ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

憲法は日本人だけのものか

2015年09月08日 00時54分22秒 | 障害者の自立

 「戦争のできる国」へと憲法を変質させる安保関連法案の廃案を求め、群衆が国会前を埋め尽くした八月三十日。人垣の中に民族差別に反対する市民団体「のりこえねっと」の共同代表、辛淑玉さんの姿があった。両手で掲げた大きなカードにはこう書かれていた。

 「日本は、私の故郷です。在日として、人殺し法案に反対します!」

 在日コリアンらを標的に「殺せ!」「日本からたたき出せ!」と口汚く攻撃する人と闘うことと、安保法案に反対することの根っこは同じだと辛さんは言う。日本が戦争に加われば、女や子ども、高齢者・障害者ら戦力にならない人々とともに、在日コリアンら外国人は真っ先に邪魔もの扱いされるだろう。「互いを殺し尽くすまでやるのが戦争。私たちは祖国からも日本からも殺される」。辛さんの言葉を思い出す。不戦を誓った憲法には在日の人々の生存もかかっているのだ。

 法案に反対する著名人のスピーチに気になる表現を感じたことがある。その人は「私たち日本人の中に憲法がある」と言った。だが在日の友人はつぶやく。デモで「日本人」とか「国民」という言葉を聞くと怖くなる、と。

 敏感な友人は、何げない言葉にもナショナリズムの芽を感じたのだろう。言うまでもない。憲法は、多くの権利を在日外国人にも保障する。日本人だけの宝ではない。日本に生きるすべての人のためにある。 

2015年9月7日      東京新聞


競走馬の余生支える=殺処分避け、セラピーに—著名調教師が試み・滋賀

2015年09月08日 00時50分54秒 | 障害者の自立

 引退した競走馬の余生を支えるプロジェクトが進められている。行き場がなく、処分される馬も少なくない現状を変えたいと考え続けていた日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター(滋賀県栗東市)所属の角居勝彦調教師(51)の取り組みだ。乗馬や馬の手入れを通じて障害者らの精神・運動機能を向上させる「ホースセラピー」などで活用する方策を探っている。

 JRAによると、毎年5000頭前後の競走馬が中央競馬を引退。種馬や繁殖牝馬になるのは一部で、大半は地方競馬へ移籍したり、乗馬クラブに売却されたりする。しかし、その受け皿も十分ではなく、多くは殺処分されるのが実情だ。

 角居さんは勝てずに引退する馬への責任を感じていたが、競馬は厳しい競争の世界。「勝てなかった馬の面倒より、勝たせることを考えろ」と自らに言い聞かせ、思いを封印してきた。

 牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制した「ウオッカ」などの名馬を育て、2011年から3年連続で最多勝利調教師に輝いた。こうした実績を積み上げた後の13年12月、一般財団法人「ホースコミュニティ」を設立した。

 ホースセラピーを行う各地の団体や乗馬クラブを訪れ、研究を重ねた。今年4月からは、北海道浦河町の業務委託を受け、ホースセラピーを開始。障害児や高齢者らに乗馬の機会を提供している。

 外部講師を招き、闘争心をかき立てる調教を受けてきた競走馬を落ち着かせ、セラピー馬や乗用馬にする技術について講習会も開催している。

 今後は、月数千円の分担金を募り乗馬クラブに支払う預託金に充て、負担した人に乗馬してもらうシステムを考えている。競馬ファンに、乗馬にも目を向けてもらい、馬の活躍の場を広げる狙いだ。 

[時事通信社]     2015 年 9 月 6 日 


福井国体 盛り上げ

2015年09月08日 00時42分23秒 | 障害者の自立

 ◇歴博で前回1968年のポスター展

 2018年福井国体を周知する取り組みが、県内で相次いでいる。福井市では6日、JR福井駅前の電車通りを歩行者天国にする「まちフェス」会場に、福井国体のキャラクター「はぴりゅう」などの塗り絵コーナーが登場。前回の福井国体のポスター展も同市内で開かれるなど、早くもムードが盛り上がりつつある。

 今回のまちフェスは、福島復興の願いを込めた「福島と福井の輪」がテーマ。子どもたちは「はぴりゅう」や、福島復興のシンボルキャラクター「キビタン」の塗り絵に挑戦した。会場では、国体終了後に同じ開催地で開かれる全国障害者スポーツ大会を広く知ってもらおうと、円形のゴール目がけて円盤を投げる競技「フライングディスク」の体験会もあった。

 県立歴史博物館(福井市大宮)では「福井国体ポスター展」(10月18日まで)が開かれており、1968年に開かれた福井国体のポスター33点を展示している。フェンシングやバドミントンといった競技ごとに、プレー中の選手を3、4色で描いた素朴な図柄が、約50年間の歴史を感じさせる。デザインは一般公募という。

 問い合わせは博物館(0776・22・4675)。

2015年09月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun