ゴエモンのつぶやき

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高齢化進む佐賀市の団地で出張カフェ

2015年09月29日 02時41分09秒 | 障害者の自立

障害者も接客、社会参加につなげる

 高齢化が進む佐賀市の分譲団地で、住民が気軽に立ち寄り、コーヒーなどを味わいながら触れ合いのひとときを過ごす“出張カフェ”が始まった。名付けて「きてみんしゃいカフェ」。障害者の就労を支援するNPO法人の運営で、障害者も接客・販売スタッフの一員。家に閉じこもりがちな住民が外出するきっかけをつくり、障害者の社会参加にもつなげる。

 カフェが始まったのは同市の高木団地。1972(昭和47)年に分譲が始まり、現在約260世帯。高齢化が進み、空き家も目立ち始めた。これまで住民同士が集まってレクリエーションなどを楽しむサロン活動の計画も持ち上がったが、人手の確保などがネックとなり実現できないでいた。

 今回、カフェを企画したのは「NPO法人ライフサポートはる」(佐賀市開成)と「就労支援事業所みのり」(同市大和町)。拘束時間が長いサロン活動に比べ、カフェスタイルの方が、気軽に集まることができるという。

 会場は団地内の自治会館。コーヒー、事業所で作ったクッキー、せんべい、シフォンケーキなど全品100円。集まった高齢者たちは思い思いの飲み物やお菓子を囲んで、憩いの時間を過ごした。

 橋渡し役の市社協と一緒に計画を進めてきた自治会の後藤春一会長(79)は「老人会の会合でも、集まるのは3分の1がせいぜい。みんなが顔を合わせてざっくばらんに話せる“地域の縁側”になればと思った。盛り上がりは予想以上」と笑顔を見せる。

 高木団地をモデルケースに、市社協はこうしたカフェスタイルの集いの場を各地に増やしたいという。ライフサポートはる事務局の藤瀬賢祐課長(35)は「高齢者だけでなく、子どもや子育て中の人たちなど、いろんな人たちが接点を持てる場として広げていけたら」と話す。

「きてみんしゃいカフェ」を訪れた人(右)に接客する事業所の利用者

2015年09月28日    佐賀新聞


ハート変え誰でも快適な社会 企業のユニバーサルデザイン、ソフト面にも力

2015年09月29日 02時28分08秒 | 障害者の自立

 年齢や国籍、障害の有無に関係なく安全・安心で快適に過ごせるよう配慮したユニバーサルデザイン(UD)の環境整備が進む中、「ハードだけでなくハートも変える」ことに意欲的な企業が増えている。高齢化が進む日本では、障害者や高齢者への配慮が欠けると選ばれなくなることに気づいたからだ。こうした取り組みの重要性を指摘するのがミライロ(大阪市淀川区)。車椅子を利用する垣内俊哉社長は「2020年の東京五輪・パラリンピックを機に、ソフト面でのUD化が当たり前になる」と指摘。対応が向上すれば、社会的弱者の消費力を手に入れられるという。

 ◆声掛けでバリア除去

 「右に90度曲がります」「階段を下ります」。周囲の状況が分からない視覚障害者に健常者が寄り添って声を掛けていた。

 8月5日、東京都千代田区の皇居外苑楠公レストハウス。垣内氏が代表理事を務める日本ユニバーサルマナー協会主催の検定を、国民公園協会皇居外苑の管理者ら40人が受験した。弱者の視点に立って適切に行動するための手法「ユニバーサルマナー」を習得するためで、交代で車椅子に乗ったり、アイマスクを着けたりして弱者を体験。一方で、声掛けや移動時などのサポート方法を学んだ。

 皇居外苑には高齢者や障害者も多く訪れる。しかし一緒に来る介助者任せで、積極的に接することはなかった。対応するときも障害者ではなく介助者に声を掛けていた。

 同協会の岡本栄治業務本部長は「外苑に来たいのは障害者。アプローチする相手を間違えていた。今後は自然体でさりげなく声を掛け、万人が満足するサービスを心掛けたい」と話す。皇居前というブランド力を強みに外国人観光客も増えており、言葉や生活習慣の違いで困っていれば声を掛けていくという。

