ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

進まぬ 福祉避難所指定

2012年04月18日 10時26分28秒 | 障害者の自立
◎「介助員派遣困難」「ベッドなし」/対象者把握も進まず


 県内で災害時に高齢者や障害者らの要援護者を受け入れる「福祉避難所」の指定が進んでいない。東日本大震災で改めて必要性が認識されたが、県内30市町村のうち半数近くの14市町村は1カ所も設けていない。福祉関係者は「体育館などを利用した一般の避難所では体調を崩しかねない要援護者もいる」と訴える。


 有田市は16日、市内で高齢者福祉施設を運営する社会福祉法人の守皓会(しゅこうかい)(成川守彦理事長)と福祉避難所協定を結んだ。市で初めて避難所に指定されたのは、特別養護老人ホームの「愛宕苑(えん)」(5階建て延べ5166平方メートル)と「田鶴苑(たづえん)」(5階建て延べ4223平方メートル)。災害時は施設内の和室や洋室を利用して計20人を受け入れる。かゆなどの食料や水の備蓄は3日分を確保しているという。


 だが、市内に寝たきりを含む要援護者は387人いる。2カ所ですべてを収容することはできない。市福祉課の担当者は「市の施設を利用できたらいいが、簡易ベッドや介護用品などが整っていない。民間の施設を利用する場合でも、災害時だけに介助員を派遣するのが特に難しい」と話す。


 県内では2008年から指定が増え、和歌山市を含む16市町が福祉避難所を設けている。指定が進まない理由について、福祉避難所がない新宮市の担当者は「老人ホームやグループホームと協議を進めているが、ベッドに空きがない」。那智勝浦町の担当者も「町の福祉健康センターはすでに広域避難所に指定されているので福祉専用にするのは難しい」と事情を明かす。


 一方、北山村は福祉避難所を指定していたが、災害時に水没する可能性があることから今年に入っていったん指定をやめ、新たな避難所を探している。


 県内では福祉避難所を設置する際の基礎資料になる要援護者数の把握も進んでいない。国のガイドラインは、避難所の整備数を検討する前提として、県や市町村に「対象者の概数の把握」を求めている。だが、県福祉保健総務課は「個人情報を知られたくない住民がいる事情などもあって、現段階では要援護者の全体数を把握するまでには至っていない」と話す。


 市民団体「医療的ケアを必要とする子どもたちの教育と生活を考える会」の角下委津子(かくしたいつこ)さん(55)=海南市=は「人工呼吸器や酸素濃縮装置をつけた重度障害者を安心して避難させるには、スロープや酸素ボンベが備わり、介助員がいる福祉避難所が必要」と指摘する。


 会員の子どもの多くは、チューブで栄養を胃に送る経管栄養や人工呼吸器の装着などの医療的ケアが必要で、角下さんの次男(22)も寝たきりの重度障害者という。角下さんは「東日本大震災では停電で人工呼吸器や冷暖房設備が動かなくなったと聞く。息子は体温調節もままならない。東海・東南海・南海地震などの大災害を考えると、とても心配だ」と話す。(平畑玄洋)



□福祉避難所

 介助が必要な高齢者や障害者、妊産婦らに配慮した避難所。民間施設を指定する場合は市町村が協定を結ぶ。建物はバリアフリー化され、障害者用トイレや介護用品などを備える。阪神大震災が起きた1995年以降、避難生活で体調を崩すなどして亡くなる「震災関連死」が相次いだことを受け、国が96年に打ち出した。08年には設置のガイドラインを策定し、おおむね10人の要援護者に1人の介助員を配置することを求めた。昨年3月末で、全国の市町村の約4割にあたる729市町村が指定している。



福祉避難所に指定された特別養護老人ホーム「愛宕苑」=有田市港町

朝日新聞 - 2012年04月18日

安曇野に精神障害者就労支援のカフェ「だもんで」-地域住民との交流も

2012年04月18日 10時18分47秒 | 障害者の自立
 安曇野・穂高病院近くにカフェ「Da・Monde(だもんで)」(安曇野市穂高)がオープンして約1カ月が過ぎた。

 精神障害者を支援するNPO法人「ほたか野の花」(安曇野市穂高、TEL 0263-31-6438)が運営する同店。同NPOが2005年に開設した精神障害者の日中活動の場「憩いの家 野の花」の利用者もスタッフとして働く。築約100年の建物を改装した店舗で、席数はテーブル24席を用意する。「自分たちでできるところは自分たちでやりたい」と、職人の協力を得ながら作り上げたという。「天井に明治45年の新聞が貼られていて歴史を感じた」と同NPO代表の籾山尚子さん。

