ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

シルバースター旅館・ホテルに新たに10軒

2012年04月14日 01時30分51秒 | 障害者の自立
 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)は4日、東京の全国旅館会館で第50回シルバースター登録審査委員会(大木正治委員長)を開き、登録申請のあった10軒を審査し、すべてを登録とした。

  シルバースター登録制度は、高齢者や障害者など、すべての人に優しい配慮をしている旅館・ホテルのうち、ハード、ソフトで一定基準を満たした施設を審査の上、登録する制度。登録施設はこれで、合計886軒となった。

【新規登録施設】
登録番号1269=ホテル玉之湯(長野県松本市浅間温泉1?28?16)▽1270=湯の宿白山菖蒲亭(石川県加賀市山代温泉桔梗丘4?34?1)▽1271=静寂とまごころの宿七重八重(栃木県日光市鬼怒川温泉大原1060)▽1272=下部ホテル(山梨県南巨摩郡身延町上之平1900)▽1273=まつさき(石川県能美市辰口町3?1)▽1274=ホテルリバージュアケボノ(福井県福井市中央3?10?12)▽1275=下呂観光ホテルしょうげつ(岐阜県下呂市幸田1113)▽1276=ホテル郡上八幡(岐阜県郡上市八幡町吉野208)▽1277=山の神温泉幸迎館(岩手県花巻市下シ沢字中野53?1)▽1278=リゾートヒルズ豊浜(三重県鳥羽市相差町1471)

2012/04/13(金) 14:15 (情報提供:観光経済新聞社)


立山実紀 遺作展 34歳の生涯がつまった作品展

2012年04月14日 01時25分57秒 | 障害者の自立
自閉症のため駒ヶ根市の知的障害者総合援護施設西駒郷で過ごし、卵巣がんのため34歳で亡くなった立山実紀さんの遺作展が12日から伊那市のいなっせで始まりました。

ヨーロッパにあこがれ、写真をもとに色鉛筆で書いた風景画。

書道作品。

細かな刺繍を施した織物の数々。

実紀さんが西駒郷時代に残した作品の数々が会場に飾られています。

立山実紀さんは、1976年に東京都で生まれました。

その後自閉症を発症し、1991年に東京の養護学校に入学。

卒業後は、父親雄大さんの実家がある伊那市西町に移り、1996年西駒郷に入所しました。

15年間を西駒郷で過ごし、去年4月28日、卵巣がんで亡くなりました。

会場に飾られている作品70点ほどは、すべて西駒郷時代の15年間に制作されたものです。

もともと器用だったという実紀さんの才能は、西駒郷で開花したのです。

英語の筆記体が好きだったという実紀さん。

馬の絵は、10年ほど前の25歳位の時の作品です。

ヨーロッパの風景が好きで、特にフランスの小島の修道院、モンサンミッシェルは、大のお気に入りでいつかは訪れたい場所でした。

写真を見ながら色鉛筆で絵にして思いをはせたのでした。

父親と離れ離れに暮らす寂しさからか、書道にもそんな思いを込めました。

この遺作展は、実紀さんの一周忌にあわせて叔母にあたる長瀬さんが中心となり開きました。

長瀬さんは、障害がある子どもたちに勇気ややる気、生きがいを感じてもらいたかったと話しています。

34歳の生涯、15年間の思いがつまった立山実紀さんの遺作展は、17日火曜日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。



伊那毎日新聞 - (2012/4/12放送)


義務付け訴訟

2012年04月14日 01時21分39秒 | 障害者の自立
義務付け訴訟

 行政がしなければならない処分や裁決をしていないと考える人が、実行を命じるよう司法に求める訴訟の形態。公権力行使に不服を訴える手段の一つで2005年の改正行政事件訴訟法で導入された。

 水俣病の患者認定をめぐる訴訟は、従来なら「棄却処分取り消し」を命じる判決が出ても、患者認定にはあらためて県の認定審査という手続きが必要だった。義務付け訴訟では裁判所が県に直接、認定を命じることができる。

(2012年4月13日掲載)


水俣病「国基準は相当」 大阪高裁判決 福岡高裁と逆判断 原告の訴え退ける

 水俣病関西訴訟で勝訴した大阪府豊中市の女性(86)が、行政としても水俣病と認めるよう熊本県に求めた訴訟の控訴審判決で大阪高裁は12日、「国の認定基準は十分に合理性がある。県の処分は適法だ」として、県に認定を命じた一審大阪地裁判決を取り消し、原告の訴えを退ける判決を言い渡した。弁護団は上告する方針。

