つれづれ写真ノート

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キャノン 6月に新製品?

2012年05月18日 | カメラ

キャノンが6月にEOS Kiss x5の後継機と、初のミラーレス機を発表するという噂が出ています(デジカメinfo / Canon Rumors)。

あくまで噂ですが、確度はかなり高い感じです。

続くKissシリーズ

Kiss X5(写真・フリー画像)は、いま各社の一眼レフのなかで売れ筋ナンバーワンだそうです。キャノンもこのドル箱のKissシリーズをやめる気はないでしょう。

私もKiss 愛用派(X4)。とにかく軽くて、入門機とは思えないほどの機能。色々なジャンルの被写体が撮れます。

もっとも、APS-Cサイズなので、フルサイズに比べれば当然画質は劣りますし、連写でのパワー不足など、不満はありますが… 

一眼レフのヒットシリーズであることは間違いなし。需要がある限り続けてもいいのでは。

 

さて、Canon Rumorsに出ている、後継機(Kiss X6? 米国ではRebel 650D/T4i)の予想されるスペックを見てみると、

  • 1800万画素センサー(新型か改良型かは不明)
  • 9点オートフォーカス、全点クロス測距
  • タッチスクリーンLCD
  • ライブビューとビデオでのコンティニュアス・オートフォーカス

画素数がいまのKiss X4、X5と同じ1800万画素だとすると残念ですね。オートフォーカスの精度は上がりそう。とくにライブビューでのコンティニュアス・オートフォーカスは、動く被写体にピントを合わせ続けられるので、たとえば子供の運動会など、動きモノが写しやすくなるのでは。

タッチスクリーンはいかにも初心者向き。個人的にはなくもがなです。

このほかデジカメinfo では、映像エンジンにDigic5の採用は確実だと見ています。高感度でのノイズ低下など画質向上が期待できそう。

 ま、漸進的改良というか…地道なクオリティーアップにとどまりそうですが、とりあえず、いいんじゃないでしょうか。

 

 ◇想像しにくいミラーレス機

ミラーレスについては、さっぱり詳細が分かりません。

まず、キャノンの今のラインアップの中で、どういう位置づけにするのか。

たぶん、コンパクトデジカメには不満だが、一眼レフを買うほどでもない… という客層にアピールするのでしょうが、そうすると、

  • 大きめのCMOSセンサーを付けたPowerShot G1Xをレンズ交換式に変えたようなもの?
  • あるいはNikon 1のマネ?

それではあまり魅力的に思えませんねエ。画素数を思い切りアップするとか、ローパスフィルターレスにするとか、何か驚くようなスペックにしてほしいものです。

センサーについては気になることが一つ。雑誌「デジタルカメラ」5月号に出ていた記事で、キャノンが像面位相差AF技術の特許を申請しているとか。像面位相差AFは、画素の一部をオートフォーカスに利用することで高速化をはかる、Nikon 1にも導入されている技術ですが、キャノンのは画質に影響をあたえにくい技術だそうです。

この像面位相差AFをミラーレス機につけてくる可能性がありますね。

 

ただ最大の問題がレンズ。

ミラーレスの利点はコンパクトさ。ではマウントを小さくした新しいレンズを出すのでしょうか。

いまのEFレンズ以外のシリーズを出すとなると、これは大きな冒険のように思えますが…

アダプターを付けてEFレンズも使えるようにすることは可能でしょうが、そうするとコンパクトさのメリットがなくなります。(アダプターをつけるなら、いっそZeiss のレンズが使えるようにしてほしい、なんて… キャノンはやりそうにないですが)

6月の発表(?)を楽しみにしましょう。