兵庫県加古川市教育委員会は13日、2020年の東京パラリンピックで、シッティングバレーボール・ブラジル代表の事前合宿の誘致に取り組むことを表明した。競技は、座りながらプレーする障害者スポーツで、同市と同国マリンガ市が姉妹都市提携していることや、市職員が日本パラバレーボール協会の役員を務めていることから、誘致に乗り出したという。(小林隆宏)
同日の市総合教育会議で、岡田康裕市長に報告した。岡田市長は「合宿の誘致は加古川の魅力を外国人にも伝えるチャンス。市を挙げて取り組みたい」と述べた。
シッティングバレーボールのブラジル代表はリオデジャネイロ大会で男子4位、女子は銅メダルを獲得した強豪。播磨地域では姫路市が日本代表の強化拠点施設に指定されている。
事前合宿の練習場所として、加古川市では市立総合体育館(西神吉町鼎)を想定。加古川プラザホテルなどが宿泊場所の候補に挙がっている。市教委によると、ブラジル側の関係者とすでに接触しており、好感触が得られれば条件提示するという。
また、五輪・パラリンピックの「ホストタウン」にも申請する。誘致が決まれば、Wi-Fi(ワイファイ)などの整備が必要となる。大会中は会場での応援やパブリックビューイングの実施なども視野に入れているという。
一方、東京五輪についても陸上競技の事前合宿を誘致する計画がある。県陸上競技協会のほか、加古川市と同じく国際大会に対応した競技場を持つ県、神戸市とともに、ケニアと、長距離を除くフランス代表の合宿を招く可能性があるという。
ただ、いずれの合宿についても他の自治体と競合する可能性がある。田渕博之教育長は「施設がそろっているかや、東京までのアクセス、経費負担のあり方のほか、ホストタウンとしての魅力が問われている」と述べた。
2017/1/13 神戸新聞NEXT