長崎県で11月1日に開幕する「全国障害者スポーツ大会」に、兵庫県たつの市在住の3人が初出場を決めた。このほど、そろって同市役所を訪れ、栗原一市長らに健闘を誓った。
会社員の藤井公平さん(32)=同市揖西町南山=は、陸上100メートルに出場する。同市に拠点を置く障害者野球チームでは1番ショートを担う攻守の要で、主将も務める。「大会では自己記録を更新し、13秒台前半を狙いたい」と大舞台でのさらなる飛躍を期する。
西はりまリハビリテーションセンター所属の服部敏明さん(32)=同市揖保町中臣=は、コースを示す一対の旗「旗門」を車いすで通過しながら、30メートルのタイムを競うスラロームに出場。10回目の挑戦で念願の全国切符をつかみ「夢のような気分。県代表として頑張りたい」と意気込む。
県立西はりま特別支援学校3年の大熊亮司さん(17)=同市龍野町中村=は水泳の自由形で25メートル、50メートルに出場する。同校入学後に水泳を始め、めきめきと上達。「全国に向けて筋トレ、走り込みの毎日。一生懸命頑張りたい」と努力の成果を発揮する決意を語った。
初の全国大会へ向け健闘を誓う(左から)藤井さん、服部さん、大熊さん=たつの市役所
2014/10/24 05:30 神戸新聞