パキスタンに、障害者の補装具制度と手当て制度ができました!
パキスタン自立生活センター(※)など、障害者団体の粘り強い交渉により、
国の制度として障害者の補装具制度と手当て制度が新設されました。
(※2002年に当会や日本各地の自立生活センターの支援を受けて活動開始)
・障害者の手当て制度
まず一家族に二人以上の障害者がいる70世帯に対して、
年間25000ルピーが支給されるそうです。
・補装具制度
まず140台の車いすを政府が買い取り障害者に支給されることになりました。
車いすのほかにも白杖などが給付されるそうです。
◆パキスタンの車いす状況
従来の車いすは、非常に重たく、障害者には自走が難しいタイプか
欧米のNGOから寄付された体格の大きい方向けの大型のものが主流で
障害や体型に応じた車いすは手に入らない状況でした。
海外からの車いすは、故障した際に修理やパーツの入手が困難で
入手できてもパキスタンの道路状況と合わず壊れやすいなどの問題がありました。
2005年のパキスタン大震災によって、脊椎損傷など何らかの障害をおったり
震災によって多くの車いすの必要性が高まりました。
そこで、救援基金を当会が中心となってよびかけさせていただきました。
その支援金で、車いす製作技術者を日本に招聘し、研修を行った結果、
全てのパーツについて、自国での修理、生産が可能となりました。
また、様々な障害やパキスタンの道路事情に対応する新しいタイプの
車いすを製作できるようになりました。
この補装具給付制度にあたって、政府からの事業受託をめぐって
国内外の車いすメーカー9社が競合に参加したところ
日本からの支援を受けたパキスタン自立生活センター関連の車いすメーカーが
めでたく車いす製作の事業を受託できることとなりました。
政府は、第二次配布として200台の買い上げを予定しており
今後も、給付対象が広がっていくことが期待されます。
この給付制度の拡大により、パキスタンの環境や障害の状況に合った車いすが国内に普及し、
また、障害者の所得保障が進んでいくことを期待したいと思います!
*今までの支援の経過は、こちらをご参照ください
http://www.j-il.jp/jil.files/paki/top.html
パキスタン自立生活センター(※)など、障害者団体の粘り強い交渉により、
国の制度として障害者の補装具制度と手当て制度が新設されました。
(※2002年に当会や日本各地の自立生活センターの支援を受けて活動開始)
・障害者の手当て制度
まず一家族に二人以上の障害者がいる70世帯に対して、
年間25000ルピーが支給されるそうです。
・補装具制度
まず140台の車いすを政府が買い取り障害者に支給されることになりました。
車いすのほかにも白杖などが給付されるそうです。
◆パキスタンの車いす状況
従来の車いすは、非常に重たく、障害者には自走が難しいタイプか
欧米のNGOから寄付された体格の大きい方向けの大型のものが主流で
障害や体型に応じた車いすは手に入らない状況でした。
海外からの車いすは、故障した際に修理やパーツの入手が困難で
入手できてもパキスタンの道路状況と合わず壊れやすいなどの問題がありました。
2005年のパキスタン大震災によって、脊椎損傷など何らかの障害をおったり
震災によって多くの車いすの必要性が高まりました。
そこで、救援基金を当会が中心となってよびかけさせていただきました。
その支援金で、車いす製作技術者を日本に招聘し、研修を行った結果、
全てのパーツについて、自国での修理、生産が可能となりました。
また、様々な障害やパキスタンの道路事情に対応する新しいタイプの
車いすを製作できるようになりました。
この補装具給付制度にあたって、政府からの事業受託をめぐって
国内外の車いすメーカー9社が競合に参加したところ
日本からの支援を受けたパキスタン自立生活センター関連の車いすメーカーが
めでたく車いす製作の事業を受託できることとなりました。
政府は、第二次配布として200台の買い上げを予定しており
今後も、給付対象が広がっていくことが期待されます。
この給付制度の拡大により、パキスタンの環境や障害の状況に合った車いすが国内に普及し、
また、障害者の所得保障が進んでいくことを期待したいと思います!
*今までの支援の経過は、こちらをご参照ください
http://www.j-il.jp/jil.files/paki/top.html