サザンカ 山茶花 咲いた道(2)

初冬の今
庭に赤い花が咲いた
カミさんに尋ねたら
サザンカらしい
サザンカと言えば
「たきび」の歌を
思い出す
童謡:「たきび」 (1番)
かきねの かきねの まがりかど
たき火だ たき火だ おちばたき
あたろうか あたろうよ
きたかぜ ぴいぷう ふいている
子どもの頃
晩秋から初冬にかけて
よく落ち葉炊きをしていた
芋掘り後も
畑で芋の蔓や葉っぱを焼いた
空き地は吹きっさらしで
背中には寒風だけど
みんなで当たれば
なんだか温かい
夏の終わりには
スイカやメロンの蔓や葉っぱを
家族総出で焼いた
当時は
暖房器具もあまりな無くて
しかも 温暖化前で
真冬は の北風なんか
南国でも 結構寒かった
いつの時か
私ら子どもだけで
道端の枯れ葉に火をつけたら
父親から正座を命じられ
説教をされた
が 大声で叱ったり
叩いたりすることはなかった
男ばかりの五人兄弟だったのに
私が物心ついてからの父は
声を荒げたり叩いたりすることは
私の記憶には無い
今思えば
私ら5人(長男は夭折)は
近所でも評判の
仲良し兄弟だったらしいが
いやいやどうして
結構いけないことをしていた
学校で騒いだりして
父親が呼ばれたことは
何回かある‥
今思えば
親には申し訳ないことをしたと思う
その後
大学進学や就職、結婚、
孫の誕生まであったから
いくらか恩返しはできたかな?
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
(2番)
さざんか さざんか 咲いた道
たき火だ たき火だ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけ お手々が もうかゆい
霜焼け(しもやけ)って?
今時の若い人は 尋ねるかも?
私が子どもの頃は
大抵の子どもが
霜焼けやヒビ割れ、アカギレに
困っていたと思う
私は
手足のしもやけなどで
皮膚が裂けたりして
痛痒がったりして
冬季は とても困っていた
大人になった今は
体力もつき
生活も改善され
食器洗い後の手荒れはあるが
霜焼けやヒビ割れなどはない
(冬季のハンドクリーム塗りは
毎日のようにしている)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
(3番)
こがらし こがらし さむいみち
たき火だ たき火だ おちばたき
あたろうか あたろうよ
そうだん しながら あるいてく
作詞者の詩人・巽聖歌(たつみせいか)については 次回の(3)で触れましょう
ps2019.12.12 草稿 12.14 追記