つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

CESのことなど

2014年01月08日 | カメラ

米ラスベガスで1月7日(現地時間)に開幕した、世界最大のコンシューマー向け家電見本市「2014 International CES」(CES2014)。

テレビのニュースで注目が集まっているのは4Kテレビやウェアラブル端末のようですが、デジタルカメラ関係もそれなりに展示されています。

 

ニコン「D4S」

ニコンのフラッグシップ一眼レフ「D4」の後継機「D4S」が参考展示されました(デジカメWatch記事参照)。

ご存じ報道関係などプロ御用達の機種。デカい、重い、高いでアマチュアには手が届きにくいのですが興味はあります。発売時期・発売価格は未定。ソチ五輪には間に合わないのかな~ などと思ったりしています。

外見的には「D4」(写真はフリー画像)とほとんど同じ。ニコンのニュースリリース によると、『新画像処理エンジンの搭載によってさらなる高画質化、AF性能の向上などを実現しています。』とのこと。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D4 ボディー D4
   後継機が発売されるニコン「D4」。
 

以前、あくまで噂ですが(デジカメinfoNikon Rumors ) 『新しいD4ライクなボディが仙台で既に製造されていると噂されている。Df の製造がどうやら2ヶ月間止まっているらしく、従って、ニコンはオリンピックの前に新製品を推し進めることができる。これが、Df の品不足の理由だ。』

という話を読みました。本当ですかね? だとすると予約した「Df」が届くのを待っている人には迷惑な話ですが…

 

さて、対抗するキヤノン「EOS-1D X」はいかに…

 

キヤノン「PowerShot N100」

キヤノンはコンシューマー向けの「PowerShot N100」を出品。

斬新なデザイン・コンセプトだった「PowerShot N 」の後継機かと思えば、形や操作系が従来のコンパクトカメラ風で、特徴的には別種のカメラのようです。(デジカメWatch

背面液晶側にもレンズが付いていて、撮った人の顔が写真の端に入るしかけ。

確かに、皆で仲良く記念写真を撮った時に「カメラ担当」の人は写真に写っていないのがこれまでの常識。残念だなァ… それを何とかできないかなァ… という発想で生まれたのかもしれませんね。

また、カメラが自動的に写真と動画を組み合わせた動画を生成する、「ストーリーハイライトモード」を新搭載した(デジカメWatch)そうですが、こちらの方はどういうものだか、よくわかりません。

 

 ◇ソニー、やはり「NEX」名称なくす

ソニーは、Eマウント最新モデル「α5000」を展示。

ストロボ内蔵のAPS-Cセンサー搭載機では世界最小(デジカメWatch)。

見たところ従来のNEXと同じ形。ソニーはすでに新製品は「α」の名称を付けることを公言しています。

あ~ やっぱり「NEX」が消えちゃった…

 

最新レンズが続々

注目の新しいレンズも展示されています。

パナソニックは、マイクロフォーサーズ用の「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.」(写真はフリー画像)を展示。(パナソニックのニュースリリース

35mm判換算で85mmとなる、明るい中望遠レンズ。2月中旬発売。

ボケが美しく、良い画質の写真が撮れそうですが、希望小売価格が20万円(税別)!。買います?

Panasonic マイクロフォーサーズ用 交換レンズ LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S. H-NS043
 

富士フイルムも「XF 56mm F1.2 R」というこれまた明るい中望遠レンズのほか、広角ズームレンズ「XF 10-24mm F4 R OIS」を展示(デジカメWatch )。

一方、シグマが展示した「50mm F1.4 DG HSM」は、既存の50mm F1.4の光学系を一新し、Artラインに属した標準大口径レンズ。超高画素時代にふさわしい最高性能(シグマの発表)だそうですから期待がもてます。

 

何やら、今年は高性能レンズが続々出る気配。

ニコンがこのほど発表した「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」も結構明るく、サジタルコマフレアの発生を抑え、点像の再現性に配慮した設計。値段も手ごろなのがいいですね。

 

ツァイスの「Otus 1.4/55」とまではいかなくても、良いレンズが欲しくなる今日この頃…

 

