ゴエモンのつぶやき

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障害者の安全、無線タグで確保 富山の立山科学工業開発

2011年08月04日 02時16分52秒 | 障害者の自立
 立山科学工業(富山市)が開発した無線タグで位置情報を把握するシステムが、約30人の障害者が働くトヨタ自動車子会社のトヨタループス(愛知県豊田市)で採用された。障害者が働く施設での採用は国内でも初めて。開発したプロジェクトチーム(PT)は今年度のエンジニアリング協会(東京)のエンジニアリング功労者賞に選ばれた。
 トヨタループスは社内メールの管理や印刷などが主な業務。社員の約3分の1が障害者で、障害の内容や程度が異なる。

 こうした社員らの作業中の動きを個別に把握するため立山科学工業は1秒に1回電波を発信する無線タグや受信機、アンテナなどを組み合わせたシステムを構築。社屋を施工した大林組やトヨタ自動車とも協力し、約200人の位置情報や作業中の動きを把握し、自動ドアの開閉や非常時の通報ができるようにした。

 開発を担当した立山科学ワイヤレステクノロジー(富山市)の柴田登社長は「モノの管理や医療分野でも導入の可能性を探りたい」としている。

富山新聞