 同種の訴訟では2月の福岡高裁判決が、複数の症状の組み合わせを必要とする国の基準を「十分とは言い難い」と指摘。基準を満たさない別の女性を水俣病だと認めるよう命じており、高裁レベルで判断が分かれた。

 大阪高裁の坂本倫城(みちき)裁判長は認定基準について「水俣病の可能性が臨床学上50%以上といえるものまで広く認めており、医学的見解からみても相当」とした。基準を満たさない場合は、家族に患者がいるかなど「個別具体的な事情を総合考慮して水俣病と認める余地があり、基準にも明記されている」とも述べた。

 その上で原告について検討。女性には手足の先ほどしびれる感覚障害が一応認められるが、発症時期が遅く別の病気の可能性があると判断。個別の事情を考慮しても、基準に照らし患者とは認められないと結論づけた。

 判決は、国の基準では感覚障害だけの比較的軽度の被害者が患者認定されにくい「制度的限界」があることも指摘。基準を満たさない人への審査が「十分にはなされてこなかった傾向がある」と述べた。ただ、認定審査はそもそも行政が公害健康被害補償法(公健法)に基づいて行う「法的ないし政策的判断」として、行政の裁量権(判断の余地)を幅広く認めた。2009年には感覚障害だけの被害者を救済するために水俣病被害者救済法が成立していることも考慮すべきだとした。

 女性は関西の未認定患者らが国と県、チッソに損害賠償を求めた関西訴訟の04年の最高裁判決で勝訴が確定したが、今回の裁判は公健法の認定に関するものであり「全く異なる」と述べた。

 女性は熊本県水俣市出身。1971年に兵庫県尼崎市に転居し、78年に熊本県に認定申請したが80年に棄却された。その後、関西訴訟で勝訴が確定したが07年、国への不服審査請求を棄却されたため、熊本県に対する患者認定の義務付けを求めて提訴した。

西日本新聞

子育て新システムの落とし穴 保育先確保 自己責任化の恐れ

2012年04月14日 01時09分30秒 | 障害者の自立
 「子ども・子育て新システム」の関連法案が国会に提出された。成立すれば、利用者が就学前の子どもを対象にした多様な施設の中から選び、直接契約することになる。従来と比べて保護者や施設、市区町村の役割はどう変わるのか。問題点を探った。 (小形佳奈)

 新システムの柱は、未就学児向けの教育・保育の利用者に利用料を補助する「こども園給付」だ。

 「国が保育所や幼稚園に出していたお金を利用者に給付し、『そのお金で必要なサービスを買ってください』という仕組み」。立正大学社会福祉学部の中村尚子准教授(障害児教育学)は解説する。

 こども園には、幼稚園と保育園の機能を一体化した「総合こども園」と、〇~二歳児を受け入れる保育所、三~五歳児のための幼稚園がある。給付は利用者ではなく、施設が代理受領する。

 ◆利用者は

 こども園などの施設に直接申し込み、契約する。現在も幼稚園や無認可保育所に対しては直接申し込んでいるが、認可保育所を希望する場合は市区町村に施設の希望順位を書いて申請し、入園先を決めてもらっている。新システムでは、保育が必要な場合は市区町村の必要度認定を受けてから施設に申し込む。

 ◆市区町村は

 現在は保護者の労働時間、収入、祖父母の近居など、さまざまな要件で総合的に「保育に欠ける」度合いを判断し、保育料を徴収している。新システムでは、市区町村は保育が必要な時間の長短だけを認定する。また地域の保育需要を調査し、必要な子育て支援の体制や実施時期について計画を立てるが、保育の実施義務はなくなる。

 ◆施設は

 申し込みが定員を上回った場合は利用者を選考する。保育が必要ない利用者に対しては、現在の幼稚園と同様に先着順や建学の精神に基づく選考も可。利用時間や所得に応じた個々の保育料を算定、徴収など、現在の認可保育所にはない事務作業が増える。

◇経営考え、長時間利用者優先も

 新システムは、保育所に入れない待機児童の解消を目指すが、その八割を占める〇~二歳児の受け入れを幼稚園には義務付けていない。こども園の枠外で保育ママや小規模施設などを「地域型保育」に指定して給付を行い、受け入れを促進するが、待機児童解消につながるか不透明だ。

 利用者と施設との直接契約で、市区町村が保育の実施義務を負わなくなる点も、鹿児島大学法科大学院の伊藤周平教授(社会保障法)は「認定を受けた子どもが施設に入れないのは、公的責任ではなく、保護者の自己責任になる」と話す。