キヤノンの新レンズはまだかな~ 

今年のキヤノンは「レンズの年」らしいですから、Lレンズの広角ズームあたりがリニューアルされそうな気がしますが…


富士フイルムのレンズロードマップ2014年版

2014年01月07日 | カメラ

富士フイルムが2014年1月6日、新しいレンズロードマップを発表しました。(ニュースリリース

これまでのロードマップ(2013.7.23)との違いを見ていくと(当ブログの記憶に間違いなければ…)、

 ・2013年予定が2014年にずれ込んだもの

   XF 10-24mm F4 R OIS

      ツァイス 2.8/50

 ・新しく加わったもの

   XF16-55mm F2.8 R OIS

      XF50-140mm F2.8 R OIS

   大口径広角レンズ

   超望遠ズームレンズ

   XF18-135mm F3.5-5.6 R OIS

 となります。

 

新しいロードマップで目立つのは、F2.8 通しの高級標準・望遠ズーム。これでようやくレンズシステムとしてキヤノン、ニコンに対抗できますね。

もともと富士フイルムXシリーズの単焦点レンズは明るい高性能レンズでしたので、これからはズームに力を入れていこうという方針がうかがえます。

XF18-135mm F3.5-5.6 R OISは、高倍率の便利ズーム。こういうレンズも必要。

大口径広角レンズと超望遠ズームレンズの仕様は発表されていません。これがどうなるのか楽しみではあります。

大口径広角レンズはF1.4クラス、超望遠ズームレンズは少なくとも400mm以上(35mm換算)でしょう(でもそんな超望遠の用途があるのかな? X-Pro1に付けた図が想像できない…)。

 

富士フイルム、ソニーのキヤノン・ニコンへの対応意識がすごいですね。 もちろんオリンパス、パナソニック、リコーもそうでしょうが…

 


RX100で撮るモノクローム

2014年01月06日 | 風景・建物

いつも散歩のお供にどこへでも持っていくソニーRX100。

とにかくよく写るカメラです。

ソニーRX100。

 

今回は、これまであまり使っていなかったピクチャーエフェクトの「リッチトーンモノクロ」で大阪の街を撮ってみました。

RAWは適用できないのでJPEGの「L 、ファイン」を選択。ISO感度はオート。絞り優先AEにしました。

ファンクションボタン(Fn)から「ピクチャーエフェクト / リッチトーンモノクロ」を選択。

液晶画面がモノクロになります。

使用説明書によると「諧調が豊かでディテールも再現されたモノクロに仕上がる。3回シャッターが切れる。」

とあり、シャッターを切ると瞬間的に「カシャ、シャ、シャ」と音がします。トーンの違う3枚の画像を合成しているようで、撮ったあと画像処理に少し時間がかかります。このため連続的に撮影したくてもできません。どちらかというと「一発勝負」の撮り方にならざるを得ないですね。

 

レンズの根元にあるコントロールリング。

露出補正、ISO感度、ホワイトバランス、クリエイティブスタイル、ピクチャーエフェクト、ズーム、シャッタースピード、絞りと色々な機能が割り当てられますが、試した末に露出補正を割り当てるのが個人的に一番使いやすいです。

リングを回すと液晶画面でリアルタイムに明暗が変化するので、直観的に適正露出が得られます。モノクロームも、このリングで明るくしたり暗く落としたりしながら撮りました。

 

ミナミからキタへ

新年早々のバーゲンや福袋でにぎわう大阪・ミナミから。

南海電車難波駅近く。

 

駅2階改札口前のベーカリー。

 

 こちらは1階のベーカリーで。にわとりパン。

 

ひよこパンもあります。

 

地下鉄難波駅の駅ナカ・ショッピングスポット「ekimo namba 」。最近お目見えしました。

女性用装身具、婦人服などのお店があります。

 

地下鉄御堂筋線で梅田へ来ました。

地下鉄梅田駅前の有名な立ち飲み。いつもはやっています。

 

女性客も…

 

こちらも良く知られた駅前の古本屋さん。

 

阪神百貨店の横を通って、JR大阪駅方面へ歩きます。

JR大阪駅。日没後の空に立ち並ぶビル群。

こういう風景は、カラーよりモノクロのほうが向いているように思います。

 

JR大阪駅上の「時空(とき)の広場」で催されているイルミネーションイベント「Twilight Fantasy」(1/19まで)。

 

「時空の広場」へ上がる階段あたり。

リッチトーンモノクロで撮影すると、3回シャッターが切れる仕組み上、通行人のような速く動く被写体はオーバーラップして写ります。多重露光のようで、場面によっては面白い表現に。

 

グランフロント大阪

ここからしばらくはグランフロント大阪内の写真です。

 

「うめきた広場」のイルミネーション。

 

ぐるなびが運営する「旬食ラウンジ」。ガラスにイルミネーションが反射しています。

 

