しみます。

この時にこの島でどうやって過ごしてきたのか、
どのように人と関わってきたのかが感じられてきます。

サッカー部の胴上げ。

みんな別れを惜しんで、沢山のレイや船の中での食べ物などを贈ります。

僕はSUPで見送るために一足先にこの場を離れたので、
この後のお別れや出港シーンは残念ですが見れません。
今回はそれよりも、自分ができる最善はSUP見送りと思ったのです。

そして冒頭の場面に繋がります。

本当にまさに一期一会。
出逢ってくれて、本当に感謝です☆

この別れは毎回毎回慣れませんが、
こうして別れを惜しむほどの出逢いが出来たという意味では、
すごく良かったと思うのです。

そして、出港の時に投げたレイが島に辿り着くように、
きっとまたどこかで逢えると思うのです☆

いってらっしゃい!!
ありがとう☆