◇燃焼時間長く、燃料補助材に 名付けて!「エコ燃料 モエール君」
体などに障害のある人たちが通う高山市森下町のNPО法人ウェルコミュニティ飛騨「青葉の家」で、通所者やスタッフが新聞紙を再利用してレンガ状に固めた紙薪(まき)燃料の試作品を完成させた。炭のように燃焼時間が長く、出来栄えは上々。名付けて「エコ燃料 モエール君」(1個約350グラム)。薪燃料の補助材として薪ストーブや暖炉などでの利用を期待している。
◇「生産を安定化、自立支援に役立てたい」
「青葉の家」は、飛騨地方の精神や身体、知的障害のある19~65歳までの40人が登録、常時20人前後が通所して軽作業をしている。これまで、環境に優しいエコロジー商品を中心にリサイクル封筒、エコバッグ、はし袋などの商品を製作している。
今回、挑戦した紙薪燃料は昨年末、スタッフから提案があり、今年1月ごろから理事長の柏木真司さん(44)らが中心となって市販の押し型器で試作品に挑戦していた。完成した試作品は長さ22センチ、幅9センチ、厚さ5センチのレンガのような形をしている。
作り方は、1個当たり新聞紙約20枚を水に浸してもみほぐし、押し型器に入れて圧縮して水を切り、乾燥させて完成。雪深い飛騨地方では事業所や一般家庭に薪ストーブが徐々に普及しており、需要が見込める。柏木さんは「通所者たちが2時間かかってやっと10個できる程度だが、将来は生産を安定化させ、自立支援に役立てたい」と期待を込めて話している。
体などに障害のある人たちが通う高山市森下町のNPО法人ウェルコミュニティ飛騨「青葉の家」で、通所者やスタッフが新聞紙を再利用してレンガ状に固めた紙薪(まき)燃料の試作品を完成させた。炭のように燃焼時間が長く、出来栄えは上々。名付けて「エコ燃料 モエール君」(1個約350グラム)。薪燃料の補助材として薪ストーブや暖炉などでの利用を期待している。
◇「生産を安定化、自立支援に役立てたい」
「青葉の家」は、飛騨地方の精神や身体、知的障害のある19~65歳までの40人が登録、常時20人前後が通所して軽作業をしている。これまで、環境に優しいエコロジー商品を中心にリサイクル封筒、エコバッグ、はし袋などの商品を製作している。
今回、挑戦した紙薪燃料は昨年末、スタッフから提案があり、今年1月ごろから理事長の柏木真司さん(44)らが中心となって市販の押し型器で試作品に挑戦していた。完成した試作品は長さ22センチ、幅9センチ、厚さ5センチのレンガのような形をしている。
作り方は、1個当たり新聞紙約20枚を水に浸してもみほぐし、押し型器に入れて圧縮して水を切り、乾燥させて完成。雪深い飛騨地方では事業所や一般家庭に薪ストーブが徐々に普及しており、需要が見込める。柏木さんは「通所者たちが2時間かかってやっと10個できる程度だが、将来は生産を安定化させ、自立支援に役立てたい」と期待を込めて話している。