ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

活性化のヒントがぎっしり 町がよみがえる地域福祉の実例

2019年01月28日 15時28分49秒 | 障害者の自立

 高齢者や障害者、外国人や貧困家庭など、町にはさまざまな問題を抱えた人々が共存している。行政による社会福祉制度はあっても、困っている人への支援は十分ではないだろう。そんな中、注目されているのが「地域福祉」だ。地域の人々と民間や行政の福祉関係者が協力して、町の福祉的な課題を解決していく枠組みで、地域福祉が町おこしや地域の活性化に一役買っていることも多いという。東洋大学社会学部社会福祉学科の加山弾教授に聞いた。

「たとえば、子どもの貧困の深刻化を受けて、子ども食堂の運営団体が福祉施設のスペースを活用したり、カフェやサロンなどの施設を利用した障害者がその施設の担い手として活躍したり、地域福祉の形はさまざまです。そうした場では、近くの住民が手伝い、食材や物品を提供してくれることもあり、多彩な人々が参加する受け皿でもあります。こういう取り組みがあると、それぞれの地域が抱える潜在的なリスクに柔軟に対応できるし、住民同士の交流が生まれるほか、福祉当事者の雇用創出にもつながります。地域福祉は、付加価値が高いまちづくり機能を併せ持つことが多いのです」

 成功事例を紹介しよう。

◆恋する豚研究所(千葉県香取市)

 ここでは社会福祉法人「福祉楽団」による福祉事業の一環として、障害のある人たちが豚やハム、ソーセージなどを製造している。

「注目は、福祉の看板を掲げるのではなく、商品そのものをブランド化することで販売しています」(同研究所担当者)

 加工工場には食堂が併設され、しゃぶしゃぶ定食など高品質でおいしい豚肉を楽しめる。

 週末は、多くの人で賑わっているという。

◆パン工房「八兵衛」(愛知県蒲郡市)

 知的障害者の就労支援事業として、特定非営利活動法人「楽笑」が運営するパン工房だ。海のある町ならではの素材を使った地産地消のパンが有名で、「『ちくわロール』は、第2回蒲郡市いちおし逸品にも選ばれました」(担当者)という。

 楽笑は、ほかにも地元で捕れた魚の干物を製造販売する酒菜屋「十兵衛」などを運営していて、地域の食材で人と人とをつなげる試みが注目されている。

◆NPO「ワイワイあぼしクラブ」(滋賀県湖南市)

 知的障害者や認知症高齢者のグループホームなどを運営するNPO。ホームでは専門職のスタッフだけでなく、「地域住民もボランティアとして参加している」(クラブ担当者)そうだ。

 地域の人々が活躍・交流する場としても機能している。

「福祉活動に参加する」というとハードルが高く感じるかもしれない。

 でも、食事をしに行く、買い物に行くということなら、普通の感覚で参加できる。余裕があれば、ボランティアとして参加するのもいいだろう。

「『他者のために力を貸す』という従来の福祉の形に加え、最近は、福祉の看板を掲げるのではなく、『まちづくりの中に福祉がある』というアプローチが増えています。たとえば『アートと福祉』『農業と福祉』といった新しい取り組みです。社会福祉法人などが有形無形の専門資源を活用し、多くの人々が出会い、つながれるようにすることで、『わが町』の描く地域共生社会に近づけていくことが期待されます」

2019/01/27    日刊ゲンダイDIGITAL


食べる楽しみ失う味覚障害 亜鉛多く含む食事で予防を

2019年01月28日 14時57分50秒 | 障害者の自立

 2014年3月5日朝、東京都の会社員宮代憲一(みやしろけんいち)さん(46)はベッドで目覚めて驚いた。

 「起き上がれない」

 手と首から上を除き、力が入らない。「どうしよう。まさかこんなに急に悪くなるなんて」

 体が動かしにくい感覚は、2日前からあった。左ひざに力が入らず、会社から帰る途中に転びそうになった。

 その翌日、家の近くの診療所を受診した。脳卒中の疑いがあると言われ、その日午後には紹介された葛西昌医会病院(東京都江戸川区)に向かった。

 ところが、磁気共鳴断層撮影(MRI)検査を受けると、脳に異常はなかった。首をかしげる医師に聞かれた。「最近、食中毒とか感染性の胃腸炎になりませんでしたか」

 思い当たる節があった。1週間ほど前からひどい下痢で、ヨーグルトとおかゆしか口にしていなかった。体に力が入らないのも、食事が十分にとれないことで体力が落ちたせいだと思っていた。

 そのことを医師に伝えると「ひょっとしたら、ギラン・バレー症候群(GBS)かもしれません」と言われた。「ギラン・バレー?」。初めて聞く病名でピンとこなかった。

 GBSは、筋肉に信号を伝える末梢(まっしょう)神経の病気だ。筋力低下やしびれが主な症状で、重症になるとまれに死亡することもある。

 原因として、鶏肉を主な感染源とする細菌「カンピロバクター」による食中毒が有名だ。本来は、細菌やウイルスから体を守るための免疫の仕組みが、誤って自分の末梢神経を攻撃してしまうためだと考えられている。

