「ソニーα99のAF-Dによる動体追尾はこれまでにない見事な性能」とデジカメinfoに。The Phoblographer からの引用です。
それによると…
『レース場で、α99と500mm F4で多くの時間を費やした。500mm F4はα99の新しいAF-D機能に対応する数少ないレンズの1つだ。実写ではAF-Dは極めて印象的だった。レンズとカメラは、高速に動く被写体をセンサーエリア全体で追尾することができ、(撮影した画像は)驚くべきシャープさを維持している。これは本当に流れを変えるもの(ゲームチェンジャー)だ。この価格帯のカメラでこのような見事な性能の一眼レフをこれまでに見たことがない。もちろん、EOS 7Dや5D Mark III、1D X は見事なAF性能だ。しかし、新しいソニーα99+AF-D対応レンズのように、動いている被写体にロックすることはできない。この性能の良さは、ほとんど現実とは思えない。』
と、まさに絶賛といってもいいインプレッション。
ロンドンオリンピックでニコンD4と性能を(使用シェアも)競ったキヤノン1D Xと比較して、1D Xより優れている所があるというのですから、かなりのAF性能です。(写真はソニーα99=フリー画像)
記事の中で「AF-D」とあるのは、19点(クロス11点)位相差AFセンサーと102点像面位相差センサーの2つのセンサーを連携させて、動く被写体にピントを合わせ続けるモードです。ソニーが「世界初」と自慢するデュアルAFシステム。
確かに、ソニーストアで実際にα99を試したとき、AFが速い印象は受けました。スッと合焦する感触が気持ち良かったです。
ただこの「AF-D」対応レンズが、先の記事でも触れているように、今のところ少ないのが残念。ソニーのページによると、現在対応しているのは、
Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM、28-75mm F2.8 SAM、50mm F1.4、300mm F2.8 G SSM II、70-400mm F4-5.6 G SSM、500mm F4 G SSM
の6本だけ。そして、
『2013年春までに、ファームウェアアップグレードにより次の6本を追加予定。Planar T* 85mm F1.4 ZA、Sonnar T* 135mm F1.8 ZA、70-300mm F4.5-5.6 G SSM、70-200mm F2.8 G、100mm F2.8 Macro、300mm F2.8 G SSM。以降ファームウェアアップグレードにより順次対応予定』
と注釈がありました。
予定通り対応レンズが増えれば、プロの現場でかなり使われるようになるかもしれません。ハイエンド機としては、連写性能(6コマ/秒)がちょっと力不足の感はありますが…
このα99のスペシャルトークショーが銀座、名古屋、大阪で開催されます。日程は次のとおり。
<東京>開催日:2012年10月20日(土)
時間:11時30分~/14時30分~/16時30分~
※ 各回約50分
場所:銀座 ソニーショールーム3階 「コンシェルジュルーム」
プレゼンター:プロカメラマン 丸林 正則氏
<名古屋>開催日:2012年10月20日(土)
時間:13時30分~/15時30分~
※ 各回約50分
場所:ソニーストア 名古屋2階 シアタールーム
プレゼンター:プロカメラマン 小澤 忠恭氏
<大阪>開催日:2012年10月21日(日)
時間:11時30分~/14時30分~/16時30分~
※ 各回約50分
場所:ソニーストア 大阪
プレゼンター:プロカメラマン 小澤 忠恭氏
ソニーもこのカメラにずいぶん力を入れていますね。暇があれば、またのぞいてこようかと思っています。