ゴエモンのつぶやき

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障害者や外国人の手続き支援 福井市が「コミュニケーションボード」

2014年10月12日 01時54分40秒 | 障害者の自立

 会話による意思伝達が困難な障害者や日本語に慣れていない外国人らの行政手続きをスムーズに進めようと、福井市の窓口に10日、「コミュニケーション支援ボード」が登場した。利用者は描かれたイラストや外国語などを指し示すことで、用件や目的を職員に伝えることができる。

 A3判のボードに「税金・料金」「届出・証明書」といった市役所で取り扱う業務や、各種手続きに必要な身分証明書など24項目がイラスト付きで表示されている。言語は日本語、中国語、英語、ポルトガル語の4カ国語。職員も何が求められているのかをすぐに把握できるという。

 福祉や税金などの32の窓口に設置した。必要に応じ、項目を増やすなどの改良を加える予定。県内の市町で初めての取り組みとしている。

2014.10.11 07:00       Sankei News


発達障害 県西部に支援拠点 来年度中、設置へ

2014年10月12日 01時51分15秒 | 障害者の自立

 県は発達障害者への支援体制を充実させようと、県発達障害者総合支援センター「ハナミズキ」(小松島市)の県西部の拠点「西部サテライト」を、来年度中に美馬市に設置する。発達障害に関する相談が急増する中、県西部の保護者から「遠い」「利便性が悪い」などの声が寄せられていたためで、地域の医療機関や企業と連携を図り、幼児期から成人までの継続した支援を目指す。

 サテライトは、美馬市美馬町にある旧美馬商高の校舎を活用して整備。2階建ての研修会館を改装し、相談室などを設置する。職員が常駐し、就学前の幼児や小学生を持つ保護者を対象にした講座を開いたり、企業や学校などに出かけて発達障害への理解を深める啓発活動をしたりする。また、職業訓練を手がける県立西部テクノスクール(つるぎ町)などと連携し、就労に向けた作業実習にも取り組む。

 同センターは、2012年4月に徳島市から小松島市に移転。隣接する福祉施設や特別支援学校と連携して、発達障害児への総合的な支援をしている。13年度の相談件数は延べ約2500件で、移転前の11年度に同センターへ寄せられた相談の2・6倍に急増。県西部では巡回相談を実施しているが、地域の保護者らから「定期的に利用するには遠い」「気軽に行ける常設の窓口がほしい」などの声が出ていた。

 昨年12月には、発達障害などの障害を持つ三好市や美馬市の子どもの保護者らでつくる「県西中央部親の会」など6団体が、飯泉知事に西部サテライトの設置を求める要望書を提出。県は、設置に向けた設計や改装の費用として、今年度当初予算に1億1000万円を計上した。

 同センターの担当者は「ハナミズキで得られたノウハウを西部サテライトで生かし、発達障害者への全県的な支援体制を整えたい」とし、「親の会」の古川省三会長(55)は「発達障害者や保護者は様々な不安を抱えており、いつでも相談に乗ってもらえる体制が整うことはありがたい。サテライト設置を機に、地域での発達障害への理解が深まれば」と期待を寄せている。

2014年10月11日      読売新聞

益田市の柿産地を守る「農福連携」

2014年10月12日 01時47分34秒 | 障害者の自立
農作業従事者の確保と障がい者の就労機会を

島根県では、障がいのある人の社会参加、自立の支援となる機会の創出と、高齢化など人手不足に悩む農業を結びつけ、農業と福祉という「農福連携」の取り組みを推進しているが、同県の益田市で西条柿の産地を守るべく、この活動が活発化している。

益田市内では、県が奨励し、国営農地開発地を中心として西条柿の栽培が行われており、同地の特産品として取り扱われてきた。しかし、近年は農家の高齢化や後継者不足により、慢性的に労働力が不足しており、管理が困難となった柿園が目立つ。