 ミライロはUDのハード(施設、製品、デザイン)とソフト(接客、マナー)の両面からコンサルティング事業を手掛ける。垣内氏は「高齢化先進国・日本を世界トップクラスのUD先進国にする」と、高さ106センチの車椅子目線から誰もが住みやすいまちづくりを目指す。そのために「ユニバーサルマナーにこだわる。当たり前に身につけるマナーにする」と意気込む。

 この呼び掛けに応えたのが、ホテル業界で他社に先駆けてUDに取り組んできた京王プラザホテル(東京都新宿区)。1988年のリハビリテーション世界会議を機に、車椅子利用者など障害者を受け入れるためユニバーサルルームを用意。玄関やレストランの入り口の段差をなくしたり、スロープを設置したりしてハード面を整備していった。

 ソフト面の充実にも着手。2013年に始まったユニバーサル検定は同年から毎年受験している。「障害者や高齢者には心のバリアがあり、とっさに声を掛けにくく躊躇(ちゅうちょ)してしまう。こうした接客上のマイナスを取り除く」(櫨山博文・人事部副部長)のが狙いだ。

 「専門知識を身に着けるよりまず声を掛ける」というユニバーサルマナーを知ってからは「何か手伝うことはありませんか」と声掛けを実践する。櫨山氏は「ハードの整備はお金がかかり、構造上無理なところもある。それを補うのがソフト。困っていると気づけば手伝う姿勢が身についた」と話す。

 効果はてきめん。口コミなどで「京王プラザはUD先進ホテル」とのブランドイメージが浸透。京王プラザを指名する弱者や外国人は少なくないという。

 06年の「バリアフリー新法」など法改正が進む中で、客室50以上のホテルにユニバーサルルームの設置が義務付けられ、駅へのエレベーター導入も進む。車椅子利用者も気軽にショッピングや食事などに出掛けられるようになった。

 外出が多くなれば消費機会も増えるため、企業にはビジネスチャンスとなる。国内のあるレジャー施設では年間約9万人の障害者が来場するが、多くは家族や友人など3、4人で来るため障害者には約30万人の動員力があるといえる。快適な飲食店ならリピート率も上がる。

 ◆消費力つかむ配慮

 日本を100人の村に例えると高齢者は25人、障害者は6人、ベビーカー利用者は2人。実に3人に1人がユニバーサルマナーを求めている。加えて20年に向けて、言葉のバリアを持つ訪日外国人が増える。

 日本のUD市場は大きく、ユニバーサルマナーを身につければ弱者の支持を失わずに済む。新たな販路拡大、顧客増加をもたらすためユニバーサルマナーの習得に企業も注力。検定で資格を取得した企業や学校、自治体などは約200。ホテルやレジャーなどサービス業が多いが、製造業や建設業などモノづくり企業も増えている。

 その中でいち早く参加したのが大和ハウス工業。社会貢献活動の一環としてグループで受験し、気づいたことをすぐに行動に移した。

 例えば「車椅子のタイヤは2週間で空気が抜けてしまい、非常に危険」と教えられると、グループが運営するホームセンターの貸し出し用車椅子の空気圧を定期的に点検。車椅子ユーザーが楽に通行できるように通路幅を確保する商品展示を心掛けるようになった。「ハートが変わらないとハードも変えられない」と社員は意識的に動いている。

 ■教育現場にも広がる「マナー」の輪

 ユニバーサルマナーは次世代にも浸透しつつある。品川女子学院(東京都品川区)は今年から、ユニバーサルマナーを授業に取り入れた。2月には垣内氏が中等部・高等部の生徒約1000人を前に講演。2、3月には講義も行い、約200人が資格を取得した。

