ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

あまりにも低かった重度訪問介護が全体に大幅アップ

2009年04月10日 09時52分37秒 | 障害者の自立
単価アップした部分はヘルパー事業所がヘルパー確保しやすくなり、サービスが使えない事態が改善することが予想されます。

 2月20日の全国課長会議で、障害者自立支援法のヘルパー制度や施設の2009年度からの単価(事業所に入る金額)が公表されました。原則3年ごとに行われる単価改正で、介護保険の単価アップはすでに12月に公表されています。

重度訪問介護

今回、重度訪問介護は全時間数にわたって約13%アップになり、最も大きな単価アップとなりました。これは、支援費制度から自立支援法に切り替わったときに重度訪問介護だけが大きく単価ダウンしたものを元の水準に近づけたものです。(支援費制度時代は、日常生活支援は1時間1800円で移動介護は1時間の場合4020円でしたが、これら2つの制度が合体して重度訪問介護になった)。重度訪問介護は、単価があまりにも低すぎたため、支給決定を受けてもヘルパー事業所がヘルパーを確保できず、サービスを提供できないという事態が全国でおきていました。重度障害者にとっては生死にかかわる重大な状況が続いていました。
  今回の改正で、重度訪問介護の8時間連続の場合の1時間平均単価は(区分4・5で)1761円、(区分6で)1866円になります。(なお、重度訪問介護は身体介護の半分以下の単価ですので、連続8時間以上の利用でないと、ヘルパー事業所は、ほとんどヘルパーを確保できません)。

身体介護

 身体介護は30分単価が(現在の2300円から)2540円に240円アップとなり、介護保険の4月からの新単価と同額になります。これにより、巡回介護事業を行う事業所が少し増えるかもしれません。また、自立支援法開始時に介護保険に比べて約0.5%下がっていた1時間~3時間の単価が介護保険と同額に戻りました。たとえば、1時間単価は現状の4000円から介護保険と同額の4020円に。また、(市町村に認められた場合のみに使える)連続3時間以上の単価は、現在は1時間当たり1400円ですが、介護保険と同額の1時間1660円に戻ります(支援費制度の時代と同じ単価に)。
なお、身体介護単価は、通院等介護(身体介護を伴う場合)と同額です。

家事援助

  家事援助は、1時間未満の短時間のみが単価アップしました。30分単価は今の800円から1050円に、1時間単価は今の1500円から1970円になります。介護保険では今回の改正でも生活援助(障害の家事援助に相当)の1時間単価が単価アップし、2080円から2290円になりましたが、障害の単価改正では介護保険に追いつくことができませんでした。
  介護保険では2000年の制度開始時に家事援助が1時間1530円でスタートし、支援費制度も3年後に同じ1530円でスタートしました。その後の介護保険の単価改正時に、あまりにも単価が低いことでサービスを依頼しても事業所が見つからないという実態を改善すべく、介護保険の家事援助は生活援助と名前を変え、(交通費や利用者宅への移動時間のコスト分として)550円が加算され、1時間のサービスの場合、単価が2080円に上がりました。しかし障害者のヘルパー制度は予算不足で1530円から上げることができず、自立支援法開始時には、逆に1500円に下がるという始末でした。今回、ようやく単価が上がりましたが、介護保険との単価の差は埋まっておらず、これで事業所に利用申し込みをしても、ヘルパーが見つかるかどうかはわかりません。また、障害の場合には、予算削減のために30分の家事援助単価が設定されており、介護保険の最低時間数の1時間単価に比べ、さらにヘルパーが見つかりにくくなっています。

全国障害者介護情報機関誌3月号より抜粋

すてき!下関:障害者の店「野の花工房」リニューアル 精力的にパン作り励む /山口

2009年04月10日 00時30分55秒 | 障害者の自立
 ◇手こねの食感、味わって!
 下関市菊川町にある障害者のパン店「野の花工房」がリニューアルされ、スタッフらはますます精力的にパン作りに取り組んでいる。国産100%の小麦を手でこねて作るもちもちとした食感が最大の売りだという。

 踏まれてもたくましく咲く野の花をイメージし、94年に数人でスタート。99年に現在の菊川町総合福祉会館(同町下岡枝)に移った。一般企業などでの勤務が困難な障害者に就労機会を提供する「就労継続支援B型事業所」で、毎週月~金曜に十数人が通う。

 リニューアルでは作業所が広くなり、これまで1台しか置けなかった作業台を2台並べられるようになった。「これでパンとケーキを同時並行で作れる。作業効率が上がる」と先本みす江施設長(61)。ついたてで仕切っただけだった事務室や更衣室も、それぞれ別室になった。

 工房では北海道北見市常呂町の契約農家の小麦を100%使用。スタッフが200回たたいて手でこね、自家製イモの紫イモあんパンや地元リンゴのアップルパイなどを作る。「手こねのもっちりした食感は1度食べたら忘れられません」と先本さん。シフォンケーキのほかカボチャや抹茶など5種類の味のクッキーも人気だ。