生産においては、収益性の低さや、秋の収穫・運搬・選別時の重労働と手間がとくに問題となっている。摘果作業が不十分となると、柿が小ぶりになってしまうほか、収穫時に労働力不足となれば、出荷量が減少することはもちろん、実が放置されることで柿の樹の成長にも悪影響を及ぼし、特産品としての生産を行う柿園の維持そのものが危うくなるという。

JA西いわみでは、収穫作業のボランティアを募集するなど、労働力の確保にさまざまな策を講じているが、依然問題は解決されていない。そこで「農福連携」の仕組みによる柿産地を守る取り組みが始まった。

「フルール益田」と試験実施、来年からは一般農園でも

島根県と益田市、JA西いわみで、柿の生産にかかる農作業を障がい者福祉事業所などに委託することを検討、昨年10月に益田市内で「とよた園芸場」としてパプリカ生産を行う、豊田浩氏が一般就労を目指す障がい者のために立ち上げた「フルール益田」との連携を決めた。

「フルール益田」は、就労継続支援A型事業所で、障がい者12人が豊田氏の農園などで働いている。今回は、農家が不在となった農地で柿の収穫作業を試験的に実施する。作業は10月中旬から複数回に分けて行い、作業時間や収量などのデータを収集して、来年以降の実施に役立てていくという。

得られたデータもベースに、来年以降は対象を一般の農園にまで拡大して、本格的に運用していく方針だ。作業に従事する障がい者も、さまざまな人と関わりながら実績を積み、一般就労および社会的自立を目指す。

2014年10月10日 15:00    障害者雇用インフォメーション


「ここがどこか分からない」タクシーで別の場所に降ろされ 宇都宮・全盲男性はねられ死亡

2014年10月12日 01時39分34秒 | 障害者の自立

 宇都宮市で9日未明、国道119号を歩いていた全盲の男性が乗用車にはねられ死亡した事故で、男性が利用したタクシー運転手が、誤って自宅マンションでなく別のマンション前で男性を降ろしていたことが10日、遺族などへの取材で分かった。男性は約20分後に事故に遭った。タクシー会社は同日、遺族に謝罪。遺族は「自分のいる場所が分からなくなり、歩き回っているうちに事故に遭ったのではないか。運転手が目的地をしっかり確認してほしかった」と話している。

 死亡した同市桜2丁目、鍼灸師大山和幸さん(44)の妻美希さんによると、このタクシー会社は3年前から頻繁に利用していたという。「すぐ来てくれるし、対応も丁寧だった」

 8日夜、大山さんは友人の居酒屋で飲食していた。美希さんは「いつもは必ず2人で出掛けるが、居酒屋もタクシーも信用していたので1人でも大丈夫だと思った」と振り返る。

 「間違ったところに降ろされて、ここがどこか分からない」

 9日午前0時35分ごろ、美希さんの携帯電話に大山さんから連絡が入った。慌てて外に出て周囲を探したが見つからない。約20分後、何かで地面をたたく音と大山さんの声が聞こえた。美希さんは「(どこにいるか)分かったから電話を切るね」と呼び掛けた。その直後、大山さんは乗用車にはねられ、近くに路面をたたいたとみられる白杖があったという。

 美希さんは「出発前に目的地をきちんと確認したり、到着後に目的地を再確認してもらえれば防げた事故。相手が視覚障害者ということを考えて対応してほしかった」と話す。

 一方、下野新聞社の取材にタクシー会社は「私たちの間違いが事故につながってしまい、本当に辛く、申し訳ない」と説明。今後の対策について「目的地の入り口まで送り届けたり、お客さま自身に確認できない時は家族に連絡するなど確認を徹底したい」とした。

 美希さんも弱視で、運転免許は取得できない。「タクシーは視覚障害者にとってなくてはならない交通手段。みんなが安心して乗れるように運転手1人1人が考えてほしい」と話した。

■意思疎通、確認徹底を 視覚障害者団体会長

 「タクシー運転手に悪気はなくても事故は起こりうる。最も大切なことは視覚障害者と運転手のコミュニケーションだ」。今回の事故を受け、県視覚障害者福祉協会の須藤平八郎会長(69)は訴える。

