ゴエモンのつぶやき

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障害者の外出お手伝い 小松の支援センター 運営開始2カ月

2014年10月08日 02時36分11秒 | 障害者の自立

カラオケや買い物…利用OK

 障害者が地域で生活しやすいように支援する小松市島町の「障がい者地域生活支援センターあんとふる」が、運営を開始して二カ月になる。職員は「障害者やその家族がサービスを利用し、行動の幅を広げてほしい」と利用を呼び掛けている。

 特別支援学校の教諭を務め、障害者支援の運動をしてきた松田昇さん(62)=白山市=と、二〇〇〇年から活動している障害のある子どもの親でつくる同町の団体「ひだまりの会」の宮野由美代表(50)や父母らで、五月にNPO法人を設立。松田さんがセンターの管理者、宮野さんがサービス提供責任者となり、八月一日からサービスを始めた。

 従業員のヘルパーが付き添い、障害者の希望に合わせて活動をサポートする。対象は小松、能美、加賀三市の在住者で、利用料は利用者に応じて無料から最大でも料金の一割負担ですむ。営業時間は午前九時~午後五時だが、時間外の利用も相談に応じる。これまでにカラオケや買い物、外食、動物園、プールなどの外出で延べ三十人の利用があった。

 松田さんは「金沢市や白山市に比べ、南加賀にこういったサービスはまだまだ少ない。障害者の行動範囲は狭くなりがちだが、多くの方に知ってもらい、外に出るきっかけにしてほしい」と強調。宮野さんは「ちょっとした手助けがあれば、いろいろな楽しいことができる。サービスを利用し地域で堂々と生活してほしい」と話している。

 問い合わせは、あんとふる=電0761(58)0366=へ。

 

活動について話し合う松田昇さん(左)と宮野由美さん=小松市島町で

2014年10月7日    中日新聞


障害者雇用の専門事業所開設 伊予銀

2014年10月08日 02時28分11秒 | 障害者の自立

 障害者雇用を推進しようと、伊予銀行(愛媛県松山市)は6日、松山市高砂町2丁目の同行事務センター内に、障害者の就労環境を整備した専門事業所「いよぎんChallenge&Smile工房」を開設した。
 人事部の一部門と位置付け、9月以降に10~30代の身体、知的障害者4人を作業スタッフとして採用した。今後約2年かけて15人程度まで増やす方針。就労支援体制充実のため、工房には特別支援学校などで障害者ケアの経験がある専門員3人を含む管理者5人を配置した。
 作業スタッフは、伊予銀オリジナル・マスコット・キャラクターをデザインした顧客向けPR品の木工グッズ製作や、各支店へのポスター・パンフレット発送などの事務作業を担う。

 

【写真】伊予銀行が開設した障害者雇用の専門事業所で作業をするスタッフ=6日、松山市高砂町2丁目

2014年10月07日(火)     愛媛新聞


UD協会、洋服の色をアプリで説明-視覚障害者向けに実用化

2014年10月08日 02時24分54秒 | 障害者の自立

 異分野の企業デザイナーがユーザー(障害者)とともに開発・提案したユニバーサルデザイン(UD)が商品化に向けて動きだした。
 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主導して開発した視覚障害者に色や柄の情報伝えて共有できるスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」用アプリの「象り彩り(Tactile&Colors)」がそれ。米アップルの審査を通過し、ダウンロードサービスサイト「App Store」で一部機能が先行公開され、無料ダウンロードできるようになった。
 IAUDが昨秋開催した障害者参加型の特別ワークショップ「48時間デザインマラソンinこうべ」で提案されたUDを具現化したもの。例えば視覚障害者が買い物で洋服を選ぶ場合、同じ品でも周りの人が生地の色や柄を説明すると表現は千差万別になる。アプリではスマホのモニターに表示した色見本の選択により主観によるバラつきを排除し、その色の特徴を音声で確認できる。

