ゴエモンのつぶやき

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自動運転タクシー、20年実用化へ実験始動 「主人の運転より安心」の声も

2017年01月02日 02時20分33秒 | 障害者の自立

過疎地でも採算

 ドライバーがいなくても乗客を目的地まで運んでくる自動運転技術を使ったタクシーやバスが実用化に向け動き出した。高齢者や障害者、過疎地の住民ら移動が制約される“交通弱者”の問題を解決し、インクルーシブ社会を支える新たな交通手段として期待されている。各地で実証実験が行われているほか、政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年のサービス開始を目指し、今年からルール作りを本格化する。

 「言われるまで、自動運転だと気付かなかった」

 「主人の運転より安心」

 神奈川県藤沢市の公道で昨年3月に行われた自動運転タクシーの実証実験に参加した住民約50人は、その快適さに目を見張った。大通りを2.4キロ走った後のアンケートでは、「自分で運転するときよりも車間距離が開きすぎでは」との指摘もあったが、大半の感想は好意的だった。

 実験を主催したのは、ロボットタクシー(東京都江東区)。IT大手のディー・エヌ・エー(DeNA)とロボットベンチャーのZMP(東京都文京区)が2年前に設立した合弁会社だ。ロボットタクシーの中島宏社長は「技術開発だけならテストコースで十分だが、社会に自動運転のタクシーが受容されるためには、多くの人に体験してもらうことが重要だ」と述べ、今年も実証実験の機会を増やしていく考えだ。

 自動運転のタクシーやバスは、コストの大半を占めるドライバーの人件費がかからないため、安い運賃を設定できるほか、利用客の少ない過疎地などでも採算がとれるようになる。

運転手不足も解決

 ドライバーの高齢化で人材確保が課題となっているタクシー業界にとってもメリットは大きい。国土交通省によると、60歳以上のドライバーの割合は2014年時点で53%に上り、10年間で2.5倍も上昇した。あるタクシー事業者は「地方へ行くほど、なり手が集まらない。このままでは事業が成り立たなくなる」と危機感を募らせる。

 山口県が過疎化の著しい周防大島町を「自動運転特区」に認定するよう国へ要望するなど、新たな公共交通機関を確保したい地方自治体の期待も高まる一方だ。自動運転タクシーの実用化に向け国交省は昨年末に戦略本部を立ち上げ、警察庁も有識者会議で課題の洗い出しを始めた。保険各社は自動運転に対応したサービスを検討している。

 海外では、IT企業や自動車メーカーが自動運転技術の開発でしのぎを削っている米国のほか、社会実験に熱心なシンガポールで昨年から試験運行が始まっている。ロボットタクシーの中島社長は「五輪を見据えた政府の後押しと、産官学の枠を超えた協力態勢が日本の強みだ」と語り、オールジャパンでの早期実用化に意欲を燃やしている。

        

乗客を乗せて走る実証実験中の自動運転タクシー。運転席に座るドライバーは運転操作をしていない(左)

神奈川県藤沢市で行われたロボットタクシーの実証実験。参加者は快適な乗り心地に目を見張った(右)

2017.1.1    産経ニュース


愛媛国体準備OK? 県内20市町アンケート 【メリットは?】

2017年01月02日 02時15分35秒 | 障害者の自立

 【「まちPRの好機」と16市町】

  愛媛で国体と障スポを開催するメリットを挙げてもらうと、一番多かったのは全国から大勢集まる選手や応援団に対してのまちのPR効果だった。「歴史や文化、自然など町の魅力を全国に発信できる」(伊方町)など16市町が好機として捉えた。「観光・宿泊の経済効果を期待できる」(松山市)と会期中の直接的な需要を歓迎する自治体もあった。

  施設の充実を機に各市町の競技の発展を期待する声も多かった。ソフトテニスのコートの新設や球場の改修などをした今治市では「市民の関心が高まり地域スポーツの振興につながる」。重量挙げやセーリングが盛んな新居浜市は「選手の競技力向上が図れる」と回答した。

