ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

子どもの障害 ケア情報つなぐ

2009年04月06日 01時01分03秒 | 障害者の自立
 広島県はこの春、障害者がケアを受ける上で必要な情報を保護者が記録する、「サポートファイル」を作成した。今後、各市町が地域情報を加え、本年度中に無料配布する。病院や福祉施設で提示することで、説明を繰り返す負担を軽減。保護者の多くを悩ませる、自身の死後の子どもへの支援についても、的確な「道しるべ」を残せることになる。

 「心をつなぐサポートファイルひろしま結愛(ゆい)」はA4判の六十五ページで、医療情報や成育歴、相談歴などを保護者が記入。生活習慣やコミュニケーション力、好みも、年齢に応じ書き込む。

 これまで保護者は各種窓口で、障害の内容や成育状況を繰り返し説明せざるを得ず、心の負担となってきた。また、障害のある子どもを残し親が先立つ不安から、適切なケアや自立支援につながる「記録」を求める声が高まっていた。

 知的障害者の保護者たちでつくる「広島県手をつなぐ育成会」が県から作成を委託され、三月に完成。今後、各市町が各種機関の連絡先など地域情報を加えて配る。

 膨大な個人情報が含まれるため県障害者支援課の衣笠正純課長は「施設や事業所は情報管理の徹底が大切。保護者も必要な部分だけ示すなどの注意をしてほしい」と話す。

 中国地方では、広島市が二〇〇七年度、発達障害をめぐるファイルを作成。松江市や倉敷市も、障害者を支える同様の手帳などを配布している。(

脳性まひ:障害ある生徒の両親、地元中学へ進学希望 下市町教委に通知書 /奈良

2009年04月06日 01時00分07秒 | 障害者の自立
 脳性まひで体が不自由なため、希望した地元の中学への進学を認められず、養護学校への入学を通知された下市町の女子生徒(12)の父母が、地元中学への進学を求める通知書を町教委に送付した。認められない場合、法的処置を取ることも検討する、としている。

 女児は公務員(51)の長女。日常生活は車椅子で送っているが、滑り止めがあるはしで食事ができ、左手で文字が書ける。小学校は介助員2人と特別支援担任が支援して、地元で通った。

 女子生徒は中学も地元での通学を希望したが、町就学指導委員会は今年1月、進学は「養護学校がのぞましい」と答申。今月1日には、県教委から「就学通知」が郵送されたが、両親は受け取りを拒否した。

 両親は「障害者も健常者と一緒に生活する方が成長する。本人も6年間、一緒だった友人と離れたくないと言っている。設備の不備は行政の問題だ」としている。

 これに対し、町教委は「中学校では教室の移動が多く、グラウンドは離れている。受け入れ拒否ではなく、無理だ。養護学校は施設も整備されている」としている