ゴエモンのつぶやき

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JSS、加盟社の営業禁止要求 障害者40人が失業恐れ

2011年02月11日 00時52分09秒 | 障害者の自立
 愛知県高浜市の福祉サービス会社「ジョブスマイルサービス(JSS)」が、通所型の障害者雇用施設の設立・運営の指導契約をした2業者に加盟金の残金支払いを求めている訴訟で、JSSが業者に対し2013年6月までの施設営業差し止めを求めていることが分かった。JSSの主張が認められれば、2業者の施設を利用している障害者計40人が失業する恐れがあり、福祉関係者は憂慮している。2業者はJSSに加盟金1050万円の半額を支払った後、いずれも昨年6月に契約を解除した。
 訴状によると、JSSと業者の契約書には、契約解除後の3年間、JSSから指導を受けた厚生労働省の雇用促進事業「就労継続支援A型」に基づく施設経営を禁じている。
 業者側は訴訟への反論書の中で、大村秀章氏(50)=次期県知事=の私設秘書の男性(31)が作成する書類なので、県の指定を受けることができるという趣旨の偽りの説明を、JSS側から受けたと主張。契約自体の無効を訴えている。男性はJSS取締役や顧問を務めていた。
 名古屋市内のある契約業者が運営する施設は、20人余の障害者が自動車部品や衛生用品の検品・袋詰めをしている。勤務は1日4時間で週5日間。県の最低賃金の時給745円以上で雇用契約を結んでいる。業者は雇用した障害者1人当たり1日5千円余の訓練給付金を国などから支給される。
 同市内で障害者の就労支援施設を運営している代表者は「JSSの差し止めの請求の内容が事実なら、利用者(障害者)保護の視点が欠落している。障害者が一般企業で働けるよう訓練する事業の趣旨を重視するべきだ」と指摘している。

(中日新聞)

【福島】 知的障害者のスポーツ全国大会 開催に向け準備着々

2011年02月11日 00時49分51秒 | 障害者の自立
 知的障害者がスポーツプログラムを発表するスペシャルオリンピックスの第5回ナショナルゲーム(全国大会)冬季大会が来年冬、県内で開幕するまで、10日でちょうど1年となった。先月に実行委員会が発足し、急ピッチで準備が進んでいる。(竹園隆浩)
 大会は2012年2月10日から3日間にわたり、計7競技が行われる。初日に郡山総合体育館で開会式があり、競技は11、12日にアルペンスキー、スノーボード、クロスカントリースキー、スノーシューイングが猪苗代町の沼尻スキー場、スピードスケートとフィギュアは郡山市の磐梯熱海アイスアリーナ、フロアホッケーと最終日の閉会式は同総合体育館で行われる。
 参加人数は冬季大会では過去最多のアスリート約700人、選手団長、コーチら約400人の約1100人を予定。地元は役員、スタッフ、ボランティアや約3千人で大会を支える計画だ。
 実行委員会は今月5、6日に現地の会場視察を兼ね、スキーの指導者を集めた研修会を実施。26、27日にはスケートも同様の研修会を行う。
 4月には1992年バルセロナ、96年アトランタ両五輪のマラソンメダリストでスペシャルオリンピックス日本(SON)の理事長である有森裕子さんを招いて講演会かトークショーなどのチャリティーイベントを開催。6月は郡山市内で聖火の採火式を行い、知的障害がある人が聖火をリレーする「トーチラン」を実施する予定だ。
 SON・福島は、全国37番目の地区組織として昨年2月に創設された。郡山、会津若松両市を中心にアスリート数39人でスタートし、ナショナルゲームには昨年の夏季大阪大会にアスリート5人、選手団長・コーチら4人で初参加。陸上のリレーを含め、金4、銀2個のメダルを獲得した。
 しかし、冬季は全国の舞台にまだ一度も参加したことがなく、現在のアスリートは皆無。夏季大会からの転向組を含めて、大会までに育成し、最終的には20人程度の参加を目指す方針だ。約2千人が必要とみられる大会ボランティアも今夏には募集を始めるつもりでいる。
 大会は13年に韓国・平昌で開かれる第10回冬季世界大会の選考会を兼ねる。実行委員長に就任した佐久間啓・あさかホスピタル理事長は「目的をもって参加したアスリートが大きな喜びを得るのがスペシャルオリンピックス。素晴らしい大会にするために、多くの人に興味を持っていただき、支援してもらいたい」と話している。
 大会への問い合わせは、同ホスピタル内の事務局(024-945-1672、メール song2012@son.or.jp)へ。

朝日新聞