哲ノート

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なぎの湯に浸かる、新宮の夜 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑥- -銭湯をめぐる219-

2024-11-13 21:55:00 | 銭湯・温泉

熊野・伊勢への旅 1日目の宿泊地は新宮です。

東京を朝一番の新幹線に乗り込み、名古屋から特急南紀で新宮まで、熊野本宮大社、速玉大社そして神倉神社まで急ぎ足で駆け巡りました。

そして最近の旅のトレンドとして、普段の東京でも積極的にあちこち出没ししている銭湯めぐり、これを旅先にあれば・・・で、訪湯しちゃいます。

(岩国・こんぱる湯 2019-11-15 松本・塩井の湯 2019-11-25 新潟・旭湯2020-10-29 ・・・・・・)

宿泊ホテル・旅館のいわゆるユニットバスなんてただただ機能的だけで「湯」「風呂」を楽しめません。

せっかく旅行してここまで来たんだから、地元の人が通う銭湯があれば、湯も楽しめるし、雰囲気や地元の人と少なからずコミュニケーションできるじゃないですか。

こんな楽しみってないですよ・・・そこで今夜の新宮市内で唯一の銭湯「なぎの湯」さんを訪湯しました。

 

駅から海の方へあるいて4・5分の住宅街の中にあるマンション型銭湯で、「新宮市公衆浴場・・・」と明記されているんでどうやら新宮市が開設したようです。

さっそく入ると番台形式のスタイルで、脱衣所も広く明るく、浴室に入ると正面に浴室写真画(?)富士山と茶畑が描かれています。(日本全国やはり富士山なんですかね)

湯船は深座湯白湯とちいさな白湯、スチームサウナは閉鎖中ですがその水風呂のシンプルな構成

湯温も42度くらいでブクブクとバイブラもないんで湯面も静かなもんですから、ゆったりと湯にカラダを預けてふぅ~と癒されます。

気持ちいいまったりとした湯で、しかもけっこうカラダも暖まるんで、海も近いことですから多少のナトリウム泉質なのかもしれません。

地元の常連さんらしい人が入れ代わり立ち代わりと入湯します。銭湯は銭湯なりのしきたりみたいなものがあるんで、

自分のような外様な人間は余計な事をしないように静かに静かにただただ「湯」を楽しむばかりです。

新宮唯一の銭湯「なぎの湯」、泉質も良くカラダの疲れも取れてとってもいい湯でした。

銭湯でひとっ風呂浴びた後、もう一つは今日の夕飯、これもせっかく・・・なんだから地元の人が通うお店屋さんへ。

こういうのはホテルの人にずばり聞いちゃうのがいいんで、そこで紹介された居酒屋さんで今日のめしは決定。

居酒屋で地元メシ。定食を・・・「勝浦産まぐろ定食」「名物手羽先」ホテルで夜食用に「めはりずし(高菜漬けで巻いたおにぎり)」を満喫します。

居酒屋の大将と旅の話、この前の選挙の話(地元で話題の人がいましたからね)串本でのロケット打ち上げの話、夜行バスの話・・・短い時間でしたがいろんな話をして盛り上がりました。

銭湯も居酒屋も地元の人が通うようなお店で、この輪の中に入るのもまた「旅の楽しみ」「旅の思い出」になるようで、熊野への旅1日目は終わりました。

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熊野那智大社・那智の滝 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑦-

2024-11-13 19:44:58 | 旅行・ツアー

熊野への旅二日目は新宮から那智大社に向かいます。

ちょうど朝の通学時間にあたって、一時間に1本しかない上り下りの列車は高校生で満員状態で新宮駅に到着します。

これらの列車に合わせる形で一日の生活時間が決まっているんでしょうね、それにしても乗降客が少ないとはいえ、もうちょっと利便性・定時制を考えれば、

鉄道の地位も向上し、相乗効果で利用客も増えて、地域の活性につながるような気がするんですが・・・やっぱり地元でしかわからないもっと深刻な面があるのでしょうか。

高校生が一斉に降りてガラガラになった列車に乗り込み那智駅へ向かいます。

那智大社・那智の滝があるので、当然最寄り駅だと思っていた那智駅は無人駅で駅周辺も観光地の雰囲気はありません。どうやら交通の便から新宮駅か紀伊勝浦駅からのアクセスが主のようです。

那智駅前から那智大社(那智山)行きのバスに乗り込みます(満員でした)。

昨日観光案内所で購入した「バス乗降フリー切符」が有効で(これ買っておいてよかった)いちいち細かなお金の出し入れもないんで、熊野三山をバスで巡る旅には必携のキップですね。

那智駅から10分足らずで「大門坂」に到着します。バスはこの先「那智の滝」・「那智山(那智大社の門前)」まで行きますが、大門坂から那智大社境内までの熊野古道を歩く・・・

せっかく熊野に来たんだから“熊野の自然”をすこしでも味わいたいんで、あえて途中の大門坂で降りて熊野古道を歩きます。

杉木立のなかの石段の道をゆっくりゆっくり登ってゆきます。昨日の神倉神社参道のとってもきつかった石段登りにくらべると整備された石段の道なんで、

うっそうとした木々の雰囲気をあじわいながら一歩一歩足を進めます。

                     

杉木立の中の道が終わると那智大社下に出て、境内へと続く石段をさらにさらに登ると、いよいよ熊野三山最後の「熊野那智大社」の到着しました。(よく歩きました)

大門坂を登ってきた人、観光バスで直接来た人もまじりあって、けっこう賑わいのある境内です。(あいかわらず外国人が多いです)

まだまだ今日は次があるんで(那智の滝)早々と参拝して、ここでも「勝守り」そして「八咫烏のおみくじ」を授かります。

混み合っている境内からは那智の滝が見えてきます。また有名な「五重塔と那智の滝」の撮影スポットがありましたが、

残念ながらその五重塔がいま改修工事中でこれでは画にならないんでパスします。(せっかく来たのに・・・ざんねん)

    

那智大社境内の脇から石段をどんどん下りてゆくと那智大社別宮の飛龍神社境内に・・・正面には今日のハイライト「那智の滝」がみられます。

飛龍神社の御神体で高さ日本一(133ⅿ)の滝、断崖からまっすぐ落ちてくる様は見事でしばし無言で見とれちゃいます。

見とれながら「これが滝のパワーかぁ」と思えるほど、心身の疲れも吹き飛んちゃって、カラダもココロもすっかり整っちゃいました。(あ~来てよかった)

これで念願の熊野三山(本宮・速玉・那智)を参拝する事ができました。なにか御利益を授かるわけではありませんが「いつか行かなくちゃ…」の念願がやっとかないました。

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