米ラスベガスで1月7日(現地時間)に開幕した、世界最大のコンシューマー向け家電見本市「2014 International CES」(CES2014)。
テレビのニュースで注目が集まっているのは4Kテレビやウェアラブル端末のようですが、デジタルカメラ関係もそれなりに展示されています。
◇ニコン「D4S」
ニコンのフラッグシップ一眼レフ「D4」の後継機「D4S」が参考展示されました(デジカメWatch記事参照)。
ご存じ報道関係などプロ御用達の機種。デカい、重い、高いでアマチュアには手が届きにくいのですが興味はあります。発売時期・発売価格は未定。ソチ五輪には間に合わないのかな~ などと思ったりしています。
外見的には「D4」(写真はフリー画像)とほとんど同じ。ニコンのニュースリリース によると、『新画像処理エンジンの搭載によってさらなる高画質化、AF性能の向上などを実現しています。』とのこと。
以前、あくまで噂ですが(デジカメinfo / Nikon Rumors ) 『新しいD4ライクなボディが仙台で既に製造されていると噂されている。Df の製造がどうやら2ヶ月間止まっているらしく、従って、ニコンはオリンピックの前に新製品を推し進めることができる。これが、Df の品不足の理由だ。』
という話を読みました。本当ですかね? だとすると予約した「Df」が届くのを待っている人には迷惑な話ですが…
さて、対抗するキヤノン「EOS-1D X」はいかに…
◇キヤノン「PowerShot N100」
キヤノンはコンシューマー向けの「PowerShot N100」を出品。
斬新なデザイン・コンセプトだった「PowerShot N 」の後継機かと思えば、形や操作系が従来のコンパクトカメラ風で、特徴的には別種のカメラのようです。(デジカメWatch)
背面液晶側にもレンズが付いていて、撮った人の顔が写真の端に入るしかけ。
確かに、皆で仲良く記念写真を撮った時に「カメラ担当」の人は写真に写っていないのがこれまでの常識。残念だなァ… それを何とかできないかなァ… という発想で生まれたのかもしれませんね。
また、カメラが自動的に写真と動画を組み合わせた動画を生成する、「ストーリーハイライトモード」を新搭載した(デジカメWatch)そうですが、こちらの方はどういうものだか、よくわかりません。
◇ソニー、やはり「NEX」名称なくす
ソニーは、Eマウント最新モデル「α5000」を展示。
ストロボ内蔵のAPS-Cセンサー搭載機では世界最小(デジカメWatch)。
見たところ従来のNEXと同じ形。ソニーはすでに新製品は「α」の名称を付けることを公言しています。
あ~ やっぱり「NEX」が消えちゃった…
◇最新レンズが続々
注目の新しいレンズも展示されています。
パナソニックは、マイクロフォーサーズ用の「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.」(写真はフリー画像)を展示。(パナソニックのニュースリリース)
35mm判換算で85mmとなる、明るい中望遠レンズ。2月中旬発売。
ボケが美しく、良い画質の写真が撮れそうですが、希望小売価格が20万円(税別)!。買います?
富士フイルムも「XF 56mm F1.2 R」というこれまた明るい中望遠レンズのほか、広角ズームレンズ「XF 10-24mm F4 R OIS」を展示(デジカメWatch )。
一方、シグマが展示した「50mm F1.4 DG HSM」は、既存の50mm F1.4の光学系を一新し、Artラインに属した標準大口径レンズ。超高画素時代にふさわしい最高性能(シグマの発表)だそうですから期待がもてます。
何やら、今年は高性能レンズが続々出る気配。
ニコンがこのほど発表した「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」も結構明るく、サジタルコマフレアの発生を抑え、点像の再現性に配慮した設計。値段も手ごろなのがいいですね。
ツァイスの「Otus 1.4/55」とまではいかなくても、良いレンズが欲しくなる今日この頃…
キヤノンの新レンズはまだかな~
今年のキヤノンは「レンズの年」らしいですから、Lレンズの広角ズームあたりがリニューアルされそうな気がしますが…