 食事メニューは、肉や魚、野菜などをバランスよくセットにした「日替わりランチ」と「カレー」(以上550円)を提供する。ドリンクメニューは、「コーヒー」「紅茶」「トマトジュース」(以上300円)など。ほかに「たい焼き」(あんこ=100円、カスタード=110円)も。食材は、利用者が作る野菜や米、農業支援を受けている農家で収穫を手伝ったものなどをメーンに使う。「自分たちの手で収穫した、そのときの旬の食材を出すようにしている」と同NPO理事の田村恵子さん。

 店内では農作物やジュースなどの加工品も販売する。「ごまかし」(300円)は、白ゴマと黒ゴマを生地に混ぜて焼いたせんべい。「とても人気。カフェを開く前から作業として利用者が作っていたもの。メニューの中で一番作り慣れている自信作(笑)」(田村さん)。

 安曇野地域にある就労継続支援事業所を利用する精神障害者の割合は少ないが、「憩いの家」利用者の半数以上が「仕事をしたい」という希望を持っているという。「障害者施設は市街地から離れたところにあるイメージがあるが、それでは一層孤立してしまう。街中に作ることで、働く場だけでなく地域の人たちと触れ合う『コミュニティーの拠点』にもなれば」と籾山さん。「2階はフリースペースなので、コンサートや作品の展示なども行っていきたい。皆が気軽に集い、心地良いと感じてもらえる場所にしたい」とも。

 営業時間は12時~16時。木曜・日曜定休。


手を掛けて作り上げた店舗は優しい雰囲気

松本経済新聞 - (2012年04月17日)

日本障害フォーラム、竹駒町に支援センターを開設 安心生活へお手伝い

2012年04月18日 10時13分54秒 | 障害者の自立
 日本障害フォーラム(JDF、小川榮一代表)は17日、陸前高田市竹駒町字館地内(旧竹駒保育園庭内)に「JDFいわて支援センター」を開設し、竹駒地区コミュニティセンターでセレモニーを行った。沿岸部の支援活動拠点として、市内に在住する障がい者やその家族、高齢者、妊産婦らが安心した生活を送れるよう、各種支援やニーズ把握調査などを展開していく。
 JDFは、障がい者の施策や権利の推進を目的に平成16年、日本身体障害者団体連合会など13の関係団体で構成。東日本大震災後は被災障害者総合支援本部を立ち上げ、宮城、福島、岩手の各県に設置した現地支援本部が支援活動を行っている。
 陸前高田には、沿岸部の拠点としていわて支援センターを開設。「TEAM OK(チーム・オッケー)」を組織し、調査活動や各種生活支援を展開することとした。
 開設式には、来賓や関係者ら40人余りが出席。JDF東日本大震災障がい者支援いわて本部の田村幸八代表は「このセンターを拠点に、関係機関と連携を取りながら活動していきたい。安全安心の住みよい社会が一日も早く築かれるよう祈願する」と、JDFの藤井克徳幹事会議長は「調査で把握できたニーズを実現できるよう、知恵を出し合って努力していきたい」とあいさつした。
 来賓の戸羽太市長が祝辞を述べ、関係団体の代表者3人もあいさつで今後の活動に期待。決意表明では吉田与三郎センター長が「地域の役に立つようニーズを把握し、公的支援ができないところは支援に努めたい」と誓った。
 サービス利用者代表の佐々木敬喜さん(75)
=米崎町=は、「目が見えない私たちも被災した場所に足を運び、話を聞きたいと思っているが、サポートが必要であり、開設を待ちに待っていた。絆は結ぶまでが大変だが、視覚障がい者として小さい輪が大きくなるサークルをつくりたい」と述べた。
 センターでは、▽市内における障がい者の実態とニーズ把握、必要な支援の橋渡し▽地域に残る資源づくり▽生活支援―を柱に活動。県内の沿岸部で支援活動を行う関係機関、団体とも連携を取りながら実施する。
 設置期間は2年程度の見込み。調査活動(第1期は4月下旬~8月)を通じて課題解決と地域の復興推進、仮設住宅や在宅で孤立しがちな障がい者の支援につなげる。サービスや人材、ネットワークなどの資源が地域に根付くよう、地域住民とも連携を取る。
 活動のうち、生活支援では公的サービスの届きにくいところもカバー。障がい者(障がい者手帳の有無は問わない)はもちろん、その家族、高齢者、けが人、妊産婦らを対象とし、通院、買い物、週末の余暇などにおける同行介助や送り迎え、必要な生活支援を行う。
 支援を受けるには事前連絡が必要で、緊急性を要するものが優先される。
 支援申し込み、相談、問い合わせは同センター(℡47・4744、FAX47・4745)へ。


