知的障害者向けのサッカー体験教室が二十一日、金沢市南森本町の県立いしかわ特別支援学校で開かれた。二〇二〇年の東京パラリンピック開催に向け、県内で障害者スポーツを普及させるため、県と県障害者スポーツ協会が初めて企画した。
県内の小学生から四十代までの二十人が参加。講師は石川、富山両県のサッカー協会の指導者が務め、障害者スポーツについて学ぶ金沢星稜大三年の十三人がサポートした。参加者は、軟らかく小さめなサッカーボールを蹴り、シュートが入るとうれしそうに手をたたく子もいた。
白山市千代野小学校一年の駒井将清(しょうせい)君(7つ)は、難聴のため手話で説明を受けながら参加。「初めてやったけど、キックが楽しかった。またやりたい」と笑顔で話した。
知的障害者サッカー体験教室は、二月二十五日にも同特別支援学校で開かれる。午前十時~正午。事前申し込みが必要。(問)県障害保健福祉課076(225)1426
2017年1月22日 中日新聞