富士フイルムが1月28日、「プレミアムミラーレスカメラ」と位置づける「FUJIFILM X-T1」を発表しました。(富士フイルムニュースリリース)
発売は2月15日。下は富士の製品紹介ムービーです。
このカメラの特徴は秀逸なファインダーと、レスポンスの良さのようですね。
「リアルタイム・ビューファインダー」は、高精細236万ドットの有機ELを採用。ニュースリリースの写真をざっと見ただけでも、美しそうな映像。
表示倍率も0.77倍と広く、表示タイムラグは0.005秒にスピードアップ。ミラーレスが苦手とする動き物にも敏捷に対応できそうです。
さらに4種類の表示モードが面白い。
①「フル」画面モード。(一番大きい画面)
②「ノーマル」画面モード。(このモードがある理由はまだよくわかりません。いつも「フル」でいいような… )
③「バーティカル」画面モード。カメラを縦位置に回転させると自動でファインダー内の情報表示も縦表示に切り替わる。(これは便利)
④「デュアル」画面モード。マニュアルフォーカス時にデジタルスプリットイメージやフォーカスピーキングを小画面で表示。
なかでも、デジタルスプリットイメージは富士独自の技術で、昔のフイルムカメラのファインダーのようなピント合わせが可能。あの時代、マニュアルフォーカスのときスプリットイメージがあったのでピント合わせが楽にできましたよね。懐かしい… 何ともうれしい機能です。
この新しいファインダーだけでも「FUJIFILM X-T1」は、良さそう。
レスポンスについては『独自の像面位相差AFによる世界最速0.08秒の高速AFを搭載』(富士のニュースリリース)とあります。
連写性能が、AF追従しながら約8.0コマ/秒というのはすごい。
高速SDカードUHS-II規格にも対応しました。UHS-IIのSDカードを使った場合に、連写後の書き込み速度がアップします(従来の約1/2に短縮出来るそうですが、体感的にどんなものか、カメラ専門サイトや雑誌のレビューが楽しみ)。
防塵・防滴、-10℃の耐低温性能で、フィールド撮影にも強い。これまでのXシリーズにはなかった、機動性に富んだカメラです。「T1」の「T」は「タフ」の意味? と思ったら製品紹介ムービーに Trusted Quality とありました。
外観はダイヤルが上部に集中、クラシックなところが「ニコンDf」に似ています。使い勝手はどうか、サービスステーションなどで発売前に触ってみたいですね。