 しかし、宮代さんは脳卒中の疑いで受診したため、食中毒が引きおこすGBSの検査や詳しい説明はなかった。

 医師から「入院しますか」と聞かれたが、病気をきちんと理解しないままに「帰ります」と答えてしまった。仕事が忙しく、まだどうにか体も動いたからだ。

 その日は、足を引きずるようにしながらも歩いて帰り、食事をし、風呂に入って、寝た。そして翌朝、目が覚めると体が動かなくなっていた。

 ◆5回連載します。

<アピタル:患者を生きる・食べる>


手話のコーラスと劇を 県内初「手話言語条例」制定の直方市 高校生と市職員ら共演も

2019年01月28日 14時54分08秒 | 障害者の自立

2017年3月に県内の自治体では初めて「手話言語条例」を制定した直方市が2月2日午後2時から、啓発事業として手話劇と手話コーラスの公演を同市山部のユメニティのおがたで開く。

同条例は聴覚障害者の基本的人権を擁護し、社会参加を促す狙い。前文に「市民とともに手話が言語であると宣言する」とうたい、同年4月1日に施行した。

公演は2部構成で、第1部は市特別職を含む職員11人と地元の大和青藍高介護福祉科の生徒による手話同好会「Hand'S」の5人が手話コーラスで共演する。

曲目はディズニーの「小さな世界」。生徒が選曲した。24日夕には、同校で合同練習を行い、生徒が市職員に手ほどき。「みんなそれぞれ助け合うちいさな世界」「世界はまるい ただひとつ」などの歌詞を手話で表した。

同好会部長の河村彩花さん(17)は「手話を多くの人に知ってほしいし、コーラスで世界は一つであることを訴えたい」。三原ゆかり副市長は「手話を広めようという趣旨とも思える歌詞がいい。皆さんと楽しく手話で歌いたい」とステージを楽しみに待つ。

第2部で水上勉原作の「ブンナよ、木からおりてこい」の手話劇を「福岡ろう劇団博多」と「GEKIDAN☆AFRICA」が演じる。シイの木の上で主役のカエル「ブンナ」が鳥やヘビ、ネズミと出合い、自然界の弱肉強食を目の当たりにしながら、命の尊さを知る物語だ。

公演会場はユメニティのおがた小ホールで、定員200人。入場無料。

=2019/01/26付 西日本新聞朝刊=


サポカーで交通安全意識を オールトヨタが佐賀大で体験会

2019年01月28日 14時37分23秒 | 障害者の自立

 佐賀県オールトヨタ(トヨタ販売店、トヨタレンタリース店、トヨタ部品共販店の計6社)は23日、佐賀市の佐賀大学本庄キャンパスで安全運転サポート車「サポカー」の体験会を開いた。来場者は、踏み間違い時サポートブレーキ(ICS)の搭載車の体験試乗を通して、危険を伴う車の運転について考えた。

 佐賀県と昨年10月に結んだ包括連携協定の一環。県の人身交通事故発生件数が全国ワーストレベルにあることから、若い世代にも交通安全の意識を高めてもらいたいと、大学生向けに初めて実施した。

 参加者は、アクセルとブレーキの踏み間違い時を想定し、前方の障害物に反応して停止するICS(インテリジェントクリアランスソナー)を体験。中には停車した瞬間、「おぉ」と驚く人もいた。佐賀大学1年生の田村拓海さん(20)は「思ったより衝撃が強かった。完全には止まれないので安全運転を心掛けたい」と話した。

 需要が高まっているというサポカー。担当者は「サポートブレーキはあくまでも“支援”で過信しないでほしい。体験会を通して少しでも県の事故を減らしていければ」と話した。

スタッフから安全装置などの話を受けながら試乗体験した=佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス
 
1/27   佐賀新聞

20年東京五輪  

2019年01月28日 14時06分56秒 | 障害者の自立

 建設費高騰による新国立競技場計画の白紙撤回に始まり、パクリ疑惑で公式エンブレムも撤回、そして招致の不正疑惑。受難続きの2020年東京五輪・パラリンピックはどうなるのか。

「メディアに漏れればルートから外される、と市区町村はビクビクしている。新元号並みの箝口令(かんこうれい)ですよ」

 東京都庁関係者がそう声を潜めた。東京五輪の聖火リレーは3月26日に福島県内を出発し、47都道府県を巡る。都道府県内のルートは各自治体に委ねられているが、事前に漏れた場合に備え、複数案が用意されるとの情報も飛び交う。その聖火リレーの出発地・福島県は、開会式前に全競技の先陣を切ってソフトボールの開幕戦もあり、「復興五輪」の象徴とされる。

「五輪推進派に都合の良いイベント開催は、被災地では逆に評価が低い。

2019年1月26日   Texts by サンデー毎日