  卓球やレスリングを開催する宇和島市も「トップレベルの競技を観戦することで子どもたちの刺激になったり、スポーツをより身近に感じられれば」と利点を挙げた。県と松前町は障スポの効果にも触れ「障害者スポーツの振興や障害者の社会参加につながる」とした。

  また、「民と官の協働意識とボランティア意識の向上が期待される」(愛南町)など住民と一緒に事業を手がけることに意義を示すところもあった。

2017年1月1日(日)(愛媛新聞)


ポリエステルで野菜栽培 留萌市、古着の繊維を培地に活用 機能性野菜に適性か

2017年01月02日 02時10分30秒 | 障害者の自立

【留萌】市は今年、土の代わりに古着を再利用したポリエステル繊維培地を使った野菜の試験栽培を加速させる。土と比べ肥料と反応しやすいというポリエステル繊維の特長を生かし、新たに健康維持に良いとされる機能性野菜の栽培に挑戦中で、最初の収穫は今月中を予定する。その後も作物の種類や量を増やして実験を続け、ポリエステル繊維の新しい可能性を探る。

 市が近畿大と連携して行っているもので、ポリエステル繊維は同大が開発した。土に比べ肥料が直接、根に付着しやすい上、微生物が存在しない。そのため、肥料が作物に与える影響を予想することが容易で、肥料や水を計画通り与えれば、栽培する側が意図した通りの養分を含んだ機能性野菜を収穫することができるという。

 市は昨年11月下旬、市幌糠農業・農村支援センターの実験ハウス内で、マンゴーやアンスリウムに加え、亜鉛を多く含むコカブやハツカダイコンといった根菜類、低カリウムのチンゲンサイなどの試験栽培を始めた。

 地域おこし協力隊や市内の障害者就労支援事業所の利用者が栽培に取り組んでおり、収穫は今月中の見込み。2月にはミニキャロットやミニ大根の試験栽培にも着手する予定だ。

 収穫後は、地元の農産加工品を扱う業者や都市部の高級野菜店での販売を計画。将来的には機能性野菜が病院食の役割を担うことを期待し、医療施設への販売も検討中だ。腎臓の機能が低下し、カリウムの摂取制限が必要な患者に低カリウムのチンゲンサイの需要が見込めるなどが挙げられるという。

 ポリエステル繊維の利点はこれだけではない。軽くて持ち運びやすいことから、農作業の負担軽減にもつながる。通気性や保水性にも優れており、作物の根の張りもよくなり、連作障害も起きない。市農林水産課は「ポリエステル繊維は新しい可能性を数多く秘めている」と話している。

01/01    北海道新聞


過疎地の“買い物弱者”を救え! 夢と笑顔運ぶドローン

2017年01月02日 01時57分40秒 | 障害者の自立

 人が操作しなくても空を飛ぶことができる性能を備えた無人小型航空機、ドローンが、ほしいものを自宅まで届けてくれる。そんな日が近づいている。外出が難しい高齢者や障害者、近所にスーパーやコンビニエンスストアがない過疎地の住民といった“買い物弱者”の問題を解決するための実証実験が各地で始まっている。誰も排除されることのないインクルーシブ社会の実現に向け、ドローンへの期待は大きい。

 「ちゃんと入ってるね」

 海のそばの原っぱに置かれた箱を開け、注文した洗濯用の液体洗剤、固形洗剤、洗濯ネットが入っていることを確認して、中山結さん(40)は、娘の泉ちゃん(5)と見つめ合った。箱は対岸からドローンが運んできた。

 仕事を終えた機体が対岸に戻るのを見送りながら、中山さんは「こんなふうに買い物がいつでもできれば、便利になりますね」と笑った。

 電子制御で機体自身が自分の位置や目的地を判断して飛行するドローンを使って買い物代行をする実験が昨年11月15日、国家戦略特区に指定されている福岡市の博多湾に浮かぶ能古島(のこのしま)で行われた。

