ゴエモンのつぶやき

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福島第1原発:線量計に鉛カバー 下請けが被ばく隠し

2012年07月22日 02時11分15秒 | 障害者の自立
 東京電力が発注した福島第1原発事故の収束作業を巡り、下請け会社の役員が作業員に対し、放射線の線量計を鉛のカバーで覆うよう指示していたことが分かった。労働安全衛生法の規則で上限が決まっている作業員の被ばく線量を少なく見せかけるための工作とみられ、厚生労働省は同法違反の疑いがあるとして調査を始めた。

 この下請け会社は、福島県の中堅建設会社「ビルドアップ」。東電が昨年11月、東電グループ会社の「東京エネシス」(東京都港区)に発注した工事の下請けに入った。作業は第1原発1〜4号機近くにある汚染水処理システムのホースを保温材で巻くもので、昨年12月に実施。ビルド社によると、この役員は「事前に現場に行った時に線量計の音の速さに驚き、被ばく低減の措置をしようと思った。現場で1度使用し、人数は9人」などと話しているという。

 労働安全衛生法22条は労働者の健康障害防止のため必要な措置を講じなければならないと規定。鉛で線量計を覆って作業にあたらせれば違反となり、6カ月以下の懲役か50万円以下の罰金になる。

 福島労働局などは21日、同原発内の東京エネシス事務所を立ち入り検査した。

 ビルド社の和田孝社長は「大変お騒がせして申し訳ない。誠に遺憾で、ことの重大性を深く受け止めている。作業員からの情報を基に正確に調査し報告させていただく」と説明。東京エネシスの担当者は「19日に和田社長から報告を受けた。鉛のカバーを作ったのは事実のようだ。あってはならないし、信じられない」と言う。

 東電広報部は「東京エネシスから19日に報告を受け、事実関係を調査して速やかに報告するよう指示した」とコメント。厚労省労働基準局監督課は「過去に線量計をつけないなどの問題はあったが、今回のようなケースは聞いたことがない。悪質な場合は書類送検なども考えられる。法令違反が確認され次第、厳正に対処したい」と話している。【福島祥、市川明代】

 ◇原発作業員の被ばく線量

 労働安全衛生法の規則は、被ばく線量の上限を通常時で1年間50ミリシーベルトかつ5年間100ミリシーベルト、緊急時の作業期間中は100ミリシーベルトと規定。福島第1原発事故の3日後に緊急時の上限は250ミリシーベルトに引き上げられ、昨年末に100ミリシーベルトに戻された。今年1月末時点で作業員約2万人のうち50ミリシーベルト超〜100ミリシーベルトは756人、100ミリシーベルト超は167人。

毎日新聞 2012年07月21日 11時46分(最終更新 07月21日 14時09分)

ぜんそく:「医療助成存続を」 患者会、都庁前で訴え 知事に手紙も /東京

2012年07月22日 02時08分08秒 | 障害者の自立
 都内のぜんそく患者らでつくる「東京公害患者と家族の会」のメンバー約150人が20日、都が08年に創設した医療費助成制度の存続を求め、都庁前で宣伝行動をした。石原慎太郎知事に宛てた患者75人分の手紙も都側に手渡した。

 助成制度は、東京大気汚染訴訟の和解条項に基づいて始まり、5年が経過する来年8月が見直し時期。非喫煙者ら一定要件を満たす患者を対象に原則3割の医療費自己負担分が無料化され、現在約7万人が適用を受けている。

 参加した練馬区の進藤光子さんは、長女里江さんが幼児期にぜんそくを患い4年前から助成を受ける。里江さんには知的障害もあるため、自分と夫が先立った後が心配という。

 光子さんは「娘が通う福祉作業所の工賃は2万円足らずなのに、毎月約8000円掛かる医療費が自己負担になったら安心して治療も受けられない」と訴える。都は制度を存続するかどうか検討中としているが「親の責任として助成の継続を実現させたい」と話した。

毎日新聞 2012年07月21日 地方版


水俣病の救済 申請受け付けの継続を

2012年07月22日 02時04分11秒 | 障害者の自立
 水俣病特別措置法に基づく救済策について国は申請の受け付けを今月いっぱいで打ち切る方針だ。

 名乗り出るのをためらう人もいる。潜在する患者を切り捨てることになりかねない。申請期限は撤回し、受け付けを続けるべきだ。

 水俣病は、熊本県水俣市の工場からメチル水銀を含む排水が海に流れ込んで起きた。汚染された魚介類を食べた住民に手足の感覚障害や運動失調などの症状が出ている。新潟県でも繰り返された。

