「Made in Japanにこだわるシグマの工場の動画がすごい」という記事が、ギズモードジャパンに出ています。
常々シグマのカメラのこだわりには感心しているので、どんな工場なのか、と思って動画を見てみました。
『カメラ業界では数少ない国内生産を貫いている会社なのです。工場は福島県にありまして、部品の調達および外注加工もほとんど国内メーカーという徹底ぶり』とのこと。
とても静かな動画です。「静謐(せいひつ)」という言葉がぴったり当てはまりそうです。
粛々と、誠実に作業する従業員の姿を見ていると、実に単純な反応ですが、シグマレンズに対する信頼感が感じられます。
レンズ製作というのは、本当に手作業なんですね。
この記事では『レンズ/カメラ工場の内部がここまで公開されている動画は、そうそう見られるものではありません』とあります。
確かにこうした動画は少ないと思いますが、実はキヤノンも公開しています(キヤノン・バーチャルレンズ工場)。キヤノンでは、レンズの材料を投入するところから始まり、溶けたガラスからレンズを作り、磨く工程も見せています。手作業はこちらも同じこと。望遠レンズ1本を作るのに何度も鏡筒をひっくり返しながら、ベテランの女性が組み立てるところを紹介しています。
レンズ作りにかける国内企業の努力は大変なもの。機会があれば、ニコンやオリンパスの工場の動画も見てみたいですね。