大阪市と堺市を隔てて流れる大和川。その南岸にある堺市の浅香山浄水場はツツジの名所です。
これまで浄水場の構内を開放する「ツツジの通り抜け」で知られてきました。
2011年は東日本大震災の影響で中止。そして、今年来てみると様子が変わっていました。
かつて浄水場の構内で、最も見もののツツジがあったあたりが、公共の緑道になっていました。浄水場の公開期間中でなくても、いつでも見ることができます。
新しくできた「大和川緑道」。
大和川南岸の地下を通る阪神高速大和川線の建設にともなうもので、建設の邪魔になった半地下式の配水池が撤去され、新たに高架式の配水池が設けられています。
ツツジは浄水場内の沈殿池を囲む堤防に植えられていたもの。工事にともなって浄水場の境界が狭まり、ツツジは緑道の一部になりました。
堺市民にとってはいい散歩道ができました。緑道は南海高野線の鉄橋のたもとにある大和川公園と、JR阪和線近くの浅香山公園を結んでいます。
この結果、毎年恒例の「ツツジの通り抜け」は、今年から「浅香山つつじまつり」として新しく生まれ変わりました(4/28~5/6)。
ボリュームのある浅香山のツツジ。樹齢70年を越えるものもあるそうです。
新しく敷き詰められた芝生に落花盛ん。でもまだ美しい。
見上げる空までツツジ、ツツジ。
家庭の庭でへたに刈り込むと、花芽を切ってしまって、ツツジの花つきを悪くしてしまいます。自由に育てればここまで大きくなるものですね。
しゃれた散歩道。新たに植えられた桜やツツジが彩りを添えています。
いい風景です。あの、水質で評判の悪かった大和川の河畔とは思えません。
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撮影カメラ リコーCX1 (オート撮影 / ダイナミックレンジ ダブルショットモード撮影)