県教委は24日、2010年度の教員採用試験の概要を発表した。雇用情勢を考慮し、募集は09年度より約30人多い179人程度とし、新たにシニア枠(40歳以上55歳未満)を設ける。また、全体の募集とは別に、身体障害者枠(若干名)を設ける。特別枠について県教委は「身障者に積極的に受験してもらうのが目的」としている。
島根労働局は今年3月、「身障者の法定雇用率を達成する採用計画を適正に実施していない」と県教委に勧告。特別枠はこれを受けた措置で、同労働局によると、都道府県教委の中で、障害者を3年間採用していないのは島根県教委だけだった。県教委によると、08、09年度の身障者の出願はそれぞれ1人だったといい、担当者は「特別枠を設けたことで、応募しやすくなれば」と話した。
一方、シニア枠は県内外で5年以上の勤務経験がある講師や教諭が対象。これまで受験資格は45歳未満と制限していたが、55歳未満まで受験できる。
願書は5月7日から県庁などで配布、出願期間は同22日から6月2日まで。問い合わせは県教委義務教育課(0852・22・5422)
島根労働局は今年3月、「身障者の法定雇用率を達成する採用計画を適正に実施していない」と県教委に勧告。特別枠はこれを受けた措置で、同労働局によると、都道府県教委の中で、障害者を3年間採用していないのは島根県教委だけだった。県教委によると、08、09年度の身障者の出願はそれぞれ1人だったといい、担当者は「特別枠を設けたことで、応募しやすくなれば」と話した。
一方、シニア枠は県内外で5年以上の勤務経験がある講師や教諭が対象。これまで受験資格は45歳未満と制限していたが、55歳未満まで受験できる。
願書は5月7日から県庁などで配布、出願期間は同22日から6月2日まで。問い合わせは県教委義務教育課(0852・22・5422)