ゴエモンのつぶやき

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人形劇:手話ナレーション付け、防災訴え 川崎の劇団、聾学校など100校ツアー

2010年10月28日 01時14分58秒 | 障害者の自立
 ◇12月最終公演
 全国の聾(ろう)学校や特別支援学校100校以上を2年以上かけて回り、防災人形劇「稲むらの火」の上演を続ける聴覚障害者と健聴者でつくる劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」(川崎市)の活動が大詰めとなった。「聴覚障害のあるすべての子どもたちに防災の意識を高めてもらいたい」と始めたツアーは12月に富山県立富山聴覚総合支援学校で大団円を迎える。

 「稲むらの火」は、江戸時代の1854年の安政南海地震の際、今の和歌山県に住んでいた浜口儀兵衛(梧陵(ごりょう))の活動をモデルにした物語。聴覚障害者は大災害時に、ラジオや広報車などの情報から取り残される恐れがあり、劇団は「人形劇で分かりやすく防災教育を」と手話のナレーション付きの「稲むらの火」の上演を続けてきた。

 ストーリーは、庄屋の五兵衛(ごへえ)が地震の後、潮が引くのを目にし、海辺にいた人たちに危険を知らせるために稲束に火を付ける、というもの。初公演は08年10月に川崎市の聾学校で行い、劇の後には地震や火災時のアドバイスもしてきた。聴覚障害があり、手話のナレーションを務める善岡(よしおか)修代表(35)は「各地の子どもたちの反応を見ながら、劇での表現を変えたりもし、いわば、全国の子どもたちと作ってきた」と笑顔で話し「聴覚障害者の先輩として、子どもたちに夢を持ってほしい、との思いも込めて続けてきた」と振り返る。

 今月13日には京都府立聾学校で上演。小学部から高等部の57人が真剣な表情で鑑賞した。高等部3年の会田崇紘さん(17)は「もっと地震や津波について勉強したい。家で家族とも話し合いたい」と話した。善岡代表は奄美大島の豪雨災害のニュースもテレビ映像で見た。「逃げ遅れは聞こえない人たちにも起こりうることだ。想像できない程の勢いで水かさが増えたという話も聞く。地震や津波についてもそうだが、私たちは時にオーバーな想像力で想像することも必要」と話す。

毎日新聞 2010年10月27日 東京夕刊


虐待防止など法整備を 高砂で県知的障害者福祉大会 

2010年10月28日 01時13分14秒 | 障害者の自立
 「安心と自立を支える地域福祉をめざして」をテーマに、県知的障害者211件福祉大会が26日、高砂市の市文化会館で開かれた。県内に住む障害者の保護者や施設関係者ら約830人が参加し、障害者をめぐる制度改革の行方について考えた。


 県手をつなぐ育成会などが主催し、54回目。

 全日本手をつなぐ育成会の情報誌編集委員で、神奈川県平塚市職員の又村あおいさんが講演。障害者自立支援法に代わる「障がい者総合福祉法案」をめぐる国の動向や、議論されている内容を解説した。現在の議論がニーズの聞き取りに重点を置いてサービスの支給を決める‐としていることについて「ニーズを伝えることが難しい人への聞き取りが課題」などと述べた。

 続いて又村さんが進行役となり、シンポジウムがあった。宝塚、明石、加古川、相生、洲本市の各育成会で役員を務める保護者らが意見を交わし「小規模作業所が新制度でどのように位置づけられるのか不安」といった声が聞かれた。最後に、障害者211件虐待防止法と差別禁止法の早期制定などを盛り込んだ大会宣言を採択した。

神戸新聞

川口RINC、工業高生と共同で障害者用移動装置を試作

2010年10月28日 01時11分03秒 | 障害者の自立
 【さいたま】川口RINC(埼玉県川口市、入野純一代表、048・228・2220)は埼玉県立川口工業高等学校の生徒と共同で、障害者向け移動装置の試作機を作製した。無限軌道タイプの同装置を、通常のいすに取り付けて車いすにする方式。調整機具(アジャスター)を用意し、あらゆるいすへの取り付けを可能にした。今後、強度や速度の向上に向けた改良を進め、実用化を目指す。
 川口RINCは川口商工会議所内に事務局を置く異業種交流団体。今回の取り組みは、7月に地元産業界と川口工業高校などが連携して立ち上げた「工業高校実践型人材育成プロジェクト」の一環。テーマを福祉関連に絞り、基礎デザインは高校側が担当した。
 企画段階で生徒たちから出たさまざまなアイデアを基に、製品開発の方向性を決定。市販のいすとクローラーを組み合わせる考え方は生徒によるものだという。

日刊工業新聞

技能五輪・アビリンピック:セイコーエプソングループ、5人入賞 喜び語る /長野

2010年10月28日 01時09分18秒 | 障害者の自立
 神奈川県で今月開かれた第48回技能五輪全国大会と第32回全国障害者技能競技大会で、セイコーエプソンと子会社の選手2人が銀メダルを獲得したほか、セイコーエプソンの3選手が敢闘賞を受賞した。入賞者らが26日、諏訪市の本社で会見して喜びを語った。

 銀メダルに輝いたのは、技能五輪の精密機器組み立て職種に出場した同社ものづくり塾の小澤健太さん(21)と、障害者技能競技大会の電子回路接続競技に出場した特例子会社エプソンミズベの向山雅士さん(31)。

 小澤さんは須坂市出身で、出場は2度目。「つらいことが多く、メダルへのプレッシャーも強かった。先輩の指導を受けて結果が形として残り、とてもうれしい」と語った。伊那市出身の向山さんは初出場。「会場の雰囲気にのまれそうになったが、仲間の支えで平常心で臨めた。銀メダルは少し悔しい。12年の長野大会を目指す」と笑顔で話した。

 エプソングループでは若手技能者育成を目的に04年から毎年、技能五輪などに選手を派遣し、これまでにもメダル獲得者を出している。

 今年の技能五輪には県内から18職種51選手が参加し、銀2人、銅4人、敢闘賞13人の計19人が入賞を果たした。また12年の第50回技能五輪は、県内(松本、諏訪両市)で開催が決まっている。

毎日新聞 2010年10月27日 地方版


区役所にコーヒーの香り

2010年10月28日 01時06分54秒 | 障害者の自立
 磯子区役所に10月13日、障害者が中心となって運営するカフェが開店した。

 店の名前は、フランス語で空を意味する、「カフェ・ル・シエール」。その名の通り、吹き抜けでガラス張りの店内からは、磯子の空を眺めることができる。

 店舗は、区内15の障害者施設・福祉団体で構成される連絡会が運営を担当。この15団体は、区役所の区民ホールで毎月2回、こすもすショップという障害者自主製品の定例販売会を行っており、自主製品の常設販売と障害者のさらなる社会参加を目的に、今回のカフェオープンを決めた。

 実務は特定非営利活動法人さざなみ会が担い、同会の施設利用障害者とスタッフが店舗を切り盛りする。

 当日は、坂本連区長らによるテープカットを合図に開店。この日のためにコーヒーメーカーの担当者から数回にわたって研修を受けた店員たちが、入れたての香り豊かなコーヒーを来店者たちに振る舞った。

 カフェは、平日の午前10時から午後4時まで営業。区役所でイベントがある際は、土・日曜日などでも開店予定となっている。


タウンニュース