身近なICT(情報通信技術)機器を活用して、体の不自由な障害者でも気軽に楽しめるゲームやパソコンの体験会が29日、佐賀市の佐賀大学であった。障害者が実際に使用しているゲーム機やパソコンに触れ、障害者の思いや体験を共有した。
同大の市民開放事業で、障害者を含む計50人が参加。重度身体障害者らから直接指導を受けながら、あごや息を使って操作するテレビゲーム機や、車いすに乗ったまま遊べる家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)フィット」を体験。ヘルメットの棒で操作するキーボード入力にも挑んだ。
車いすで参加した小学3年の佐尾春香さん(9)=小城市=は「これまで2種類しかゲームをやったことがなかったけど、今回いろいろ体験できた。もっと挑戦したい」と喜んでいた。同大と連携ICT活用を呼び掛けているNPO法人・県障害者ITサポートセンターは、パソコンにマウスなしでも操作できる障害者向けの機能が内蔵されていることを紹介した。
井手將文(まさふみ)・特任准教授は「携帯電話やテレビゲーム、パソコンには便利な機能があり、うまく活用したり、ちょっとした工夫次第で障害者が社会参加しやすくなる」と話す。
佐賀新聞 - 2012年07月30日更新
同大の市民開放事業で、障害者を含む計50人が参加。重度身体障害者らから直接指導を受けながら、あごや息を使って操作するテレビゲーム機や、車いすに乗ったまま遊べる家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)フィット」を体験。ヘルメットの棒で操作するキーボード入力にも挑んだ。
車いすで参加した小学3年の佐尾春香さん(9)=小城市=は「これまで2種類しかゲームをやったことがなかったけど、今回いろいろ体験できた。もっと挑戦したい」と喜んでいた。同大と連携ICT活用を呼び掛けているNPO法人・県障害者ITサポートセンターは、パソコンにマウスなしでも操作できる障害者向けの機能が内蔵されていることを紹介した。
井手將文(まさふみ)・特任准教授は「携帯電話やテレビゲーム、パソコンには便利な機能があり、うまく活用したり、ちょっとした工夫次第で障害者が社会参加しやすくなる」と話す。
佐賀新聞 - 2012年07月30日更新