 患者に認定されれば、補償を受けられるが、基準は厳しい。未認定患者を救済するため、特措法ができ、2010年5月に受け付けが始まった。3年をめどに対象者を確定させるとの規定から国は今月末を期限としている。

 熊本、鹿児島、新潟3県の集計によると、6月末までの申請者は5万7589人に上る。1カ月の数は期限を前に各県とも2カ月続けて増えた。期間を区切ったことで申請が促された面はある。

 とはいえ、患者の把握は十分でない。例えば、特措法の救済対象になっていない地域や年齢の人たちだ。熊本、鹿児島両県の住民について、被害者団体と医師らでつくる実行委員会が6月に行った調査では、対象外の住民の8割以上に症状が確認された。

 併せて行ったアンケートによると、被害を名乗り出ないできた理由として「周囲の目」「仕事に支障」など差別や偏見のほか、申請方法を知らなかったことが挙げられた。水俣病患者であることを自覚していない人もいた。

 対象に含まれる人たちも状況は変わらないはずだ。名乗り出られない事情があることを考慮しなくてはならない。

 被害者団体などは申請期限を撤回するよう求めている。新潟、熊本両県の団体は、約10万2千人分の署名を環境省に提出した。国は被害者らの声を重く受け止める必要がある。

 水俣病は、公式確認から56年が過ぎた。いまだに被害の全容をつかめていないことも問題だ。

 対象外の住民に症状が認められたとの結果に対し、細野豪志環境相は「(調査手法の)設定が適切にされているのか、必ずしもそうでない可能性もある」と述べている。疑問を呈するより、国として住民の健康調査などを通じ、患者を見つける努力をすべきだ。

 患者認定については、特措法と関連付けず、来月以降も継続する考えを示した。この際、認定基準も再検討を求めたい。

信濃毎日新聞 - 07月21日(土)

ロンドン・パラリンピック:卓球代表・木下さん、後輩ら660人が激励 /滋賀

2012年07月22日 01時55分20秒 | 障害者の自立
 ◇こちらも「金」を目指せ

 英国ロンドンで8月29日から始まるパラリンピックに出場する卓球日本代表の木下佑輝(ゆうき)さん(21)=大津市出身=が20日、県立長浜高(長浜市平方町)に併設する母校の県立長浜高等養護学校を訪れ、激励会に参加した両校生徒約660人の前で「金メダルを目指します」と誓った。

 木下さんは06年創立の同養護学校の1期生で、大津市内の自宅から片道2時間をかけて通学。長浜高の卓球部に所属し、09年に卒業。10年、イタリアで開かれた知的障害者の国際卓球大会でシングル3位に入り、今回、日本代表に選ばれ、五輪卓球・知的障害部門に出場する英国、フランス、ポーランド、ハンガリー、韓国の選手5人と対戦する。最初の試合は8月30日の予定。木下さんは右のドライブマン。横浜市で強化合宿を続けており、この日の激励会で「これまでの国際大会では銅メダルが最高。色の違うメダルが獲れるよう、みなさんの期待に応えたいです」と話すと、在校生や教師が大きな拍手と声援を送り、激励の花束が贈られた。

 木下さんが1年生の時の担任、野坂眞弘(まさひろ)教諭(51)は「ロンドンからビッグなニュースが届くことを楽しみにしています」と話していた。

毎日新聞 2012年07月21日 地方版

アドベンチャーワールドに親子300人

2012年07月22日 01時52分20秒 | 障害者の自立
 カブトムシの採集などを通じて自然に触れる「ザ・アドベンチャーワールド」は21日、親子約300人が参加して江汐公園で開かれ、カブトムシを見つけた子供たちの歓声があちこちで上がった。同実行委員会(稲津孝秋委員長)主催。


 自然を肌で感じ江汐公園の素晴らしさを知ってもらおうと実施しており、今年で18回目。毎年、知的障害者入所更生施設みつば園は、利用者の生きがいづくりとして育てたカブトムシを提供しており、今年は約500匹を提供した。
 開始の合図とともに、子供たちは森に散らばり、木の根元や積もった落ち葉の中を探した。見つけてもなかなか手でつかめない子もいたが、捕まえると笑顔で持参した虫籠の中に入れていた。
 両親と妹の4人で参加した武田陽向君(高千帆小4年)は「アドベンチャーワールドに来たのは2回目。きょうは3匹捕まえられたので楽しかった」と話した。 管理棟では、カブトムシの飼育講習会や竹や小枝を材料にした工作教室も開かれ、多くの家族連れでにぎわった。

宇部日報 - 2012年7月21日