発達障害の子どもを持つ親たちでつくるNPO法人「発達障害を考える会・TRYアングル」(兵庫県伊丹市)の理事長、宇和川美保さんが、日常生活の中でメンバーが経験した障害の特徴や対応方法について、漫画を使ってわかりやすく紹介した「実録4コママンガ そうだったのか!発達障害 わざとじゃないモン」を出版した。
発達障害は、先天的な脳機能障害とされ、学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などがある。学校生活の中でうまくコミュニケーションがとれず、落ち着きがないことから、本人や親の育て方が原因だと、誤解を受けることが多いという。
考える会は2004年、発達障害の子どもを持つ、阪神間に住む母親たちで結成。会員は現在、約130人。子どもの自立支援や、障害に対する正しい知識を広げようと、専門家らを招き、勉強会や講演会を開いている。
発達障害を正しく理解してもらおうと、親の悩みや周囲との接し方を紹介する4コマ漫画を掲載した小冊子を、これまでに8冊発行。今回はそれらの中から50本をピックアップしてまとめた。
宇和川さんは「斗希典裟」のペンネームで、エピソードをほほ笑ましいイラストを使って紹介。難解な専門用語には解説を添えている。
発達障害の子どもには、二つのことを同時に処理することが難しいという傾向があるため、親が「寝る前にパジャマに着替えて、窓を閉めて寝るように」と言っても、窓を閉め忘れてしまうといった実例や、登校中にアリの行列に気を取られて、学校に行くことを忘れてしまうなどの日常生活の一例を紹介している。
宇和川さんは「自分たちが経験したエピソードを出来るだけ忠実に紹介することで、子育てに悩んでいる人たちに『みんな同じように悩んでいる』ことを知ってもらい、元気になってほしい」と話している。
A5判、152ページ。1365円(税込み)。問い合わせは合同出版(03・3294・3506)へ。
発達障害は、先天的な脳機能障害とされ、学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などがある。学校生活の中でうまくコミュニケーションがとれず、落ち着きがないことから、本人や親の育て方が原因だと、誤解を受けることが多いという。
考える会は2004年、発達障害の子どもを持つ、阪神間に住む母親たちで結成。会員は現在、約130人。子どもの自立支援や、障害に対する正しい知識を広げようと、専門家らを招き、勉強会や講演会を開いている。
発達障害を正しく理解してもらおうと、親の悩みや周囲との接し方を紹介する4コマ漫画を掲載した小冊子を、これまでに8冊発行。今回はそれらの中から50本をピックアップしてまとめた。
宇和川さんは「斗希典裟」のペンネームで、エピソードをほほ笑ましいイラストを使って紹介。難解な専門用語には解説を添えている。
発達障害の子どもには、二つのことを同時に処理することが難しいという傾向があるため、親が「寝る前にパジャマに着替えて、窓を閉めて寝るように」と言っても、窓を閉め忘れてしまうといった実例や、登校中にアリの行列に気を取られて、学校に行くことを忘れてしまうなどの日常生活の一例を紹介している。
宇和川さんは「自分たちが経験したエピソードを出来るだけ忠実に紹介することで、子育てに悩んでいる人たちに『みんな同じように悩んでいる』ことを知ってもらい、元気になってほしい」と話している。
A5判、152ページ。1365円(税込み)。問い合わせは合同出版(03・3294・3506)へ。