佳子様が国際基督教大学にご入学された。
報道によると、語学を基軸とした国際的視野を学ばれるとのことである。大学についての知識に乏しいので的はずれの感想かもしれないが、基督教大学の宗教色はどうなのだろうか。天皇を中心とした皇統・皇室は、日本国の祭主として神道的精神の神事を通して国と国民の安寧を祈願されている。現在は、国家神道の否定と憲法による信教自由の保証の結果、神事は皇室の私的行事として続けられているものの、皇統の連続と共に永続してものである。神道は宗教色が極めて希薄であるために、日本の神と民は他の神と宗教に比較的寛容である。渡来の仏教との軋轢を避けるための融合すら行ったために、仏教に帰依された過去の天皇が存在したにも拘わらず、皇室の神事は今に続いている。とはいえ、唯一絶対神を唱えるとともに他宗教を迫害したキリスト教とは相容れないのではないだろうか。
佳子様には、唯一神への帰依によって麗しい神事を否定されるようなことが起こらないことを望むところである。