パナソニックセンター大阪。綾瀬はるかさんを「GM」で撮りおろした写真展を大画面で紹介。

 

南館のカフェ・ダイニング「bib baR」。

 

ナレッジキャピタル」1階の広場。

 

日産SKYLINEの展示イベントをしていました。

 

こちらはベンツの展示場併設カフェ「DOWNSTAIRS COFFEE」。

 

コミュニケーションカフェ「CAFE Lab.」。

 

白ワインとパスタを注文しました。

 

レストランやカフェの案内を見る人たち。食事処が迷うほどたくさんあります。

 

人気のケーキ店「キルフェボン」のカフェ。

 

ファッション雑貨の「novellette」。5万円相当の福袋が1万円とは!お買い得ですね。

 

「4℃ BRIDAL 」。

結婚式を前にしたカップルでしょうか… 幸せですね。

 

大阪駅方面へ戻ってきました。

大丸梅田店で。コスメのブランド「JILL STUART」

モノクロームはファッションにもぴったりです。

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撮影カメラ   ソニーRX100

 


富士の防塵防滴 「X-W1」フェイク画像

2014年01月05日 | カメラ

富士フイルムが防塵防滴のXシリーズ機を出すという噂が前からありました。外観は一眼レフライクになりそうだという話でしたが、その防塵防滴機「X-W1」なる画像が最近、fujirumors に出て話題になっていました。

本物の新Xシリーズか、フェイクか。見るからに3Dレンダリング画像っぽいものなので、「フェイクだろう」という見方が多かったのですが、その通り、画像をFacebookなどに載せた写真家のDominik Fusina氏がフェイク画像であることをtwitterで認めました。

フイルムカメラそのまんまのレトロデザイン。いくらレトロばやりの今でも「何これ、やめて~」という感じでした。

Dominik Fusina氏によると、富士フイルムX20、ニコンFM、Dfのデザインをミックスして作ったそうです。

背面イメージ。

画像自体はよく作りこまれていると思います。

Dominik Fusina 氏、この腕前なら3Dモデリングの仕事が舞い込みそう。何なら、富士フイルムのプロダクトチームに参加したらどうでしょうか。

 

さて、注目の富士の新製品はどうなるでしょう。もしこれと似たようなものだったら、のけぞってしまいますね。

富士フイルムさん、もっと今風のデザインでお願いしますよ…


正月グルメ

2014年01月04日 | グルメ

おせち料理にも飽きた正月3日の晩、テーブルに珍しいものが…

 

 マグロ尽しの刺身盛り(大トロ、中トロ、赤身)。

 

思わず「何という贅沢を!」と言いかけて、この前グランフロント大阪で「近大マグロ」を食したことを思い出しました(2013年7月5日記事)。自分だけ食べておいて、家族は食べるなというのは理屈に合わないですよね。

「お正月だし」「どこも行かない(行けない)し…」とカミさん。

 

それもそう。

ありがたく頂きました。

冷凍ものだそうですが、うまい。大トロは舌の上でとろけるよう。

これに合わせて沢の鶴の純米酒を冷やで一杯。

(燗をすると酒が強すぎ、刺身の味が負けるので、冷酒のほうが好み)

 

トロをぺロリ、冷酒をチュビッ。ぺロリ、チュビッ…

これにまさる至福の時はありませんね~ 

 

テーブルに置いたままの「にらみ鯛」もそろそろ食べないと… と背側のうまい部分だけ皿に取り、あとは丸ごと鍋に入れ、ネギや豆腐と一緒に出汁で煮ました。

鯛のうまみが出汁と渾然一体になり、これも絶品。

いや~ バチが当たりそう…

 

さて、贅沢な正月も終わり。これからは清貧路線で行かないと。

(できるかな? 「CP+」でまたカメラが欲しくなったりして… )

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撮影カメラ   ソニーRX100


楽しみなパナライカ 42.5mm F1.2 Nocticron

2014年01月03日 | カメラ

超明るい大口径レンズ

昨年8月に、パナソニックから商品化が発表されたマイクロフォーサーズ用レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2」。(ニュースリリース

2月の「CP+ 2014」でお目見えしそうですね。

43rumors  に、製品版とおぼしきレンズの写真が出ていました(デジカメinfoに翻訳)。

出所の PentaxForums.com には、部分画像も掲載。

大口径レンズだけに、いかにも大きく重そう。

 

