シグマの「Artライン」の新しい大口径標準レンズ「50mm F1.4 DG HSM」の発売日と価格が決まりました。(シグマのニュースリリース)
発売日は、キヤノン用が4月25日(シグマ、ソニー、ニコン用は未定)。希望小売価格(税別)は127,000円。
シグマ 50mm F1.4 DG HSM (シグマの製品詳細ページより)
シグマの自信作「Artラインシリーズ」は、第一号の「35mm F1.4 DG HSM」の評判が大変良かっただけに、今回のレンズにも期待がかかります。
すでに海外のレビューでは、キヤノンやニコンの既存レンズをしのぐ高い評価が出ています。
SLRGear の『ツァイスOtus 1.4/55 は期待通りの見事な性能のレンズ』(デジカメinfo 翻訳)では、あのツァイスOtus 1.4/55と比較されていて、さすがにツァイスOtus 1.4/55のすごさが分かるのですが、それに近い性能を持つとされているのが、キヤノンでもニコンでもなく、シグマ 50mm F1.4 DG HSM。
『このレンズ(ツァイスOtus 1.4/55)と競合するのはシグマ50mm F1.4 Artで、シグマは周辺光量落ちが良好に補正され、歪曲は並外れて小さい。一方ツァイスは、開放での隅の性能が良好で、その他の性能は互角だ。他のこのクラスのレンズでは、ツァイス55mm F1.4 やシグマ50mm F1.4 Art の水準には達しない。』(デジカメinfo 訳、下線は当ブログ)
とあっては、アマチュアとしてはむしろシグマの方に買い気をそそられますね。
なぜって、ツァイスOtus 1.4/55 が約40万円するのに比べて、シグマはおそらく実売10万円ちょっと。
また、ツァイスがマニュアルフォーカスなのに対して、シグマはAFが使えます(このAFの効き具合、キヤノン・ニコン機などとの親和性が気になりますが…)。
ツァイスOtus 1.4/55 は永遠の高根の花として置いておいて、実用的にはシグマ 50mm F1.4 DG HSM で十分なのでは(それでも高級レンズには違いない)。
ただ、シグマを買った後、長く標準レンズのリニューアルをしていなかったキヤノンがポンと新しい50mm F1.4 などを出したりすると、ウ~ン… と唸ってしまいますが(可能性あり)。
キヤノンさん、そういう気になるレンズ、出すなら出すとはっきり言ってくれませんかね~(ユーザーの勝手な希望ですが)
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2014.4.18 追記
『DXOMarkにシグマ50mm F1.4 DG HSM のスコアが掲載』(DxOMark / デジカメinfo )でも、シグマ50mm F1.4 DG HSMが高評価されています。