コーチング・クリニック1月号(ベースボールマガジン社)に東京オリンピック技術映像「カヌー」が取り上げられていました。1964年の東京オリンピックに出場した本田大三郎氏、東山日出夫氏、梅沢勇治氏の対談形式の記事です。対談では「合宿合宿で脳みそが筋肉になるくらいだった」と当時を振り返っています。今では考えられない程のハードトレーニングを課して練習したんだろうなぁと思います。その精神力は、今の選手には到底真似できないものだと推測できます。スゴイ
また、今号では、パフォーマンス戦略「幼少期の経験が将来の運動能力や技術習得を左右する」と題して、東海大学体育学部生涯スポーツ学科准教授の知念嘉史氏の記事も掲載されていました。運動能力を向上させるための遊びの有用性について書かれています。印象に残った個所を記します。
「一つの競技に集中して取り組むと同じ動きの繰り返しになるため、結局、動きのバリエーションは偏ってしまうことになります。その結果、運動能力の高い子供でも、できる動きとできない動きがハッキリ分かれるように思います」
「一昔前であれば、外で様々な遊びをする中でいろいろな動作を経験し、身につけていました。遊びの中で身のこなしをある程度身に付けた後で、各競技に一本化したはずです。そのため、昔のアスリートや運動能力の高い人は、どんな種目でもそつなくこなす万能なイメージがありました。しかしながら今は万能さがなく、本当に運動能力が高いのか、疑問が残るようなアンバランスです。その理由として、幼少期から特定のスポーツを継続して行っていることが挙げられます。」
知念氏は、2020年に東京オリンピック開催が決定したことで、ますます幼少期から特定の競技のみへの専門化が起こるのではないかと懸念しています。確かに、特定のスポーツは得意でも、違う競技はめっぽう下手な人っていますよね
これらの考えからしても、現在高知県教育委員会が実施している「くろしおキッズ」も様々な競技体験を通してあらゆる能力に刺激を与えていくという意味から大変有意なものだと思います。あせらず、そして、すぐに結果を求めず、いろいろな能力を伸ばすことが重要ではないでしょうか?
一無尽。
たっすいがは、いかん。