サンプル画像について

 PentaxForums.com のサンプル画像は、パスワードを入れないと見られなくなっています。ただ、Digital Camera Life | デジカメライフ というサイトにはサンプル画像が載っていました。

これを見ると、絞りを開けた場合の背景ボケがきれい。絞った場合もシャープな良い画質のようです。

今回は製品化された「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2」の真新しい実写映像の感じ。

ただ、これまでにも、Wasabi Bob さんのフリッカーのページに以下のような画像が出ています(画像リンク)。

Grand Central with 42.5 F1.2 Len

 パナソニックの発表前の昨年3月、GX7に付けて撮影したと表示されていますから、開発中の試写画像かもしれません。

ピントの合ったところはシャープ。そして背景のボケは奥深く、まるでフルサイズ機で撮ったかのようです。

 

マイクロフォーサーズのユーザーは、こういうレンズを待ち望んでいたのではないでしょうか。

 「CP+ 2014」に出品されるとすれば、見に行く値打ちがひとつできましたね。

関連リンク

  パナソニックHP(交換レンズ・ロードマップなど)


大阪天満宮に初詣

2014年01月02日 | 行事・歳時記

いつものように、「天神さん」大阪天満宮へ2日に初詣。大変な人出でした。

参詣道の天神橋筋商店街。

 

この人出を見て、もしや天満宮も入場制限か、と思ったのですが…

 

やはりそうでした。なかなか境内に入れません。

なんや! この人の多さは…

 

境内に入っても賽銭を入れる本殿前まで行くのが一苦労。

とりあえず手を洗います。

 

お神楽。

お神楽を申し込むと、押し合いの群衆から離れて「立ち入り禁止」の門から神殿前に入り、静かにお祈りできます。

そして巫女さんに鈴を鳴らしてもらって、幸矢を頂けます。これが一番お得。みなさん、あまりご存じないようですが… (2000円)。

 

お神楽で頂いた幸矢。シンプルで美しい。

今年1年、いいことが授かりますように…

 

おみくじは「小吉」。「しだいしだいに良きことあるべし」。

「大吉」より、これぐらいがちょうどいいと思いますね。

「凶」が出なかっただけまし(「凶」は、おみくじの中に本当に入っていて、たまに出ますよ~)。

 

天満宮の出口にある落語の寄席「天満天神繁昌亭」。はやっています。

 

お参りしたあとは、たこ焼きを食べるのが我が家の習慣。ささやかな楽しみ。

 

人出が多いので、おなじみのベビーカステラも大忙し。

手さばきがみごとでした。

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撮影カメラ   ソニーRX100


パナソニックのカメラ買いたいけど…

2014年01月01日 | カメラ

パナソニックの「LUMIX GX7 」を買いたいという気持ちが沸々と湧いてきて、困っています(お金がないのに… )。

 

LUMIX GX7(ブラック) 。

 

魅力は、このセンサーサイズにしては秀逸な画質と、マイクロフォーサーズシステムの軽さ。

このカメラ発表時に、パナソニックセンター大阪で開かれた、森脇章彦さんのセミナー(2013.9.2記事)が面白かったというのもありますし、そのときプリントアウトした画像(A4サイズ)がものすごくきれいだったという印象も後押ししています。

「これがマイクロフォーサーズの絵? 凄い!」

という感じ。

とくに下の画像が良かった(クリックで拡大)。

LUMIX GX7でのポートレート(レンズはLICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. EOS 6Dでプリントを複写)

 

A4を少し大きくしたのが四つ切(展覧会ではポピュラー)ですから、マイクロフォーサーズだけで個展もできそうに思いました。

 

カメラの重さについては、性能自体には関係ないものの、使いやすさでは決定的。マイクロフォーサーズのカメラは軽いです。

(先日、大阪ミナミのショップでフルサイズのニコンD800を右手だけでつかんで撮っていたら、あっというまに指や手首や肩がしびれました。---アホか、当たり前といわれそうですが、片手だけで撮らなければならないシチュエーションもあるし… とにかく、重いフルサイズは大変。)

 

経営と将来性の問題

ただ、パナソニックを買う場合には会社の経営が気になります。

そもそもパナソニックにとってデジタルカメラ部門は赤字。将来的に「切られないだろうか」という不安がありますよね。

いま、半導体関連など各地の工場をバンバン切っていっているのがニュースに出ていますが、それがカメラに及ばないとも限らない。

大丈夫なんでしょうか…

意欲的にいいカメラ、レンズを出しているんですが…

 

関連記事

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