ゴエモンのつぶやき

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栃木の小山田「上位を目指したい」 障害者ゴルフ初の世界大会

2014年10月03日 11時19分03秒 | 障害者の自立

 1日、競技が始まった障害者ゴルフの初めての世界大会「世界障害者ゴルフ選手権」(茨城県土浦市・ワンウェイゴルフクラブ、6383ヤード、パー72)に大田原市の小山田雅人(47)=富士産業=が出場しており、上位入賞が期待されている。

 小山田は、2歳のときに事故で右手首から先を切断し、義手で生活している。中学時代は野球部でエースとして活躍、県大会準優勝の経験もある。

 ゴルフは、父親の影響で15歳から始めた。自ら打ち方などを研究し、義手をクラブに添え、左手1本で振り抜くスイングを確立。38歳のとき、脳腫瘍が見つかり、ゴルフを諦めかけたが、家族の応援を受けて練習を再開した。

 2年前には「障害や病気を乗り越え挑戦する父親の姿を娘に見せたい」と、25年勤めた県職員を辞めて日本プロゴルフ協会のテストに挑戦。今年1月に見事合格し、ティーチングプロとなった。

 初日の競技は、バーディー1、ボギー4、ダブルボギー3の81で回った。大会前には「アメリカやカナダなど強豪も多く、プロも出場しているが、同じプロとして負けられない。上位を目指したい」と意気込みを語った。

 大会はパラリンピック正式競技とすることを目的に、日本やアメリカ、オーストラリアなどの障害者ゴルフ協会が合同で開催。15カ国のトップクラスの選手が出場している。

 男子は4人1チームで、上位3人の合計スコアで競う団体戦と個人戦、女子は個人戦が行われている。競技は3日まで。

2014.10.2 07:03更新     産経ニュース