先日上野・東京都美術館を訪問した際、あまりの混雑ぶりに敬遠して、同館で同時開催中の「ノスタルジア展(2024-11-20)」を鑑賞してしまった
川村一村展をあらためて鑑賞しに、美術館を再訪問しました。
「川村一村展 -奄美の光 魂の絵画-」
けっこう注目浴びている美術展との事でしたが、お名前は存じ上げていませんもので(自分だけ?)これほどの入館者がいらっしゃるとは存じませんでした。
とにかく「見ておこうと・・・」という自分の性質から、いつもの通り不勉強のアタマで鑑賞します。(へたに知らない方が、新鮮な感覚で絵画を見られます)
「うわぁぁぁぁ、混んでる」せっかくの美術展ですからホントいうと作品をじっくり鑑賞したいのですが、これだけは仕方ありません。
本来の美術ファン、にわか美術ファン(自分も)観光客、見物客・・・館内は“ごったがえして”います。
時間ばっかり取りそうなんで、ここは「じっくり鑑賞」よりも「ダイジェスト鑑賞」に切り替えてひょいひょいと見て回ります。
その作風から緻密な描写と構図にもとづいた、目を引く作品が見られます。
風景画・風物画であっても、なにかワンポイントもたしたり、色使いもインパクトあるものが多く、それが“目に沁みます”
そのような作品が初期のころから晩年の頃まで、ずらりと年代を追って一同に展示されていますが、見終わってみるとなにか散漫なイメージが残りました。
じっくり鑑賞しなかった点があるかもしれませんが、流れに流されたまま記憶にインプットされるような“印象深い”作品がなかったような気が残ります。
初めて出会う作家・作品はやはり作品の前でしばしたたずみじっくり鑑賞したいものです。