施設老朽化のため、1日に移転完了した新居浜市立養護老人ホーム慈光園の落成式が26日、同市西の土居町1丁目の同園であった。出席した行政、福祉関係者ら約100人は、さらなる福祉行政の充実に期待を寄せた。
同園は1951年、同市滝の宮町で市養老院としてスタート。合併や増設を重ねてきたが、雨漏りやバリアフリーの遅れなどが目立つようになったため、移転し新施設を建設した。
新しい慈光園は鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約5000平方メートル、総工費は11億4768万円。定員100人で、全面バリアフリー化された。また、聴覚障害者のため、音ではなくわさびの臭いを発する火災警報器などが整備されている。
佐々木龍市長は「市の長期計画で高齢者福祉を重要施策に位置づけている。夫婦部屋などもあり、特長ある施設となった」とあいさつ。入所者を代表して森川清子さん(88)が「最初、老人ホームは怖いところだと思っていた。しかし、皆さんも年を取ったらぜひおいでなさい。極楽ですよ」と謝辞を述べると、参加者から笑いと拍手が起こった。
愛媛新聞
同園は1951年、同市滝の宮町で市養老院としてスタート。合併や増設を重ねてきたが、雨漏りやバリアフリーの遅れなどが目立つようになったため、移転し新施設を建設した。
新しい慈光園は鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約5000平方メートル、総工費は11億4768万円。定員100人で、全面バリアフリー化された。また、聴覚障害者のため、音ではなくわさびの臭いを発する火災警報器などが整備されている。
佐々木龍市長は「市の長期計画で高齢者福祉を重要施策に位置づけている。夫婦部屋などもあり、特長ある施設となった」とあいさつ。入所者を代表して森川清子さん(88)が「最初、老人ホームは怖いところだと思っていた。しかし、皆さんも年を取ったらぜひおいでなさい。極楽ですよ」と謝辞を述べると、参加者から笑いと拍手が起こった。
愛媛新聞