ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

電子の杖「EyeCane」が視覚障害者のナビ能力をアップ

2014年10月24日 02時04分57秒 | 障害者の自立
  2014年10月20日、IOS PressはRestorative Neurology に触覚あるいは聴覚を使って視覚障がい者の行動範囲を広げることに関するイスラエルのヘブライ大学の研究者文献がオンライン版に掲載されたことを明らかにしました。
 
現在使われている白い杖は一部の視覚障がい者にとって使いづらい、高いところにある障害物を発見できない、使用するためには訓練が必要となるという欠点を有しています。

EyeCaneは白い杖の欠点を克服することを目標に制作したElectronic travel aids(ETAs)の一つです。いままでETAsを目指した製品はいくつかの試作品がありましたが、白い杖を上回るものはありませんでした。

EyeCaneの仕組み
EyeCaneは距離の情報を触覚あるいは聴覚的合図に変換することで、近くと遠方といった二つの異なった方向にある物質の距離情報を同時に使用者に伝えることができます。
使用者は数分間の練習で、音とバイブレーションの両方あるいは片方から足下と目標物の距離を得ることが可能。

実際の視覚障がい者と目隠しをした人の両方でEyeCaneの有効性を検討したその結果、5分以下の練習で70%以上の人が使えるようになったとのこと。

ヘブライ大学ではEyeCaneの他にEyeMusicというETAsを開発しています。EyeMusicはEyeCaneよりも多くの情報を得ることができますが、使用するために集中的なトレーニングが必要になります。
 2014年10月22日 23:00     日刊!目のニュース

ニュージーランドの聴覚障害学生 京都・綾部でパン作り交流

2014年10月24日 02時00分07秒 | 障害者の自立

 ニュージーランド・オークランド市の17~20歳までの聴覚障害学生9人が綾部市を訪問し、「いこいの村聴覚言語障害センター」(同市十倉名畑町)の入所者らと交流している。22日には、同施設のパン事業部「たからの里」(同市睦合町)で、石窯ピザ・パン作りに挑戦した。学生たちが通うケルストン・デフ・エデュケーション・センターのデビッド・フォスター校長は「学生たちは日本の聴覚障害者からたくさんのことを学んだ」と、交流の成果を強調した。

 一行は同校の生徒と教員ら計15人。日本のろう文化を学ぶため、16~26日までの日程で来日している。「いこいの村」は全国初のろう重複障害者施設として知られ、その先進的な運営方法などを視察するとともに聴覚障害者同士の交流を深めようと、21日から綾部市を訪れている。

 「たからの里」では、ニュージーランドの学生たちが同施設の入所者やスタッフの指導を受けながら、ピザやパンの生地作りから石窯で焼くところまでを体験。日本とニュージーランドでは手話の動作が違うため、直接会話することはできないが、身ぶり手ぶりで意思を伝え合うなど協力して取り組んでいた。

 ニュージーランドの学生たちが収穫したピーマンもトッピングして、石窯ピザは見事完成。焼き上がったばかりのピザやパンを食べながら交流を深めた。

 学生のネリー・カヒさん(20)は「日本人はとてもやさしく、いろいろと教えてくれました」。ツホイ・ヘンリーさん(17)は「東京や京都は人が多くてびっくりした」などと、日本の印象を話した。

 一行は23日も同施設の入所者らと交流をした後、兵庫県姫路市の聾学校などを訪問することにしている。

2014.10.23 07:01        産経ニュース


普通の絵本を3Dプリントで“触れる絵本”に!目が不自由な子どもに読書体験を

2014年10月24日 01時56分09秒 | 障害者の自立

多くの子どもが大好きな絵本。読み聞かせは家族の交流のひとときでもあり、子どもの発育にも役立つ。ただ、目が不自由な子どもにとって、絵本を読む体験には困難が伴う。また、通常の絵本に点字を切って貼り付け、視覚障害者でも読めるように加工するのは、非常に手間も時間もかかってしまう。

普通の絵本を、3Dプリントで“触れる絵本”に

そこで、最新の3Dプリント技術を活用しようという動きが見られるようだ。コロラド大学のDepartment of Computer Scienceに所属する准教授Tom Yeh氏の研究チームでは、普通の絵本を3Dプリントされたページに変換し、視覚障害のある子どもたちが手で触れて、イラストやストーリーがわかるようにする「触れる絵本」の開発に取り組んでいる。

数学的ダイアグラムを用い、コンピューターのアルゴリズムが絵を解釈する。現在はプログラムのテスト段階であり、保護者向けのワークショップを開催することなどに留まっているものの、将来的にはサイトで“触れる絵本の作り方”を紹介し、親や先生が絵本の写真を撮影し、そのデータを自宅の3Dプリンターに送信して、「触れる絵本」を作成できるような一連の流れを構築したいと考えているという。

通例、本の世界に触れるのは、点字の学習が始まる6歳から

研究チームは、視覚障害の子どもをサポートする団体Anchor Centerと協力して、このツールを開発している。団体のAlice Applebaum氏によると、目が不自由な子どもたちは、視覚以外のさまざまな感覚を使って絵本の世界を感じ取ることを学んでいく。

通例、点字を学び始めるのが6歳以降であるため、それまでの期間に、自分の手を使って本を読む機会を与えられ、世界はどのようなものなのか体験できることには、大きな価値があるという。

自宅で好きな“触れる絵本”を作成できるように

今後はますます3Dプリンターユーザーは増加し、それに伴い本体の値段も今よりグッと下がると考えられる。これまでのやり方で点字絵本を作成するには大変な労力がかかり、コストもかかっていた。だからこそ、自宅で好きな「触れる絵本」を作成できることの意義は大きいだろう。

チームではまず、「Goodnight Moon book」を3Dプリントした本の作成を完了したが、今後「The Very Hungry Caterpillar」「The Cat in the Hat」など、ラインナップは増加していく見込み。

2014.10.22      Techable