来年9月7日開幕のリオデジャネイロ・パラリンピックの1年前を記念したイベントが6日、リオ市南部のラゴアで行われ、車いすでのダンスなどで大会をPRした。
ラゴアは本番でボートとカヌーの会場となる。普段、スポーツや憩いの場でにぎわう湖の周辺には家族連れなどが集まり、大会マスコットの「トム」が子どもたちと交流した。さらに米国やアイルランドから2012年ロンドン大会のメダリストらを招待し、陸上100メートルのエキシビションレースが実施された。
野外スクリーンでは障害者差別をテーマにした映画や競技の様子を上映した。サンパウロから訪れた女性のクリスチアニ・アラウジョさん(32)は「パラリンピックのことはあまり知らなかったが、身体障害者でも健常者にできないことができると分かり、印象的だった」と感想を話した。
大会までちょうど1年となる7日は公式式典が開催される。
2015.9.7 産経ニュース