ゴエモンのつぶやき

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ロービジョンを知る 「見えにくさ」教材で体感 当事者は節電に不安訴え /佐賀

2012年07月17日 02時10分33秒 | 障害者の自立
 「ロービジョン」という言葉をご存じだろうか。症状として視力低下、視野狭窄(きょうさく)などの視覚障害があることを指す。そのロービジョンを簡単に体験できる教材があると聞き、取り寄せてみた。国内のロービジョンの対象者は約140万人いるという。多様な「見えにくさ」の中で暮らしている人たちの大変さの一端が垣間見えた。【蒔田備憲】

 教材は「ロービジョン体験キット」。視覚障がい乳幼児研究会が作製し、現在は京都ライトハウスがホームページ(http://www.kyoto-lighthouse.or.jp/services/read/id/30)で1部200円で販売している。ハサミとノリ、テープがあれば誰でも作れ、ロービジョンの人の見え方を手軽に体感できる。学校や企業などに年間約1000部が売れているという。

 キットで体験できるのは、視野狭窄▽白濁体験▽盲−−の3種類。先端を切り取った四角錐(すい)を付けた「視野狭窄眼鏡」では、周囲の環境がほとんど分からず、立ち上がっただけでも不安を覚えた。

 フィルターを張り、明るい部分と暗い部分の明暗差を少なくする「白濁体験眼鏡」で困ったのは、テレビやパソコンのディスプレーがほとんど見えなくなること。普段、私は約50センチの距離でディスプレーに向かうが、この眼鏡をかけると10センチまで近づけてようやく見えた。

 ロービジョンの当事者にも話を聞いた。網膜色素変性症患者の福井芳次さん(63)=神埼市=の場合は、視野の中心の一部と、周辺が見える「ドーナツ形」だ。取材時も正対する私に対し「正面を向くと顔が見えにくい」と30度ほど顔を右に向けて話をしてくれた。

 外見から福井さんの「見えにくさ」は伝わらない。知人とすれ違っても近距離でないと気づかず、スピードを出して歩道を走る自転車に恐怖を感じることも多い。

 福井さんは明かりや環境に合わせ、5種類以上の眼鏡を使い分けている。「節電」の影響で、スーパーなど店舗内が暗くなり、見えにくくなっていることが気がかりだ。

毎日新聞 2012年07月16日 地方版

個々に合わせたケアを 高齢者排尿でセミナー

2012年07月17日 02時02分47秒 | 障害者の自立
 高齢者の排尿管理について学ぶセミナーが14日、佐賀市のエスプラッツで開かれた。佐賀大医学部泌尿器科が立ち上げた県排泄(はいせつ)ケアネットワークの主催。介護・医療関係者約140人が、個々の状態に合わせた排尿ケアの重要性を学んだ。

 同科医師の中島啓二さんと生駒彩さんが、排尿の回数や量、失禁の状態を日誌に記録し、排尿障害のタイプを把握する大切さや、尿を排出するカテーテルの合併症リスクなどを解説。「尿を観察し、個々にあったケアを」「補助具が本当に必要かは常に考えて」と訴えた。

 同ネットワークは本年度中にホームページを開設、車いす対応トイレを紹介したり、在宅患者の相談も受け付ける。同科の野口満准教授は「排せつ管理は人間の尊厳に関わる重要なこと。知識を深め、医療現場の質を高めていきたい」と話した。


排せつ補助具の目的などについて説明する生駒彩医師=佐賀市のエスプラッツ

2012年07月16日更新

被災の旭で千人の思い託したパネル完成

2012年07月17日 01時57分27秒 | 障害者の自立
「旭が笑顔であふれる町になりますように」。旭市内の2歳から80代のお年寄りまで約千人の絵や文章でつづったパネル4枚が15日、完成した。
 旭青年会議所(鈴木教義理事長)が企画。タイトルは「きみとぼく 旭の未来」と名づけ、市内の幼稚園、小学校、障害者施設などに参加を呼びかけた。
 企画担当の加瀬優さんは「東日本大震災の津波の被害に遭い、人のつながりの大切さに気づいた。その絆が旭の地域力となり、復活につながると考えた」。
 はがき大の紙に、仲間、絆、未来をテーマにした絵や文章を寄せてもらった。縦1・8メートル、横2・5メートルのパネルに、市内在住の版画家、土屋金司さんの版画を拡大コピーした。
 そのまわりを囲むように、1枚当たり市民のメッセージ約260人分が張り付けられている。パネル4枚で、約千人分になるという。
 加瀬さんらは「はがき大の小さな紙に、みんなの思いがつまった共同作品を生み出したかった」。
 4枚のパネルは市に寄贈され、同市横根の「いいおかユートピアセンター」2階ロビーで、22日から来年3月末まで展示される。



朝日新聞 - 2012年07月16日


軟式野球:全大阪ろう社会人秋季大会 9チームが参加−−開幕 /大阪

2012年07月17日 01時55分23秒 | 障害者の自立
 第47回全大阪ろう社会人軟式野球秋季大会(全大阪ろう社会人軟式野球連盟主催、毎日新聞大阪社会事業団など後援)が15日、八尾市の久宝寺緑地軟式野球場で開幕した。

 大阪や京都、兵庫、香川の聴覚障害者20+件でつくる9チームが参加。開会式では前田裕久大会会長のあいさつに続き大阪サーファーズの伊藤貴彦主将が「一つ一つ積み重ねてきた日頃の練習の成果を発揮します」と力強く手話で選手宣誓をした。

 22日に決勝が行われ、上位4チームが10月に大阪府で開かれる全国大会に出場する。

毎日新聞 2012年07月16日 地方版

豪雨復旧本格化 避難者ら「早く家に帰りたい」

2012年07月17日 01時51分09秒 | 障害者の自立
 各地に大きな被害を与えた記録的豪雨から4日目となった15日、県内は一転して夏の強い日差しが降り注ぎ、暑い一日となった。蒲島知事は同日、初めて被災地を訪れ、現地調査。復旧に向けた動きが徐々に本格化する一方、避難所で暮らす人たちからは「早く家に帰りたい」と悲痛な声があがった。

◇避難所に旅館やホテル活用提案

 蒲島知事は、阿蘇市役所で佐藤義興市長らと意見交換。住宅が被害を受け、長期間戻れない高齢者らを地元の旅館やホテルに避難させることを提案した。

 県健康福祉政策課によると、災害救助法に基づき、市町村がホテルや旅館を借り上げて「福祉避難所」とし、高齢者や障害者、乳幼児、妊産婦らに利用してもらう。費用は全額、国と県が負担。熊本市、高森町、南阿蘇村、産山村も制度の対象となる。

 知事は「旅館やホテルは、水害でキャンセルが相次いでいると聞く。仮設住宅に移るまでの間、避難所として活用することを検討してほしい」と求めた。阿蘇市健康福祉課は「市民の希望を確認した上で検討したい」としている。

 知事は、阿蘇市のほか南阿蘇村と高森町も訪れた。


阿蘇市立一の宮中体育館でマッサージを受ける避難者に声をかける蒲島知事(右)

(2012年7月16日 読売新聞)