 「トイレの鈴子さん」。今月19、20日開催の文化祭「白ばら祭」で、2年B組はユニバーサルトイレをテーマに発表した。TOTOなどへのインタビューをまとめた模造紙が壁一面に張られていた。性同一性障害などの総称「LGBT」を説明するものもあった。班長は「車椅子利用者も、目に見えない障害を持つ人も入れるトイレが増えるといい。(建設中の)新校舎には車椅子が簡単に入れる大きな多目的トイレを作ってほしいと校長先生に提案したい」と張り切る。

 品川女子がユニバーサルマナーに注目したのは、2020年の東京五輪・パラリンピック開催による外国人観光客の増加などを見据え、弱者の気持ちを理解し対応の仕方を身につけ、社会に貢献できる生徒を育てるためだ。これから毎年、新入生は受験することになり、20年には生徒全員がユニバーサルマナーの視点を持つようになる。

 B組の生徒は文化祭での発表に備え、8月に垣内氏と面談。「狭いので曲がれない」「ドアにぶつかる」といった車椅子体験談を話しながら垣内氏に理想のトイレなどについて質問していた。垣内氏は面談後、「(講義を)感受性豊かに受け止めて動いてくれた。ユニバーサルマナーが当たり前に根付くと期待できる」と語った。20年までには弱者への対応がマナーとして普及すると手応えを感じていた。

 

ユニバーサルトイレについて品川女子学院の生徒から質問を受ける日本ユニバーサルマナー協会代表理事の垣内俊哉・ミライロ社長

=8月3日、東京都目黒区

2015.9.28    SankeiBiz


兵庫)篠山で車いすマラソン 全国から100人参加

2015年09月29日 02時17分30秒 | 障害者の自立

 第27回全国車いすマラソン大会(県など主催、朝日新聞神戸総局など後援)が27日、篠山市の篠山城跡マラソンコースで開かれた。全国各地から100人が参加。フルマラソンとハーフマラソンの2種目で、参加者は車いすを巧みに操りながら、丹波路を力強く疾走した。

 大会では今回から、身体障害者手帳を持たない健常者も出場できる「オープン参加資格」を新設。車いすスポーツ歴があり、主催者が完走能力があると認めた人が対象で、今回は男子9人が出場した。

 篠山市役所駐車場であった開会式では、ハーフに初出場した沖縄県うるま市の枝川泰邦さん(61)が、「念願だったこの大会に参加でき、多くの仲間と走れる喜びを感じます。一生懸命走り抜くことを誓います」と選手宣誓。午前8時55分にマラソン出場者からスタートした。沿道で見守る市民らは、懸命に走る選手に「頑張れー」と声援や拍手を送っていた。

 フルマラソンでは大阪府和泉市の西田宗城(ひろき)さん(31)が、1時間27分51秒の自己ベストの記録で昨年に続いて1位でゴール。西田さんは「大阪から来てくれた友達や地元の人の応援が力になった。この1位をバネに、来年ブラジルであるパラリンピック出場へ向けて、今後の選考レースを頑張りたい」と話した。ハーフでは岡山市の松永仁志さん(43)が、47分53秒の記録で2年連続の1位になった。

 篠山市出身の京都学園大2回生、朽木亮一さん(19)はハーフを完走し「卒業した篠山中の先生ら、知り合いが大勢応援してくれてうれしかった。毎回しんどいけれど、人との出会いが楽しいです」と話した。

写真・図版

写真・図版

自己ベスト記録でフルマラソン1位になった西田宗城さん

2015年9月28日   朝日新聞


【ゴールボール】「国リハ」トップで日本選手権!全国6チームが熱戦

2015年09月29日 02時05分36秒 | 障害者の自立

 ◆2015日本ゴールボール選手権大会女子予選会 ▽順位決定リーグ(26、27日・くにたち市民総合体育館)

 2020年東京オリンピック・パラリンピックを5年後に控え、障がい者スポーツも盛り上がっている。2012年ロンドン・パラリンピックでは、ゴールボール女子代表が日本パラリンピック史上初となる団体競技での金メダルを獲得し一躍脚光を浴びた。その女子の全国予選会が26、27日、全国から6チームが参加し、くにたち市民総合体育館で開催された。