 実験はNTTドコモ、ドローンメーカーのエンルート(埼玉県)、御用聞きなどの生活支援サービスを提供するMIKAWAYA21(東京都)が実施。4年前に市街地から引っ越してきた中山さん親子と、生まれてからずっと島に住む関敏巳さん(78)が参加し、使い勝手を確かめた。

 島から注文した荷物をドローンが運ぶ。2度の実験のうち1度は成功したが、もう1度は風にあおられて荷物を降ろすためのロープがドローンの回転翼にからまり失敗した。

 様子を見届けた関さんは「悪天候の時にこそ頼りにしたい」と、さらなる改善を期待した。

 課題は多い。天候の影響、運べる重さや距離、安全のための規制との折り合い、バッテリー、住民の警戒心…。

 それでも、ドローンには官民をあげて夢を託す。安倍晋三首相は平成27年11月、閣僚や企業経営者が出席した「官民対話」の会合で、ドローンを使った荷物配送の「3年以内の実現」を表明した。

 経済産業省は、買い物弱者は26年時点で全国に700万人いると推計する。高齢化、過疎化の進展でさらに増えるのは間違いない。

 実験に参加したMIKAWAYA21の青木慶哉社長は「まずは第一歩。今日見た住民の笑顔を全国に広げたい」と話す。

 実験は福岡市以外でも、国家戦略特区の千葉市やドローン推進室を設け、町おこしに取り組む徳島県那賀町などでも行われている。

 夢も運び、多くの人の暮らしを豊かにしてくれるドローンの挑戦は、これから本格化する。

 産経新聞社は、ドローン専門サイト「Dronetimes(ドローンタイムズ)」=を通じて、最新の情報を配信しています。

 配信内容は新製品情報、キーパーソンのインタビュー、農業、建設業などドローンを活用している産業の動き、法律や規制の動向、業界団体の取り組み、空撮動画、ドローンレースなどのイベント情報と、多岐にわたっています。

 より多くの人たちがドローンへの理解と愛着を深め、ドローンが人々の幸せに寄与することを願っています。趣味、事業、研究開発でドローンに関わっている方、活用を検討している方、最近ちょっと気になり始めた方、ぜひ、気軽にのぞいてみてください。

 URLはhttps://www.dronetimes.jp/。情報提供や問い合わせは、contact@dronetimes.jpまで。

注文を受けた荷物を載せヨットハーバーを離陸したドローンは、海の向こうの2・5キロ離れた能古島に向かった=平成28年11月、福岡市(村山繁撮影)

注文を受けた荷物を載せヨットハーバーを離陸したドローンは、海の向こうの2・5キロ離れた能古島に向かった=平成28年11月、福岡市

2017.1.1    産経ニュース


西脇高生が点訳絵本寄贈 舌切り雀など昔話7冊

2017年01月02日 01時51分52秒 | 障害者の自立

 西脇高校(兵庫県西脇市野村町)生活情報科の3年生14人がこのほど、市茜が丘複合施設「Miraie(みらいえ)」(同市野村町)で、「舌切り雀」など昔話の点訳絵本7冊を市図書館に寄贈した。

 同校は1999年から福祉の授業の一環で実施。14人は「西脇点訳友の会」の指導で9~11月、初歩から学んだ。透明のプラスチックシールに点字を打ち、文字の上に貼った。計12時間かけ2人で1冊を点訳した。市図書館にはこれまで、今回の分を含み、生徒が点訳した本180冊を寄贈している。

 贈呈式で、生徒たちは「長文はため息が出るほど大変だった」「少し間違えても内容が変わってしまうので注意した」と点訳の苦労を語った。「エレベーターの点字が読めるようになった」「いろんな人が図書館を利用できれば」と視覚障害者への関心が高まったことも報告した。

 西脇点訳友の会の中嶋弘美会長(75)は「これからも一緒に勉強して活動を続けませんか」と呼び掛けていた。

点訳した絵本を贈呈する西脇高校生ら

2016/12/31   神戸新聞NEXT