 新システムは、介護保険法や障害者自立支援法と同じ仕組みを持つといわれる。介護保険では認定を受けても施設不足でサービスが受けられない「介護難民」が問題になった。自立支援法では自己負担増に対応できない障害者が利用を控え、経営が悪化した施設が人件費を削るなどの弊害が生じた。また、要介護度や障害区分認定が高いほど報酬も高いことから、経営安定のため利用者を選ぶ施設もあるという。

 「自立支援法で、利用者は施設を選べる、と言われた。でも、選べるのではなく、選ばれている」と中村准教授。伊藤教授は「保育需要の多い都市部では、施設は給付額の多い長時間保育の子どもを優先するだろう」と予想する。新制度への疑問は膨らむばかりだ。



東京新聞 - 2012年4月13日

「あなたとわたし わたしとあなた-知的障害者からのメッセージ-」写真展in名古屋の開催(4月21日~30日)

2012年04月14日 01時04分24秒 | 障害者の自立
東京・恵比寿で約30年間、知的障害者の就労・余暇・生活支援を続けている、NPO法人ぱれっとのビジュアルメッセージブック『あなたとわたし わたしとあなた ―知的障害者からのメッセージ-』が1月末に小学館より発売されました。それを記念して、本の王国中日書店前(名古屋市中区栄・中日ビル3階)で、この本のために撮影された約2,000点にのぼるカットから厳選された写真プリントを展示します。

東京・恵比寿で約30年間、知的障害者の就労・余暇・生活支援を続けている、NPO法人ぱれっとのビジュアルメッセージブック『あなたとわたし わたしとあなた-知的障害者からのメッセージ-』が1月23日に発売となりました。
このたび、その出版を記念いたしまして、本の王国中日書店前(名古屋市中区栄・中日ビル3階)で、写真展を開催する運びとなりました。

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NPO法人ぱれっと×寺澤太郎(写真家)
あなたとわたし わたしとあなた -知的障害者からのメッセージ- 写真展in名古屋

●2012年4月21日(土)~4月30日(月) 10:00~19:30
●入場無料
●本の王国 中日書店前
〒460-0008 名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル3F
TEL:052-263-7345
http://www.chunichi-bldg.co.jp/about/index.html
※地下鉄東山線・名城線「栄」駅から徒歩3分、栄地下街13番出口すぐ。
※中日ビルお客様駐車場(8:30am~9:30pm/料金30分 280円)
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『あなたとわたし わたしとあなた-知的障害者からのメッセージ-』
文 谷口奈保子(NPO法人ぱれっと) 写真 寺澤太郎
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784097264606

みんな、生きているんだ。

東京・恵比寿で約30年間、知的障害者の生活支援を続けているNPO法人ぱれっと。そこで、働き、くらし、遊ぶ、知的障害者の人たち。それぞれが人として一生懸命生きている姿を、60点を超える写真から感じ取っていただけたら。そして、障害のあるなしではなく、すべての人があたり前に生きていける社会を考えるきっかけになれば幸いです。

B24取 上製 64ページ
定価:1,470円(税込)
ISBN978-4-09-726460-6
発行:小学館

【著者プロフィール】
文 ● 谷口奈保子(たにぐちなおこ)
1942年中国東北部生まれ。NPO法人ぱれっと理事長。長女が小児がんで亡くなったことをきっかけに、34歳より病院ボランティアを始め、9年間続ける。37歳のとき、母校明治学院大学に戻り 福祉学科で3年間学び、在学中に特別支援学校で2年4か月間、先生ボランティアをする。1983年に「ぱれっとを支える会」を設立。2002年に法人格を取得し「NPO法人ぱれっと」に名称変更。2003年に、第4回ヤマト福祉財団賞を受ける。2006年、第10回糸賀一雄記念賞を受賞。2011年、第2回社団法人日本経営士会「第2回ビジネス・イノベーション・アワード2011 」優秀賞を受賞。著作に『福祉に、発想の転換を!』(ぶどう社)など。
NPO法人ぱれっと http://www.npo-palette.or.jp/ 

写真 ● 寺澤太郎(てらさわたろう)
1967年長野県生まれ。東京写真専門学校卒業後、林雅之氏、山崎邦明氏のアシスタントを経て独立。雑誌、書籍での人物、料理、旅などの撮影で活躍している。2008年より、移動写真館「寺澤太郎肖像写真館」を始め、肖像写真、家族写真の撮影を行っている。ハリウッドの俳優から街を歩く一般人まで、愛に満ちたそのポートレートは見る者の心をとらえて離さない。
●お問い合わせ先●
小学館 出版局 児童図書/担当:廣野篤(ひろのあつし)
〒101-8001 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
TEL.03-3230-5452/FAX.03-3230-2527/E-mail.hirono96@mail.shogakukan.co.jp

配信日時:2012年04月13日 17:00