2月の「CP+」で試作機が展示されてから、一向に発売時期が決まらなかったシグマのDP2 Merrill(写真はCP+での展示=フリー画像)。ようやく5月25日にシグマから「SIGMA DP2 Merrill の開発状況についてのお知らせ」が出ました。
CP+ 2012 SIGMA DP2 Merrill / yutaka-f
その「お知らせ」によると、
『今年2月に開発発表を致しましたSIGMA DP1 Merrill、SIGMA DP2 Merrillにつきまして、発表時に行われました一部のメディアの取材に対しまして、SIGMA DP2 Merrillの発売時期を5月頃の予定とお答え致しましたが、当初見込み以上に発売の準備に時間がかかっております。現時点におきましては、7月の発売を目指して準備を進めておりますため、もう少々お時間をいただかなければならない状況となっております。』
とのこと。
ずいぶん開発にてこずっている感じです。シグマのページを見ると『DPシリーズでは、新たなダイレクトイメージセンサーFoveon Merrillの搭載にともない、すべての仕様を徹底的に見直しています。』とあるので、たぶん手直しする部分があまりに多いのでしょう。
DP1 Merrill、DP2 MerrillはどちらもAPS-Cサイズ(23.5×15.7mm)のFoveon X3ダイレクトイメージセンサー を搭載したレンズ一体型コンパクトカメラ。7月に売り出されるDP2 Merrillは焦点距離30mm(35mmカメラ換算で約45mm)の標準レンズタイプ。DP1 Merrillは同19mm(35mmカメラ換算で 約28mm)の広角タイプ。
有効画素数は約4600万画素(4,800×3,200×3)。これはニコンのD800さえ上回っているように見えます。
が、そこはFoveon 方式での数字なので、単純に比較はできませんが、カラーフィルターもローパスフィルターもいらないため解像感に優れ、その凄さは一眼レフのSD1で定評のあるところ。それだけに注目を集めています。
SD1の口コミによると、これまで撮影後の画像書き込みに時間がかかるのが難点でした。今回それが改善されたかどうか…
しかし大いに興味がありますね。発売されたら、店頭で触ってみたい気がします。
できればソニーのNEXのようにレンズ交換ができればと思いますが、欲張りすぎでしょうか。