2014年10月07日      日刊工業新聞


累犯障害者の処分判断に福祉側の助言 京都地検、更生探る

2014年10月08日 02時19分07秒 | 障害者の自立

 万引など比較的軽微な犯罪を繰り返す知的障害者や高齢者が、法に触れずに社会の中でどう暮らせるかが課題となる中、京都地検が今夏から社会福祉士と連携し、福祉支援に関する助言を踏まえて、起訴・不起訴の処分を判断し始めた。刑務所ではなく、社会内で更生を目指す「入り口支援」と呼ばれる取り組みで、地検は「意識改革を進めたい」としている。

 京都地検は京都社会福祉士会と提携。受刑者を支援した経験がある社会福祉士らが、取り調べ段階で検察官の要請に応じて当事者と面談し、受け皿となり得る福祉施設や在宅サービスから支援の方策を提示。検察官は助言を参考に処分や求刑を決める。効果的と判断すれば不起訴(起訴猶予)や保護観察付き執行猶予の求刑を選択する。

 京都社会福祉士会の榺(ちきり)憲之事務局長は「支援が届きさえすれば罪を犯さず生きていける人は多い。刑務所を出入りする『負の連鎖』を絶つため、法に触れてしまう人が置かれた状況や背景について、専門職として新たな視点を提供したい」と話す。

 地検では、7月に検事が社会福祉士から入り口支援の重要性について講義を受けた。今後、施設を見学する予定。実践例もあり、8月に処分保留とした30代男性を、釈放中の1カ月間で、社会福祉士が勧めた医療機関での日中活動への参加などで安定した生活が送れそうだと判断し起訴猶予にした。書類送検された別の人も、社会福祉士との面談を経て起訴猶予とした。

 いずれの処分も地検は「事案内容や前科関係などに加え社会福祉士の助言を受け、福祉サービスを受けると誓約していることなどを考慮した」と理由を説明している。

【 2014年10月07日 09時10分 】     京都新聞


障害者の就労支援し10年 京都のカフェで記念企画

2014年10月08日 02時10分41秒 | 障害者の自立

 障害者の就労支援事業所「上京ワークハウス」(京都市上京区)が堀川商店街で運営するカフェ「まんまん堂」(上京区堀川通下長者町下ル)が、7日で開業10周年を迎える。6日から、これまでの歩みを紹介する写真展や、特別ランチなどの記念企画を始めた。

 まんまん堂は2004年、障害のある人が接客などにチャレンジする場として営業を開始した。現在は知的障害のある20~40歳代の男女9人が、職員らの支援を受けて交代でスタッフとして働く。

 人気メニューの「蒸しまん」は、調理や衛生管理がしやすく、他の作業所にない商品を提供しようと、職員の知人で中国残留孤児の女性から本場、中国の製造法を学んだ。11年からはハンバーグや揚げ出し豆腐などのランチも販売している。

 ワークハウス所長の藤井嘉子さん(57)は「販売ルートや製造機具が十分でない中、地域の人に支えられてきた」と振り返る。蒸しまんが売れ残りそうな日には、他の作業所や社会福祉協議会に購入してもらうよう協力を呼びかけてきた。

 こうした努力が実を結び、現在では蒸しまんは1日平均40個を売り上げる人気商品になった。スタッフは慣れない接客に苦戦することもあるが、「コーヒー豆の計量ができるようになる」「レジが打てるようになる」などと毎日、目標を立てて取り組んでいる。

 10月末まで、開業当初の店や蒸しまん製造の様子を撮影した写真18点を店内のギャラリースペースに並べる。10日までの間、過去に提供したランチから豆腐ステーキやくりご飯などの人気メニューを日替わりで出す特別ランチも販売する。

 特別ランチは午前11時半から午後1時半。まんまん堂TEL075(432)3825。

日替わりの特別ランチを運ぶまんまん堂のスタッフ(京都市上京区・まんまん堂)

【 2014年10月07日 11時59分 】    京都新聞