 5戦5勝と他を寄せ付けず勝ち点15、第1位となったのは「国リハLadiesチームむさしずく」。ロンドン・パラリンピック代表に日本選手団最年少17歳で選出された若杉遥が所属。さらに、今大会の敢闘賞に輝いた江川奈津美、最多タイ12得点の安達阿記子と、充実の戦力だ。

 全チーム最多23得点のタクトを振るった江川は「攻撃もそうだが、両ウイングがイノシシ年で突進型。そのウイングを落ち着いてコントロールできた」と胸を張る。若杉は、日本選手権でも「全勝を狙って、チームひとつになって頑張っていく」と抱負を語った。

 “絶対女王”「九州なでしこ」が勝ち点10で2位。「チーム附属」が同9点で3位、「Merverilles」は同6の4位。この上位4チームが、日本選手権(11月・青梅)に駒を進めた。

 5位の「MIX」は勝ち点4、6位「G―GIRLS」は全敗に終わった。

 若杉遥(国リハLadiesチームむさしずく)「この大会に向けてチームとしての練習を積んで来たので、そういう結果が出せたのが次の日本選手権につながると思う。自分の意思で考えてボールを投げて、相手をどうだまそうか、どう得点を獲ろうかと戦えるのが魅力」

 中嶋茜(MIX=最多タイ12得点)「3人ギリギリで、ギリギリまでチームが結成できなくて、最後まで戦えるかなというレベルだった。初戦のコールドゲームで10得点して、自分のペースで出来たと思う。(九州なでしこからの1点は)今のキャプテンの(浦田)理恵さんと元代表キャプテンの小宮さんの2人のいるチームから獲れたのは、収穫。もっともっとゴールボールは楽しいスポーツだと、たくさんの人に知ってもらいたい」

 ◆ゴールボール 第2次世界大戦で視覚に傷害を受けた傷痍(しょうい)軍人のためのリハビリテーション・プログラムの一つとして考案された。

 パラリンピックでは、1972年のハイデルベルク大会(当時・西ドイツ)で公開競技、76年トロント大会(カナダ)で正式種目となり、78年オーストリアでワールドチャンピオンシップが開催され世界的に広まった。

 日本では、82年にデンマークのスポーツコンサルタントのクラウス・ボス氏が来日し、東京都立文京盲学校でゴールボールの紹介が初めて行われたが、全国的には普及しなかった。

 92年、日本身体障害者スポーツ協会がゴールボールの本格的な競技規則の翻訳を行い、全国的に競技者育成等に取り組むようになった。

 視力の程度にかかわらず、選手がアイシェードというゴーグルをして目が見えない状態にし、1チーム3人でプレー。バレーボールとほぼ同じ大きさのコートで行われ、前・後半各12分で得点数を競う。

 攻撃側は鈴の入った1・25キログラムのボールを転がし、幅9メートルの相手ゴールを狙う。投球フォームに規定は無く、回転(いわゆるトルネード)で投じる選手も。ジャージの下にはプロテクターを装着。守備側は鈴の音などを頼りに体を投げ出したり、手足を伸ばしたりと身体全体でボールをガードして、10秒以内に攻撃に転じる。日本代表は各チームから選出される。

第1位に輝いた「国リハLadiesチームむさしずく」の(左から)五十嵐香織、栗原梢、江川奈津美、若杉遥、安達阿記子

(中央下は)エスコートの江黒直樹氏

最多12得点の「国リハLadiesチームむさしずく」安達のスロー

2015年9月28日      スポーツ報知


元祖・黒髪白シャツ男

2015年09月29日 01時56分47秒 | 障害者の自立

漫画家の東村アキコがネットに発表している『ヒモザイル』が話題になっている。アシスタントへのセクハラ、パワハラとの批判も出ているが、ここで書きたいのはそういうことの是非ではなく、第二回で登場する「これが大人の女が好む「抜け感男子」だ!!!」という「図解」について。