関係者らが出席した支援センターの開設式=竹駒町

東海新報 - 2012年04月18日付 7面

障害者支援のかまどや 地域初A型事業所に 丹波

2012年04月18日 10時08分06秒 | 障害者の自立
 障害者が自立を目指して働く兵庫県丹波市氷上町市辺の弁当チェーン「本家かまどや氷上店」の運営会社がこのほど、障害者自立支援法に基づく「就労継続支援A型事業所」の認可を県から受けた。丹波地域では初めてで、就労する障害者は県が定める最低賃金以上の給与を受け取ることができる。開設準備を進めてきた大槻真也施設長(40)は「『障害者20+ 件だから』とできることを決めつけず、仕事の機会を提供したい」と話している。

 障害者就労継続支援事業所にはA型とB型があり、A型は労働基準法の適用を受け、一般企業の就労形態に近いのが特徴。事業所は障害者に最低賃金以上の給与を支払う義務が生じる一方、国や自治体から補助金や助成金が受けられる。

 同店は2010年に知的障害のある女性を雇ったのを皮切りに、障害者を積極的に雇用。業績は好調で、売り上げは前年比で130~200%を維持している。さらに提供できる仕事の種類を増やそうと、弁当などに使う野菜の栽培や、工業製品の検品といった軽作業の運営も始めている。

 現在は知的、精神、身体障害のある18~64歳の20人が勤務し、地域で共同生活を始めた人もいるという。運営会社は、ごはん1人前の分量にちなみ、「250g(ニコマル)」と名付けた。「障害者だからとできることを決めつけず、仕事の機会を提供したい。生きづらい、生活しづらいと感じている障害者が、生まれてきてよかったと思える場にしたい」と話している。


新たに始めた軽作業に取り組む障害者ら=丹波市氷上町市辺

神戸新聞 - (2012/04/18 09:15)

障害者向けチケット割引の実施について [ 川崎F ]

2012年04月18日 01時25分52秒 | 障害者の自立
川崎フロンターレでは、4月18日(水)に開催されるナビスコカップ ベガルタ仙台戦より下記の通り障害者の方を対象にホームゲームのチケット割引を実施致しますので、お知らせ致します。

■対象となる方
下記のいずれかをお持ちのご本人
◇身体障害者手帳
◇療育手帳
◇精神障害者保健福祉手帳
※試合当日、手帳をお持ちでない場合は対応致しかねますので、ご注意ください。

■実施内容
全券種500円引き
※付き添い・介添えの方は1名まで同料金とします。
※他の割引・クーポン券との併用はできません。
※招待券は対象外とさせて頂きます。

■対象試合
4月18日(水)ナビスコカップ ベガルタ仙台戦以降の川崎フロンターレホームゲーム

■受付方法

◆前売券の場合
1. 観戦を希望される試合のチケットを通常通りの方法でご購入下さい。
※チケットの購入方法はこちらをご覧下さい。
2. 試合当日、当日券売場(正面)にて手帳をご提示下さい。割引分の500円を返金させて頂きます。

◆当日券の場合
1. 当日券売場(正面)にて手帳をご提示下さい。通常当日券価格の500円引きでチケットを販売させて頂きます。
※前売にて完売の場合は対応致しかねますので、予めご了承下さい。

◆シーズンチケットをお持ちの場合
1. 試合当日、当日券売場(正面)にて手帳をご提示下さい。1試合ごとに割引分の500円を返金させて頂きます。
※SG小中、SB小中、A小中のシーズンチケットにつきましては、1試合ごとに100円引きとさせて頂きます。
※観戦されるのが手帳をお持ちのご本人であることを確認させて頂くため、返金は1試合ごととさせて頂きます。「20試合分まとめて」等の対応は致しかねますので、ご了承下さい。

■障害者手帳をお持ちの車椅子利用者の方へ
障害者手帳をお持ちの車椅子利用者の方につきましては、下記の通りの対応とさせて頂きます。

◇お一人で観戦される場合
「ホーム・Aゾーン」のチケットを500円引きとさせて頂きます。

◇付き添い・介添えの方と観戦される場合
ご本人は「ホーム・Aゾーン」のチケットを500円引き、付き添い・介添の方は1名様のみ無料とさせて頂きます。

J's GOAL - (12.04.17)