別府市は30日、来月から精神障害者1人を臨時職員として雇用すると発表した。大分市も嘱託職員として新年度1人を採用する。精神障害者の雇用は東京都庁などで例があるが「県内では初めてではないか」(関係者)という。
別府市が採用するのは20歳代の女性。支援者で精神保健福祉士の奥武あかねさん(38)によると、ストレスが高まると対人関係の維持が難しくなる時があるが、日ごろは障害があるとは分からないという。
奥武さんは、精神障害者の採用を市内企業などに要請。流通業や銀行業などの大手企業が採用に協力したものの、地場中小企業に支援を要請しても「行政でさえ雇っていない中では難しい」という回答が多く、昨年から市に採用を要請していた。
市は面接試験を実施し、採用を決定。浜田博市長は「同じ障害を持つ人を採用した民間企業では大変に助かっていると聞いている」と説明した
別府市が採用するのは20歳代の女性。支援者で精神保健福祉士の奥武あかねさん(38)によると、ストレスが高まると対人関係の維持が難しくなる時があるが、日ごろは障害があるとは分からないという。
奥武さんは、精神障害者の採用を市内企業などに要請。流通業や銀行業などの大手企業が採用に協力したものの、地場中小企業に支援を要請しても「行政でさえ雇っていない中では難しい」という回答が多く、昨年から市に採用を要請していた。
市は面接試験を実施し、採用を決定。浜田博市長は「同じ障害を持つ人を採用した民間企業では大変に助かっていると聞いている」と説明した