ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

心の病は自然と社会が癒すべきか、厚生労働省新原則

2012年07月02日 02時10分22秒 | 障害者の自立
G・JOEⅡはかく語りき

哲学者ニーチェは、神なき時代の、自己肯定感を前面に打ち出した人物である。彼は自分の全てを許し、いわば、自分が神の代わりになる事で、人生を豊かに生きるべしと説いた。その考え方は間違っていない。しかし、正解でもない。ケースバイケースである。

それはさて、この、様々な才能者たちに影響を与えた哲学者は、1881年1月7日、トリノの路上にて卒倒し、そのまま衰弱、命を失った。その原因は、カタストロフィー。いわゆる、発狂。後世になり、梅毒による進行麻痺性精神障害、器質的脳疾患、内因性の遺伝性疾患(分裂症・躁鬱病)などの症状が指摘されているが、そのどれが真実だったのかは不明である。

さて、精神病は、まだまだ未開拓の治療分野である。国内の精神疾患による入院患者は約33万人(2008年統計)なのだそうだ。このうち、約22万人が1年以上の長期入院を行っており、約7万人は10年以上の入院を行っている。日本の総人口と比較すると、1万人に2.75人程度。あまり多くはないが、この空虚な時代、少ないとも言い難い。

28日、厚生労働省はこうした精神病患者について、精神科への入院を原則1年以内とする方針を決めた模様である。これは入院の必要度の低い患者を、出来る限り地域にて生活させようという方針。退院支援には精神保健福祉士らが配置される模様。

遺伝子治療が躍進している昨今。近未来には、精神病に関する、何らかの治療方法が確立されるに違いない。しかし、一方で、曖昧な「心の病気」の境界線が、地球人の倫理観に何らかの問題を誘発させる可能性は高い。例えば、「性格の暗い人」が人間関係に悩んでいるとして、「陽気な人物にする」というのは、治療として確立できるのか、どうか。生命の領域は、あまりにも曖昧だ。

医療行為に立ちはだかる、倫理の壁。地球人がどこまでを許し、どこまでを許さないのか。その境界線の選択を迫られる時が、必ず来る。今から、何らかのガイドラインが必要だ。ヒポクラテスの誓いのような、何かの原則が。

【記事:G・JOEⅡ】

マイナビニュース - [2012/07/01]

玉野で新公共交通の試験運行 コミュバスとデマンドタクシ-併用

2012年07月02日 02時03分04秒 | 障害者の自立
 玉野市は1日、コミュニティーバス「シーバス」と予約型乗り合いタクシー(デマンドタクシー)を組み合わせた新しい公共交通の試験運行をスタートした。利用者が減っていたシーバス路線を大幅に見直し、タクシーと接続することで高齢者らの足を確保する狙い。2013年4月から本格運行する。

 シーバスは、市役所(同市宇野)や深山公園(同市田井)など主要施設を結ぶ2路線で、それぞれ1日6往復(土日曜と祝日は4往復)。タクシーは市内を4エリアに区切り、各エリアで最大1日11便が運行され、シーバスの主なバス停で接続する。

 タクシーは乗車1時間前までにコールセンターに電話予約が必要で、スーパー前など市内約150カ所で乗り降り可能。運賃はシーバス100円(6歳未満無料)、タクシー200円(高齢者や障害者ら100円)。

 運行主体は民間で、差額は市が負担する。「従来のシーバスの支出額と同程度の年約6千万円と見込んでいる」と市政策部。

 この日、すこやかセンター(同市奥玉)で開かれた出発式には、市幹部や自治会代表ら約30人が出席し、黒田晋市長らがテープカット。式後、タクシーに乗車した同市の女性(65)は「接続や予約を考え、うまく使うことができれば、これまでより便利になりそう」と話していた。


市関係者らに見送られ出発するデマンドタクシー=玉野市奥玉のすこやかセンター

山陽新聞 - (2012/7/1 23:03)

余録:不思議に思われるにちがいない。超難関大学に合格…

2012年07月02日 01時59分32秒 | 障害者の自立
 不思議に思われるにちがいない。超難関大学に合格し在学中の成績も優秀なのに就職試験に落ち続ける。就活に苦戦している若者は珍しくないが、発達障害のある学生にとって就活はとりわけ厳しい▲「今日はいい天気だね」。あまり意味のない会話が苦手だ。「あなたの長所は?」。それに答えるとどのようなメリットがあるのかを聞きたくなる。以心伝心、言外の意味、周囲の空気を読む、ということがとても苦手な障害なのである▲けっして少数ではない。文部科学省の調査では学校で何らかの発達障害が疑われる児童は全体の6・3%に上った。毎年大学を卒業する人のうち発達障害のある人は数千人規模でいるとの指摘もある。親の育て方や環境のせいではない。先天的な要因で起きるが、外見ではわかりにくいせいもあって誤解される▲知的な遅れのある人は多いが、びっくりするほど知的能力の高い人もいる。最近、歯科医師や公認会計士の資格を持つ人が「障害者20+件枠」で企業に採用されたと聞いた。「筆記試験は点数が取れても面接で落ち続けたらしいのです」。人事担当者は大いに驚いていた▲高性能の工業製品を大量生産して成長する分野に貢献できる人材が求められると、彼らは苦しい。しかし、均質で間違いの少ない人材よりも、独創性や深い洞察力・執着心が評価される時代になるとどうだろう▲エジソン、アインシュタインなどの天才はいずれも発達障害があったとされる。彼らがいなければ人類の進歩はなかったはずだ。イノベーションは横並び思考からは生まれない。人事担当者様、発達障害の学生たちをよろしくお願いします。

