ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

スマホで視覚障害者を案内 実証実験公開 中央区日本橋

2017年01月27日 02時15分24秒 | 障害者の自立

東京・中央区日本橋で、スマートフォンの地図や音声ナビを使って、目の不自由な人などを目的地まで案内するシステムの実証実験が、報道陣に公開された。
清水建設などが開発したこのシステムは、スマホの高精度な地図や音声ナビを使って、行きたいお店などに案内するもので、外国人や車いすの利用者など、ユーザーに合わせて案内する。
また、目の不自由な人には、障害物や点字が書かれている場所を知らせるほか、転倒や衝突などを防ぐため、音声は通常に比べて、早口の設定となっている。
外国人向けには、英語で案内が行われ、中国語など、ほかの言語での対応も検討されている。
清水建設などでは、実証実験の結果をふまえ、2020年に向けて、システムの改良を進めることにしている。

fnn-news.com    01/26


他人と比べず ALSと闘う恩田さんの仕事観

2017年01月27日 02時05分07秒 | 障害者の自立

 サッカーJ2FC岐阜を運営する岐阜フットボールクラブの前社長で、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の闘病を続ける恩田聖敬さんの講演会が25日、岐阜市長住町の就労移行支援事業所「ノックス岐阜」で開かれ、自身の仕事観や障害者の就労について語った。

 同事業所は発達障害者や精神障害者を対象に、コミュニケーション能力の養成講座や職場実習などを通して就労支援を行っている。定期開催している講演会の特別講師として、恩田さんを招いた。

 恩田さんは合成音声を使ったプレゼンテーションで「私にとっての『働く』」と題し、京都大在学中のアルバイト経験からFC岐阜の社長になるまでの仕事遍歴を紹介。「社長に就任して前職より報酬は下がったが、お客様の笑顔を見ていたら天職と感じた。仕事の対価はお金だけではない」と語った。

 ALSが進行して社長を退任した後も「病でもやりたいことをやろう」との思いから新企業「まんまる笑店」を立ち上げたといい、「他人と比べるのではなく、自分のゴールを見据え、一歩一歩進むことが大事」と呼び掛けた。

働くことをテーマに講演する恩田聖敬さん(左)

岐阜新聞    


事件半年 傷負って確かめた絆

2017年01月27日 01時56分50秒 | 障害者の自立

遺族は悲しみ癒えぬまま

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で46人が殺傷された事件は26日で半年がたつ。重傷を負った息子とその家族は、事件を乗り越えて親子の絆を確かめ合う日々を送る。一方、犠牲者の遺族は癒えぬ悲しみや苦しみを抱えたままだ。

  25日、神奈川県厚木市の公園に、昼食を楽しむ尾野剛志(たかし)さん(73)と妻チキ子さん(75)、長男一矢さん(43)の姿があった。手作りのおにぎりやポテトサラダを一矢さんが頬張り、2人は笑顔で見つめた。

 一矢さんは事件で生死の境をさまよい、退院後も車椅子の日々が続いた。手が震え、自分でスプーンを握ることもできなかった。2人は将来が心配で眠れない日もあったが、「生きていてくれるだけで、たまらなく幸せ」と思い直した。

 半年を経て自分の力で歩けるまでに回復。今は別の施設に入り、2人が毎週訪ねる。チキ子さんは「事件を機に、家族の絆をもう一度感じ、もっと強くなった」という。

 実名で取材に応じる理由は半年前から変わらない。「障害と関係なく、大切な息子であることを世間に知ってほしい。何も隠すことはない」

 事件で兄を失った同県内の女性は、まだ墓に遺骨を納められずにいる。「お寺には施設で殺されたなんて言えない。どう説明したらいいのか」。背負う悲しみは癒えない。

 「でも、良かったんじゃない」。事件後にかけられた年配女性の言葉が、とげのように胸に突き刺さっている。慰めかもしれないが、容疑者の「障害者は不幸だ」との供述に重なって聞こえた。

 今も事件の報道に触れるたび、あの日の恐怖がよみがえる。「私はもう忘れたい。でも事件のことは忘れてほしくない」。気持ちは揺れ続ける。

 兄の写真は家にほとんどなく、遺影は施設に作ってもらった。事件以来、毎朝欠かさず手を合わせ、好物だったスナック菓子を供える。「暖かくなったら納骨してあげたい」。兄が生まれた春を静かに待つ。