 視覚障害者にとって運転手の勘違いや目的地のわずかな差は「大きな恐怖」につながる。「自分の頭の中に描く地図と異なる場所に降ろされると感覚が狂って非常に怖いし、わずかな距離を進むにも手間も時間もかかる」という。

 欠かせないのは両者の意思疎通。「運転手が視覚障害者に慣れていない場合も多い。道順はもちろん、目的地の目印や周囲の建物、入り口の方角、家であれば塀や門扉の特徴など、運転手の思い込みが生じないように、利用者側も細かく正確に場所を伝えることが大切」と語る。

 その上で、タクシー運転手には「確認」を徹底してほしいという。「説明通りのものがあるか、家の特徴があっているか、視覚障害者は見えないからこそ、一緒に降車して代わりに見る手間を惜しまないでほしい」と要望する。

 「わざと遠回りする悪質なタクシーを経験した視覚障害者も多い。そんなことは論外だが、不幸な事故が二度と起こらないよう、積極的な会話、丁寧な対応を求めたい」とした。

10月11日 朝刊      下野新聞


ベンチプレス斉藤さん アジアパラへ 十勝の男子初

2014年10月12日 01時32分04秒 | 障害者の自立

 【帯広】障害者スポーツのアジアの祭典「第2回アジアパラ競技大会」が18日に韓国・仁川(インチョン)で開幕し、男子で十勝初の選手として車いすのアスリート斉藤伸弘さん(47)=帯広、(株)ワトム所属=がパワーリフティングのベンチプレス男子80キロ級に出場する。斉藤さんは2016年のリオ・パラリンピック(ブラジル)も射程に入れて「自己記録(152キロ)の更新と入賞を」と意気込む。今大会には前回大会(10年、中国・広州)で金メダルなどを獲得した帯広盲学校出の全盲スイマー小野智華子さん(20)=東京在住、筑波大付属視覚特別支援学校=も水泳競技に出場する。

 斉藤さんは二分脊椎症で歩行が困難だが、岩見沢高等養護学校時代からスポーツに打ち込んできた。現在もベンチプレスとアーチェリーの2種目に取り組み、両種目でのパラリンピック出場を狙っている。

 ベンチプレスは10年に競技を始め、翌11年の西日本障害者選手権大会に初出場で優勝。昨年12月の全日本障害者選手権88キロ級で152キロを挙げて世界選手権(今年4月、ドバイ)に日本代表入りを果たした。世界選手権では初めて使う国際規格のシャフト(両端の重りを支える棒)に対応できず、135キロで25位と不本意な成績で終わった。これを反省材料にして自分用にシャフトを購入、「脂肪を減らして筋肉量を増やす」と肉体改造にも取り組み、今年7月の西日本大会では体重を落として80キロ級でのアジアパラ競技大会参加標準(135キロ)を難なくクリアして日本代表入りを決めた。

 アジアパラ競技大会の出番は22日。「自己記録を1キロ更新する153キロを挙げたい。入賞を」と目標を掲げる。さらに2年後のリオ・パラリンピックに向けて「現在の体重(77キロ)をさらに絞って72キロ級で参加標準(148キロ)をクリア、世界ランキング上位に入って出場を」と、週5回の猛練習に取り組む。

 アーチェリーでもアジア大会帰国後の11月1日から長崎県で開かれる全国障害者スポーツ大会に道代表で出場する。

鍛え上げられた体で初のアジアパラ競技大会に挑む斉藤伸弘さん。「記録更新を」と意気込む

 

水泳・小野さんも
 小野さんは12年のロンドン・パラリンピック女子100メートル背泳ぎで8位入賞を果たした。アジアパラ競技会では第1回大会の同種目で金メダル、200メートル個人メドレーと100メートル自由形で銅メダルに輝いており、今大会でも活躍が期待される。

2014年10月11日 13時50分     十勝毎日新聞社ニュース