毎日新聞 2012年07月02日 00時01分

フォーラム:大震災以降の福祉と環境テーマに−−熊本学園大 /熊本

2012年07月02日 01時53分25秒 | 障害者の自立
 「いのちをつなぐ、東北、熊本」と題して東日本大震災後の福祉と環境を考えるフォーラムが30日、熊本市の熊本学園大であった。学内を中心とする実行委員会の主催で、約300人が参加した。

� 内閣府障がい者制度改革推進会議担当室長で、自らも車椅子に乗る東俊裕さん(59)は「もし、あの日私があの場所にいたら」と題して講演した。東さんは避難後の生活を支える福祉サービスの重要性を挙げ「被災地でも障害者問題は埋もれている。『保護される片隅の存在』ではなく、日ごろから住民との関係をどう作るかが問われる」と語った。

 元環境事務次官で済生会理事長の炭谷茂さん(66)は「福祉と環境の未来を語ろう」と題して講演した。炭谷さんや東さんを交えたパネルディスカッションのほか、学生による被災地のボランティアレポートもあった。

毎日新聞 2012年07月01日 地方版

維新の会に続く“発達障害”誤解発言、議員連盟「予防は簡単」

2012年07月02日 01時45分40秒 | 障害者の自立
5月、“誤解を与える表現”で維新の会に抗議殺到

橋下大阪市長率いる「大阪維新の会」こと大阪市会議員団が、5月1日に発表した『家庭教育支援条例(案)』でTwitterを炎上させたことは記憶に新しい。

『家庭教育支援条例(案)』とは、
「親およびこれから親になる人への「学習の機会及び情報の提供等」の必要な施策を定めること」
「保育、家庭教育の観点から、発達障害、虐待等の予防・防止に向けた施策を定めること」
「その目的を達成するため、家庭教育支援推進計画を定めることだ。」
を目的として制定される条例。


しかし、この条例案の第4章(発達障害、虐待等の予防・防止)、第15条(発達障害、虐待等の予防・防止の基本)に、
「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防・防止をはかる」
など誤解をあたえるような記載があり、それを懸念するツイートが相次いだのだ。

結局、橋下氏が自身で弁明を行い事態は収束したが、いくらたたき台だといっても、土台となる部分に誤った記述が入ることに疑問が残った。

そこへきて、今度は「親学推進議員連盟」が同様の問題を起こしたのだ。


議員連盟の勉強会、発達障害「予防は簡単」
「親学推進議員連盟」は、超党派の国会議員66人で構成される議員連盟。

その連盟が5月下旬に、
“「伝統的な子育てで発達障害を予防できる」という趣旨の勉強会を開いた”
として、発達障害者の支援団体から議連会長宛に資料の破棄などを求めた要望書が送られたのだ。

この勉強会は、『発達障害を予防する伝統的子育て』をテーマに、民間教育団体の所長と大学教授が講義を行ったもの。

なんと驚いたことに、資料には脳の先天的機能障害である“発達障害”に関して、
「予防は簡単、治療は大変」
などと記載されていたという。

NPO人アスペ・エルデの会と共同で要望書を送った日本発達障害ネットワークの市川宏伸理事長は、朝日新聞の取材に対し、
「育て方で後天的に生じる発達障害はない。こうした考え方は、親への偏見を助長する」
と厳しく批判した。

これに対し、同連盟事務局長の下村博文衆院議員は6月2日に自身のブログ上で謝罪しているが、要望書については、
「講演内容への要望なので、講演者が対応すべきだ」
と語っている。


公に発言をする前に、事前確認怠るな
しかし、いったいどうしてこのようなことが起こりうるのだろうか?

ひとつ言えるのは、「“発達障害などに関する誤解”を持っている人が多い」という事実が存在することだろう。

誤解が誤解を生むことを防ぐためにも、何か「発達障害」というものに対する理解を深めるための施策をほどこす必要があるのではないだろうか。

いずれにせよ、公の立場でものを発する時は、自身の発する情報が正しいのかどうか確認を行うのが筋である。

そうした立場にある人は、そうした「当たり前の行動」を怠らないようにしっかりと認識してもらいたい。

子育て支援ニュース  2012年7月1日 12:00