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なぎの湯に浸かる、新宮の夜 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑥- -銭湯をめぐる219-

2024-11-13 21:13:00 | 銭湯・温泉

熊野・伊勢への旅 1日目の宿泊地は新宮です。

東京を朝一番の新幹線に乗り込み、名古屋から特急南紀で新宮まで、熊野本宮大社、速玉大社そして神倉神社まで急ぎ足で駆け巡りました。

そして最近の旅のトレンドとして、普段の東京でも積極的にあちこち出没ししている銭湯めぐり、これを旅先にあれば・・・で、訪湯しちゃいます。

(岩国・こんぱる湯 2019-11-15 松本・塩井の湯 2019-11-25 新潟・旭湯2020-10-29 ・・・・・・)

宿泊ホテル・旅館のいわゆるユニットバスなんてただただ機能的だけで「湯」「風呂」を楽しめません。

せっかく旅行してここまで来たんだから、地元の人が通う銭湯があれば、湯も楽しめるし、雰囲気や地元の人と少なからずコミュニケーションできるじゃないですか。

こんな楽しみってないですよ・・・そこで今夜の新宮市内で唯一の銭湯「なぎの湯」さんを訪湯しました。

 

駅から海の方へあるいて4・5分の住宅街の中にあるマンション型銭湯で、「新宮市公衆浴場・・・」と明記されているんでどうやら新宮市が開設したようです。

さっそく入ると番台形式のスタイルで、脱衣所も広く明るく、浴室に入ると正面に浴室写真画(?)富士山と茶畑が描かれています。(日本全国やはり富士山なんですかね)

湯船は深座湯白湯とちいさな白湯、スチームサウナは閉鎖中ですがその水風呂のシンプルな構成

湯温も42度くらいでブクブクとバイブラもないんで湯面も静かなもんですから、ゆったりと湯にカラダを預けてふぅ~と癒されます。

気持ちいいまったりとした湯で、しかもけっこうカラダも暖まるんで、海も近いことですから多少のナトリウム泉質なのかもしれません。

地元の常連さんらしい人が入れ代わり立ち代わりと入湯します。銭湯は銭湯なりのしきたりみたいなものがあるんで、

自分のような外様な人間は余計な事をしないように静かに静かにただただ「湯」を楽しむばかりです。

新宮唯一の銭湯「なぎの湯」、泉質も良くカラダの疲れも取れてとってもいい湯でした。

銭湯でひとっ風呂浴びた後、もう一つは今日の夕飯、これもせっかく・・・なんだから地元の人が通うお店屋さんへ。

こういうのはホテルの人にずばり聞いちゃうのがいいんで、そこで紹介された居酒屋さんで今日のめしは決定。

居酒屋で地元メシ。定食を・・・「勝浦産まぐろ定食」「名物手羽先」ホテルで夜食用に「めはりずし(高菜漬けで巻いたおにぎり)」を満喫します。

居酒屋の大将と旅の話、この前の選挙の話(地元で話題の人がいましたからね)串本でのロケット打ち上げの話、夜行バスの話・・・短い時間でしたがいろんな話をして盛り上がりました。

銭湯も居酒屋も地元の人が通うようなお店で、この輪の中に入るのもまた「旅の楽しみ」「旅の思い出」になるようで、熊野への旅1日目は終わりました。

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