ラフなボサボサ黒髪だが不潔感はなく、普通の洗いざらしの白いシャツの腕をまくってて、ベージュのチノパンにサンダルかコンバース履いてるという「抜け感」のあるファッションだ。

これな‥‥。すごくわかるわ。50代半ばの私でも。オシャレ過ぎず、さわやか過ぎず、無難過ぎずの絶妙なライン。普通~痩せ形でないとちょっと厳しいかもしれないが。

無造作黒髪・無造作白シャツ男の元祖は、おそらく豊川悦司だと思う。

1995年のTBSドラマ『愛していると言ってくれ』の中で、豊川悦司が演じた聴覚障害者の絵描きの青年が、いつも無造作な黒髪(当時だから少し長め)に、白いシャツを無造作にはおって登場していた。パンツはチノパンではなく黒やグレーのどうってことないイージーパンツで、足下はたしかサンダルというかビーサンみたいな履物だったような(記憶曖昧)。

一歩間違うと浮浪者にも見えそうな、きめ細かく演出された無造作、無頓着である。「抜け感」はもちろん、セクシーで尚かつ妙に”母性”を刺激する恰好だった(まあ豊川悦司だから)。

 

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https://www.showtime.jp/tv/tbs_od/drama/aishiteiru/

このドラマは、DREAMS COME TRUEの歌った主題歌『LOVE LOVE LOVE』の大ヒットもあって、手話を習う人が急に増えるくらい影響力があったが、半分以上は女性視聴者が無造作白シャツの豊川悦司を鑑賞するためのドラマだった。あまりに人気が出て、美術系予備校美大の学生などで、服装だけ俄・トヨエツをやっている男子もチラホラいたものだ。

「大人の女が好む」と東村アキコが断言するこのトヨエツスタイル(と勝手に命名)、最近ではアニメ『おおかみこどもの雨と雪』の「おおかみおとこ」に受け継がれているんじゃないか? と思って画像を確認してみたら、白シャツじゃなくて白Tシャツだった。でも全体の雰囲気は非常に、あのドラマの豊川悦司っぽい。

ここまで書いてきて私は、35年ほど前に見たある写真を思い出した。東京で大学に通っていた1980年頃、『シティロード』だったかもっとマイナーなタウン誌だったか忘れたが、街角男子スナップみたいな特集の、渋谷や新宿や原宿の路上で撮られた若い男性の、白黒の小さい写真がズラッと並んでいる中にあった一枚。

記憶で描いてみる。

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写真の下のキャプションには、「この後家殺し!」とあった。

他の人に比べると全然カッコ良くも何ともない、むしろうらぶれた感じの20代前半の男子。「抜け感」というより、言っては悪いが「間抜け感」が漂っていた。でも「後家殺し」のフェロモンは、なんとなくだが20歳の私にもわかった。今思えばあれは、トヨエツスタイルを先取りしていたのだ。

長年、あのタウン誌の写真の男性が何故記憶にしつこく残っているのか気になっていたが、これでやっとわかった。

『ヒモザイル』の中のアシスタントの人のリアクションにも出ていたが、男性の白のシャツと言うと、Yシャツをイメージするのはまあ普通だ。Yシャツは普通、スーツ、ネクタイとセットで着る。だから、スーツの上着とネクタイを取って、白のYシャツとズボンだけになっている男は、少し無防備に見える。だが「それが却ってイイ。バシッと決めたスーツ姿とは別の、隙のある感じに惹かれる」という女性は、結構いるんじゃないかと思う。フェロモンは隙から生まれるものだから。

『ヒモザイル』の「これが大人の女が好む「抜け感男子」だ!!!」のスタイルに実際、人気があるとしたら、スーツとネクタイを取った少し無防備な男の隙と色気、みたいなものを無意識のうちに利用しているからじゃないかと思った。

2015-09-27    BLOGOS