 価格はほとんどの商品が100円で、毎週火、金曜に町総合福祉会館で店頭販売するほか、近くの小日本ふるさと市や道の駅きくがわにも並ぶ。個別の事前注文もファクス(083・287・4616)で受け付ける。

障碍者外出支援

2009年04月10日 00時25分24秒 | 障害者の自立
 座間市では身体・知的障害者や精神障害者の外出等を支援するために福祉タクシー利用券、自動車燃料費助成券、理髪美容の出張券・助成券、バスカードを支給している。4月中に申請すれば来年3月までの1年分が支給される(精神障害者は手帳有効期限まで、更新後に残りを申請できる)ほか、理髪美容券は5月29日(金)までの申請が必要。各障害者の増加に伴い、申請数も増えているという。

 身体・知的障害者向けには、外出支援のための福祉タクシー利用券か自動車燃料費助成券と、自宅で理髪美容サービスを受けるための出張券か助成券を支給。申請は本人か代理人が身体障害者手帳・療育手帳・特定疾患医療受給者証・小児特定疾患医療給付決定通知書のいずれかと印鑑、自動車燃料費助成券を希望する場合は運転免許証と車検証も持って直接担当の市障害福祉課(電話046・252・7132)へ。理髪美容の出張券・助成券は、5月29日までに本人か代理人が身体障害者手帳か療育手帳と印鑑を持参し申請する。

 精神障害者向けには、外出支援のためにバスカード、福祉タクシー利用券、自動車燃料費助成券のいずれかを支給。申請は本人か家族が精神障害者保健福祉手帳、自立支援医療受給者証(精神通院)、印鑑と、自動車燃料費助成券希望の場合は運転する家族の運転免許証と車検証も持って担当へ。

 市障害福祉課によると、平成19年度の申請数は、福祉タクシー券818人3万4,968枚、自動車燃料費助成券654人1万3,761枚、理髪美容の出張券10人40枚、助成券65人390枚、バスカード442人8,916枚(※平成19年9月までのパスネット分を含む)。集計中の平成20年度分、さらに4月からの21年度分はより増加する見通し。

障害者と高齢の親がともに暮らせる介護施設 大阪

2009年04月10日 00時23分30秒 | 障害者の自立
 障害者と高齢の親がともに生活のできる全国的でも珍しい福祉施設「つつじケアホーム」が来春オープンする。社会福祉法人「美原の郷福祉会」(堺市美原区)の理事長の苗村登美子さん(68)は「強いきずなで結ばれた親と子が、楽しみながら最後まで暮らせる場を作りたい」と話している。

 計画では、同区平尾の約2300平方メートルの敷地に、障害者が共同生活する入居施設と、認知症の高齢者の介護にも対応できる住宅を併設。約20組の親子が長期入居可能になっている。敷地内には農園もあり、親子が共に野菜や花などの農作業をすることができるという。

 施設を建設する同法人は、同区小平尾で知的障害者授産施設「ワークセンターつつじ」などを運営。現在約60人の通所者が陶芸や手織り、木工などの部門に分かれて作業。イタリアンレストランなども運営し、障害者の就労支援も行っている。

 苗村さん自身、知的障害と心臓に病気のある次男を育てながら保母の資格を取得し、36歳で福祉の世界に飛び込んだ経歴の持ち主。

 苗村さんは「当時から障害者の親の高齢化が問題になっていました。ある高齢の母親が離ればなれになった子供の名前を呼びながら、息を引き取った姿が今でも忘れられない。ごく普通に子供が親を看取れる、そんな環境をつくりたい」と話している。

 建設費は約8億円。今年8月から第1期の工事が始まり、平成22年4月から障害者施設の一部を開設。24年4月までに高齢者向け住宅も完成する。

 現在、建設費用の寄付を募集している。問い合わせは同法人((電)072・369・7224)。

障害児デイサービスが開所

2009年04月10日 00時22分19秒 | 障害者の自立
 浅口市で初の障害児デイサービス施設「発達支援センターあさくち」が同市金光町の市金光総合支所内に開所した。療育希望の増加を受け、障害者施設、笠岡学園(笠岡市)を運営する笠岡市社会福祉事業会が開いた。

 支所2階の会議室(約30平方メートル)を利用。身体・知的障害に加え、落ち着きがないなどの発達障害全般の小学2年生までを対象に障害者自立支援法に基づく1日1時間半の日帰り療育をする。

 認定心理士らスタッフ3人が個別の支援計画をつくり、造形遊びなどの活動を通じ心身の発達や自立を目指す。笠岡学園職員もかかわる。定員は1日10人。自己負担は1回828円。里庄町民も受け入れる。同センター=電話080(3877)2490。