 尾野一矢さん(中央)を見守りながら食事をする母のチキ子さん(右)と父の剛志さん
 
毎日新聞    2017年1月25日

「生きた証し」求め歩く=元職員「風化防ぎたい」-相模原殺傷から半年

2017年01月27日 01時47分12秒 | 障害者の自立

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害された事件から26日で半年。元職員で専修大兼任講師の西角純志さん(51)は「19人をひとくくりにしたまま、風化させてはいけない」と、元同僚らから19人の人柄を聞き取り、「生きた証し」として残す活動を続けている。
 西角さんは2001~05年、やまゆり園に勤務。ニュースで事件を知り、衝撃を受けた。犠牲者は当初匿名で発表され、自分が関わった入所者の安否も分からなかった。在職当時の仲間たちと情報を共有する中で、「19人のうち7人は私がお世話した人だと分かった」という。
 殺人容疑などで逮捕された植松聖容疑者(27)=鑑定留置中=は事件前、障害者の安楽死を主張する内容の手紙を衆院議長公邸に持参していた。報道で内容を知った西角さんは「市民社会への挑戦状と感じた」。
 「事件の風化は容疑者の主張を肯定することになる」と懸念するが、犠牲者が匿名のままでは、それぞれの人となりが表に出てこない。西角さんは「人格が分からないままでは、風化はより早く進んでいく。生きた証しを集め、記録することで容疑者の考えを否定したい」と語る。
 職員仲間と協力し、元職員や施設と関わりがあった周辺住民を訪ね歩いた。元職員に湯飲みをくれた入所者の男性、リボンでかさかさと音を立てるのが好きだった女性。「エピソードから個性が見えてきた」と成果を感じている。
 これまで14人について話を聞けたが「まだ断片的」。集めた資料をどういう形で残していくか考えている。
 元職員の中には、気持ちの整理がつかないと断る人もいた。西角さんは「話ができるようになるのを待ちながら続けたい。いずれ現役の職員や被害者の家族からも話が聞ければ」と話している。

集めた資料を手に、思いを語る西角純志さん

時事ドットコムニュース    (2017/01/25-14:09)


ハーフに出場の全盲パラリンピアン「和田伸也選手」東京へ気合…「自分の可能性を信じてチャレンジしたい」

2017年01月27日 01時36分48秒 | 障害者の自立

 29日の「第36回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、日東電工協賛)と同時開催される「2017大阪ハーフマラソン」に、リオデジャネイロパラリンピック(16年)男子マラソン代表で、ロンドンパラリンピック(12年)銅メダリストの和田伸也選手(39)=茨木市=が出場する。目標は、ハーフ自己ベストの1時間14分29秒を大幅に上回る1時間10分台。3年後の東京も視野に気合が入っている。

 和田選手は昨年12月の福岡国際マラソンで2時間32分11秒をマーク。自身の持つT11(全盲クラス)の日本記録を1分35秒も更新した。トラック種目でもT11の800メートル、1500メートル、5千メートル、1万メートルの日本記録を持っている。ロンドンパラリンピックでは、5千メートルで銅メダルを獲得。リオでは1500メートル、5千メートル、T12(伴走者の有無が選択できる弱視クラス)マラソンの出場種目すべてで入賞を果たした。

 それでも「海外勢の記録がどんどん上がっているのは、身にしみて感じている。次の東京ではさらに記録は伸びるだろう。新しい選手も出てくる」と気を引き締める。

 ラグビーに情熱を傾けていた府立生野高時代に網膜色素変性症と診断され、関西大3年のときに視力を失った。28歳のとき、知人の紹介で京都にある視覚障害者のランニングチーム「賀茂川パートナーズ」の練習に参加したことが、陸上競技を始めるきっかけになった。当初は運動不足解消が目的だったが、めきめきと頭角を現し、平成21年度以降は日本盲人マラソン協会強化指定選手に。現在は大阪市天王寺区の府視覚障害者福祉協会内の点字図書館で、点訳や音訳の仕事をしながら年齢を感じさせない走りに磨きをかけている。

 大阪ハーフマラソンは2年ぶり3回目の参加。1時間10分台を目標タイムに定め、4月にロンドンで行われる「2017ワールドパラアスレチックスマラソンワールドカップ」へ弾みをつけるつもりだ。

 「目が見えなくなって走れるとは思ってもいなかった。それがこうやって体を動かすと元気になる。自分が走ることで、失明で元気をなくした人たちに何かのきっかけにしてほしいとの思いはある」と力説する。

 3年後の東京パラリンピック出場も見据え、T11の世界記録(2時間31分59秒)も視野に入る。「自分の可能性を信じてチャレンジしたい。昨日の自分より今日の自分、明日の自分。常に自分の過去を越えたい。そのためにもこの1年、2年で大きく飛躍しないと」と気を引き締めた。

昨年11月に行われた全国視覚障がい者駅伝大会の和田伸也さん(左)伴走は前田さん

昨年11月に行われた全国視覚障がい者駅伝大会の和田伸也さん(左)伴走は前田さん

2017.1.26    産経ニュース